沖縄の原風景が残る竹富島。冬でも暖かく、やわらかい日差しと海風を感じながらゆったりとした島時間を過ごすことができます。そして実は、冬に旬を迎える食材が多く、食の楽しみが増える季節でもあります。
そんな竹富島にあるラグジュアリーホテルが「星のや竹富島」。「夢中になるという休息」をコンセプトに、各施設が独創的なテーマで圧倒的非日常を提供する「星のや」の、軽井沢、京都に次ぐ3番目の施設として2012年に開業し、今年10周年を迎えます。美しい海と空、島の風景に溶け込むように佇む琉球赤瓦の集落で、竹富島で暮らしているかのような滞在を叶えてくれます。雄大な自然と、島の伝統や文化を感じ、冬ならではの美食を楽しめる星のや竹富島へ旅してみませんか?
石垣島から船で約10分、赤瓦屋根の伝統的集落が残る竹富島へ
竹富島へは石垣島経由で向かいます。南ぬ島(パイヌシマ)石垣空港に到着したら、ユーグレナ石垣港離島ターミナルまでバスやタクシーで約30分。石垣港からフェリーに乗れば、約10分で竹富島です。
竹富港には専用の送迎車がお出迎え。8分ほどで「星のや竹富島」に到着します。
竹富島は珊瑚礁が隆起してできた周囲約9.2km、人口360人ほどの小さな島。島内には「グック」と呼ばれる珊瑚石を手積みした石垣と白砂の小路、屋敷林に囲まれた琉球赤瓦の民家が立ち並ぶ昔ながらの集落が3つあり、国の重要伝統的建造物群保存地区に登録されています。澄み切った青い海と空、日々の祭事や民芸などとともに、沖縄の原風景を今に残しています。
島の伝統建築のヴィラで暮らすように滞在できる「星のや竹富島」
星のや竹富島も伝統建築を踏襲。48ある客室は1室ずつ独立した木造平屋のヴィラで、周囲をグックが囲み、真っ白な珊瑚の砂が敷き詰められた自分だけの庭が広がります。そして、琉球赤瓦の屋根の上からは1棟1棟表情が異なるシーサーが見守ります。
客室は、開放的なお風呂が特徴的な洋室「ガジョーニ」と「ズーキ」、琉球畳敷きの「キャンギ」の3タイプ。いずれのタイプも南側には「風の間」と名付けられたリビングを配置。リビングは窓を全開にでき、北側の窓も開けると、心地よい南風(ぱいかじ)が部屋の中を吹き抜けます。
▼施設詳細
冬こそ「星のや竹富島」がおすすめの理由
沖縄といえば夏のイメージが強いかもしれませんが、亜熱帯気候に属する石垣・竹富島は年間を通して温暖で、夏に比べて空いている冬もおすすめ。真冬でも平均最高気温は20℃以上あり、平均最低気温も15℃以下になることはめったにありません。ほかにも星のや竹富島は冬ならではの魅力がいっぱい! ここから、冬がおすすめの理由を紹介していきます。
日差しがやわらかい冬は、ビーチやテラスでゆっくり過ごすのに最適!
夏は日差しが強く、外で長く過ごすのは厳しいですが、冬は日差しがやわらぎます。竹富島の西側に広がる白い砂浜とエメラルドグリーンの海の「コンドイ浜」をはじめ、思わず息を呑むほど美しいビーチをゆっくり満喫できるのは冬ならでは。
冬のコンドイ浜で体験したいのが、心地よい海風に吹かれ、島の大自然を満喫できる帆船「サバニ」。サバニとは、かつて竹富島で移動や漁に使われていた琉球の伝統的な木造帆船のこと。サバニの乗船体験ができる場所は今では沖縄県内3ヵ所しかありませんが、星のや竹富島のアクティビティのひとつに用意されています。
案内人は生まれも育ちも竹富島の海人・上勢頭輝(うえせど あきら)さん。サバニの文化を継承し、島の子どもたちにも教えているそう。なかなか知りえない竹富の文化や歴史を気さくに教えてくれました。
潮が引いたときにコンドイ浜に現れる「幻の浜」に連れて行ってくれることも。その日の潮に合わせて、沖に現れる砂の島や西桟橋、カイジ浜などを周遊してくれます。冬でも水に足を浸けられるほど温暖で、海の上で風を受けて穏やかに過ごす時間はなんとも贅沢!
サバニにエンジンはなく、聞こえるのは波と風の音だけ。あまりの心地よさに時間を忘れてしまいそうに。大切な人との思い出づくりにおすすめです。
海を駆ける 島風プライベートサバニ
- 開催期間
- 通年
- 時間
- 9:30~12:00、13:30~16:00(各回1組限定、最少催行人数2人)
- 料金
- 大人12,100円/人、3~12歳6,050円/人
※前日までに要予約
冬はブーゲンビリアが満開!
1年中さまざまな花が咲く竹富島。でも、台風や日差しの影響を受けず、一段と美しくブーゲンビリアが咲き誇るのは冬なのです。星のや竹富島も集落も、あざやかなピンクの花であふれます。
冬に旬を迎える幻の食材「セミエビ」に舌鼓、冬限定のディナーコース
竹富島で育つ食材には冬に旬を迎えるものが多くあります。星のや竹富島には、それらの食材をふんだんに取り入れた冬限定のディナーコースが。料理コンセプトは「島テロワール」。「テロワール」とは生産物を育てる際に影響する天候や土壌、歴史、人の営みを表します。この美食体験こそが、冬の星のや竹富島をおすすめする最大の理由と言っても過言ではありません。
ディナーコースのはじまりは、テラスでいただくアペリティフ(食前酒)から。ヤギのチーズをのせた泡盛酒粕のちんすこうや、花穂紫蘇が添えられたジーマミー豆腐、ミミガーやハーブが入ったテットドフロマージュ(煮こごり)、パルメザンチーズとエビのチュイルを、オリジナルカクテルとともに楽しみます。
テラスでアペロを楽しむのに最適な気候の中、夕暮れから刻々と変化する空、島の風とそよぐ木々の音、鳥や虫の声と自然を感じながら過ごす贅沢なひととき。
アペロ後は、室内のダイニングに場所を移し、コースがはじまります。
コースでいちばんの注目は、漁獲量が少なく、市場に出回ることがほとんどないことから、“幻の食材”と称される「セミエビ」。春から夏の禁漁期間を終え、海水温が下がることで身が引き締まった冬のセミエビは、まさに至福の味わい。長命草やグァバ茶、月桃茶をブレンドした茶葉で蒸し上げ、シンプルにアメリケーヌソースで素材の甘みを堪能できます。
そして、一緒に提供される殻からとったスープは、セミエビの旨味がぎゅっと濃縮されています。冬の星のや竹富島でしか出合えない幻の食材は、旅の目的にするだけの価値があります。
前菜は、島でかつて主食として食べられていた芋を、ヴァプール(蒸)、フリット(揚)、ロースト(焼)の3種の調理法でいただきます。フリットはラードの塩漬けと、ヴァプールは沖縄で親しまれている油味噌とサワークリームとともに。ローストは芋の甘みとオレンジの香り、ほのかな苦味で楽しませてくれます。石垣島のうるし作家による器に盛り付けられた見た目にも美しい一品。
前菜に続いては、八重山で冬に旬を迎える「クブシミ(甲イカ)」を、お米から作った味噌「やいま味噌」でマリネしたフォアグラと合わせた贅沢な一皿が登場。下のイカ墨のリゾットは、沖縄ではメジャーなイカ墨のじゅーしー(炊き込みご飯)からインスピレーションを受けたものだそう。やはり冬が旬の柑橘・たんかんを使ったソースの甘酸っぱさとフォアグラの濃厚な味わいが絶妙です。
メインのお肉料理は、車エビと豚のもも肉、フォアグラのショーソン(パイ包み)。実は、竹富島は車エビの養殖が盛んで、セミエビ同様、海水温が下がる冬は身が締まって甘みが増します。サイドにはその時々の島のお野菜が。車エビと濃厚な赤ワインのソースと、酸味の効いた白ワインのソースの2種で味わいます。お肉の中にしっかりと感じる車エビのプリッとした歯ごたえ。竹富島のテロワールが育んだ旬の食材が織りなす、ここでしか味わえない8皿のお料理はどれも記憶に残るお味でした。
▼動画
お部屋でゆっくりいただける島鍋もおすすめ
冬の星のや竹富島では、「柑橘薫る島鍋」を客室でゆっくり味わうこともできます。シークヮーサーが香るだしであぐー豚や黒毛和牛をいただくしゃぶしゃぶ仕立ての鍋。上質な肉の旨みを、冬に旬を迎える命草や葉野菜とともにたっぷり堪能できます。
野菜が一番おいしい季節! ハーブが育ちやすいのも冬
かつて医者がいなかった竹富島では、健康に暮らす上でハーブや野菜が欠かせないものだったといいます。ハーブや野菜は「命草(ぬちぐさ)」と呼ばれ、薬として、また染織や民具の素材として、衣食住に活用してきました。
その命草がよく育つのも冬。星のや竹富島の朝食は、島人(しまんちゅ)の元気の源になっている食材や文化を大切にした4種類。冬にぜひ選びたいのが、旬の命草を味わう冬限定の和朝食「畑人(ハルサー)粥朝食」。
「畑人(ハルサー)」とは畑で働く人という意味で、畑人が作る旬のハーブや野菜がたっぷり。昆布のだしと島の食を支えてきた粟や稗、麦などの穀物の自然な甘みを活かしたお粥は、朝の体に染み入るおいしさです。
お粥は、長命草やウイキョウ、ハンダマ(水前寺菜)、ハママーチ(琉球ヨモギ)、フーチバー(ニシヨモギ)といった命草と油味噌をすりつぶしたものと一緒にいただきます。油味噌の甘みとほろ苦いハーブの味がお粥を引き立てます。また、卵黄漬け、冬瓜の梅紫蘇漬け、ゴーヤの佃煮の小鉢3種もお粥によく合います。
沖縄の白身魚「ミーバイ」や車エビ、島人参などを、魚介から出るだしで楽しむ包み煮もセットに。
ジュースバーには、ゴーヤやシークヮーサーが入ったリフレッシュウォーター、グァバジュース、沖縄らしい食材をふんだんに使ったミックスジュースなどが。紅芋とドラゴンフルーツ、ライチ、ヨーグルトのミックスジュースは、ほんのり甘くフルーツの酸味が体を目覚めさせます。
朝食メニューは、「畑人粥朝食」のほか、沖縄で行事の際に振る舞われる重箱料理「御三味(ウサンミ)」をアレンジした和朝食、命草のサラダや八重山の魚介のブイヤベースを味わえる洋朝食、粟や稗などの穀物のシリアルの4種類が用意されています。
芋も冬が旬! 芋掘り体験ができる
沖縄といえば紅芋のスイーツやお菓子が人気ですが、その芋が一番おいしいといわれているのが冬。星のや竹富島の敷地内には畑があり、芋の収穫体験ができます。
竹富島では芋が主食として人々の生活を支えてきた歴史があり、島の人にとって芋は大切なものなのです。そもそもここに畑があるのも、島の歴史や文化と深い関わりが。山や川がなく、珊瑚礁が隆起してできた竹富島は、農作物が育ちにくく、先人たちは食糧を得るためにさまざまな工夫を凝らし、島特有の畑文化を築いてきました。
しかし、その畑文化も近年失われつつあり、星のや竹富島では継承するため、敷地内に畑を作り、「畑プロジェクト」をスタート。スタッフが、竹富の畑文化や命草に精通している前本隆一さんのもとで学び、島の方々を巻き込みながら、守り伝えています。この芋も前本さんから譲り受けた種芋を育てたものなのだそう。
沖縄の方言では、芋を「ンー」と呼ぶそう。ピラという道具を使って芋を掘り起こします。コツを掴むとスコップより簡単。スタッフに島や畑文化、命草のことを聞きながら、大人も子どもも楽しめる体験です。
掘った芋はお菓子としていただけます。竹富島で穫れる芋は白・橙・紫の3種類あり、いずれも甘みが特徴。白はさっぱりと、橙はねっとりと甘く、紫は個性的な味わい。穫れたての芋はおいしくて、食べる手が止まりません。
畑文化を味わう(芋掘り体験)
- 開催日
- 水曜日
- 時間
- 10:30~、11:30~(各回1組限定)
※当日10:00までに要予約 - 料金
- 1,210円/人、5歳未満無料
空気が澄んだ冬空に、南十字星が見られる
竹富島が位置する八重山エリアは日本初の「星空保護区」に認定された絶好の天体観測スポット。空気が澄んだ冬になると、よりきれいな星空が広がります。しかも12~6月頃には、北半球ではめったに見られない南十字星を見ることもできるんです。
また、視界いっぱいに広がる星空の下で、深呼吸しながらストレッチを行う「てぃんぬ深呼吸」というアクティビティを、星のや竹富島では毎晩プールサイドで開催しています。「てぃんぬ」とは沖縄の方言で「天の」という意味。満天の星とふかふかの芝生の感触や草花の香りに包まれて心身をリラックスさせれば、心地よく眠りにつくことができます。
てぃんぬ深呼吸
- 開催期間
- 通年(天候や芝生の状態により中止の場合あり)
- 時間
- 21:15~21:45
- 料金
- 無料
ちなみに、客室の照明が落ち着いた明るさなのは、部屋の中からも星を眺められるようとのこと。日本屈指の星空をお部屋にいながら楽しめるなんてとても贅沢です。
屋内アクティビティが充実
冬の沖縄は天気が変わりやすく、夏に比べて晴れの日が少ないものの、星のや竹富島なら、沖縄・竹富の文化を体験できる屋内のアクティビティやイベントが充実しているので、たとえ天気が崩れても施設内で思いっきり楽しめます。おすすめのアクティビティ、イベントをいくつかご紹介しましょう。
午後のおやつタイム「島のひととき」では、島の人々にも愛されている落花生で作られた豆腐「ジーマミー豆腐」が振る舞われます。冬は温かいジーマミー豆腐に熱々のだしか黒蜜をかけたものが。滋味豊かなジーマミー豆腐とだしのマリアージュは絶妙! 体も心もほっこりと温まる島の昼下がりになりました。
島のひととき
- 開催日
- 毎日
- 時間
- 14:00~16:00
- 料金
- 無料
夕暮れ時に開催される「夕凪の唄」では、沖縄で歌い継がれてきた民謡を、島の演者による演奏で楽しめます。この日は、三線とウクレレのコラボレーションで「花」や「てぃんさぐぬ花」などの素敵な演奏が披露され、たくさんの宿泊客の方がうっとりと聞き入っていました。
夕凪の唄
- 開催日
- 毎日
- 時間
- 16:45~17:15
- 料金
- 無料
夜のはじまりに開催されるのが、泡盛を味わう「宵のひととき」。泡盛と自家製シロップをあわせたオリジナルの泡盛カクテルを琉球グラスでいただけます。この日の泡盛は「玉の露」と「於茂登(おもと)」、シロップは島とうがらし&アセロラ、パッションフルーツ&シークヮーサーの2種類が用意されていました。どちらも泡盛との相性抜群!
お酒好きの方はもちろん、アルコールが苦手な方も、分量は自分で調整できるのでノンアルコールカクテルとしても楽しめます。
宵のひととき
- 開催日
- 毎日
- 時間
- 19:00~20:00
- 料金
- 無料
午前中は「命草バスソルト作り」を。滞在中、体に取り入れた命草を今度は香りで楽しむ体験です。命草の歴史や効用を聞きながら、敷地内に咲く草花やハーブを各々収穫し、塩と合わせます。
薬草として日常的に利用されていた月桃の香りはスパイシーながらさわやかな甘みが。庭に咲き誇るブーゲンビリアやハイビスカスは塩を美しいピンク色に染めてくれます。細かく擦ると香りが立ち、ラウンジがハーブの香りに包まれました。作ったバスソルトは持ち帰れるので、島の香りを自宅でも楽しめます。
命草バスソルト作り
- 開催日
- 火・金・日曜日
- 時間
- 10:30~、11:30~(各回6名限定、満席になり次第受付終了)
- 料金
- 無料
そのほか、伝統芸能や伝統工芸のプライベートレッスンも用意されています。おすすめの2つを紹介します。
1つ目は、客室での三線レッスン。今回教えてくれたのは、石垣生まれの師範・河上美奈子さん。旧暦8月13日の名月の下に行われる八重山の民謡コンテスト「とぅばらーま大会」で優勝した経験をもつ実力派の先生です。「弦は3本だけだから簡単よ!」と軽快に楽しく指導してくれます。
どこか懐かしい音色の三線を奏でながら、島文化に浸れる特別な時間。約45分間のレッスンで、初めての人でも1曲、経験者は3~4曲も演奏できるようになるそう。滞在中、三線を借りることもできるので、習ったことを思い出しながら自由に三線を奏でるのも楽しみのひとつです。
三線を奏でる(三線レッスン)
- 開催期間
- 通年
- 時間
- 15:45~16:30
- 料金
- 9,680円/1組2名(3名以上は別途4,840円)
※10日前24:00までに要予約
もう1つのおすすめは、竹富島の伝統工芸「ミンサー」に触れる機織り体験。島に残る数少ない職人で、織物作家の第一人者である島仲彌喜(よしのぶ)さん・由美子さん夫妻に指導を受けたスタッフのレクチャーのもと、伝統の足踏み式木製織り機で織っていきます。この織り機も島仲先生から借りている貴重なもの。
竹富のミンサーを代表する細帯は、絣(かすり)の五つ玉と四つ玉を組み合わせた素朴な柄が特徴。「いつ(五)の世(四)まで末永く仲むつまじく」との思いを込め、女性が愛する男性のために織り上げたと伝わります。昔はどこの家からも機織りの音が聞こえてくるのが、島の日常の風景だったそう。
使われるのは、藍やフクギ、月桃など、島に自生する植物で染めた糸。はじめは恐る恐る、慣れてくると無心になって織るのが楽しくなります。体験ではコースターやしおりを1時間以内で作ることができます。
織りあそび(機織り体験)
- 開催期間
- 通年、月・木曜日
- 時間
- 10:30~、11:15~、12:00~(各回1名限定)
※当日10:00までに要予約 - 料金
- 1,210円/人
冬の沖縄は日が昇るのがゆっくり
竹富島の冬の日の出は7:00過ぎとゆっくり。がんばって早起きせずとも、朝日とともに1日をスタートできます。自然のリズムに合わせて過ごすことで、日ごろの忙しさで乱れがちな生活リズムを整えることができます。
朝、ラウンジでは「朝のお目覚め水」のサービスも。冬は、ピーヤシ(島胡椒)と生姜と黒糖で作られたシロップをお湯または炭酸水で割っていただきます。ピーヤシと生姜が体の中から温めてくれます。
朝のお目覚め水
- 開催日
- 毎日
- 時間
- 6:30~7:30
- 料金
- 無料
そして、星のや竹富島の目の前には、太平洋から昇る朝日を拝むことができるサンライズスポット「アイヤル浜」があります。ここで毎朝開催される「よんなー深呼吸」。冬はちょうど朝日が昇る時間帯にあたります。
朝日を浴びながら、美しい砂浜で、深呼吸とストレッチ。「よんなー」とは沖縄の方言でゆっくりという意味。朝食前にゆっくり体を動かし、しっかりと目覚めさせることができます。
よんなー深呼吸
- 開催日
- 毎日(天候により中止もしくは開催場所の変更の場合あり)
- 時間
- 7:00~7:30
- 料金
- 無料
花粉のない竹富島で快適ワーケーションも
2月に入ると本州などでは花粉症が気になるシーズンがはじまりますが、竹富島にはスギやヒノキがありません。花粉症を持つ人にとって過ごしやすい環境であり、症状から開放されてリフレッシュできます。ワーケーションの環境も整っているので、花粉から逃れて、仕事と休暇を満喫する滞在もおすすめです。
今回の滞在では、美しい海、咲き誇るブーゲンビリア、心地よい島の風や気候、歴史や伝統を感じながら、冬ならではのゆったりとした“島時間”を満喫できました。そしてなんといっても、冬に旬を迎える食材たち。幻の食材・セミエビや車エビ、島野菜やハーブなどを味わいに、また冬に訪れたいと思わずにいられません。1年中魅力にあふれる竹富島ですが、冬の「星のや竹富島」では、ほかの季節とはまた違った“美食の竹富島”を満喫できるはずです。
島の自然や伝統をつなぐための取り組み
竹富島には入島券(通称:うつぐみチケット、300円)を購入することで、島の自然や伝統を未来につなぐための活動に協力できる「入島料」のシステムがあります。これは、海浜清掃、サンゴの保全、外来種の駆除と処分、自然と文化の伝承者育成など、島の環境保全を柱とした24の活動に使われるもの。
うつぐみチケットは島内各所で販売されていますが、星のや竹富島で購入すると、オリジナルのチケットと、感謝のしるしとして八重山エリアで古くから親しまれてきた草玩具の手作りキットをもらえます。
入島料の協力は任意ですが、島の豊かな自然や文化を守り、未来につなげるための活動にこの機会に参加してみてはいかがでしょうか。
また、ラウンジに併設するショップには、島の伝統工芸品から、客室やダイニングで使われているアメニティや食器、星のやオリジナルの商品まで並びます。
一番人気は星のや竹富島オリジナルのちんすこう。アセロラ、パイナップル、シークヮーサー、島ハーブ、ピーヤシ、プレーンと、ほかではなかなか見られないフレーバーがそろいます。サーターアンダギーのような竹富島生まれのお菓子「さたくんこう」もおすすめだそう。旅の思い出に、島の味覚や伝統工芸品をお持ち帰りしてみては。
星のや竹富島
- 住所
- 沖縄県八重山郡竹富町竹富
- アクセス
- 新石垣空港から石垣港までタクシー・バスで約30分
石垣港から竹富港までフェリーで約10分
竹富港から無料送迎車あり - 駐車場
- なし
- チェックイン
- 15:00
- チェックアウト
- 12:00
- 宿泊予約
- 楽天トラベル「星のや竹富島」宿泊プラン一覧
▼施設詳細
※この記事の内容は2022年1月取材時点のものです。時期により、内容や開催日時の変更があります。
撮影:福羅広幸 取材・文:三鷹花子