旅の楽しみ方

SLに水族館も!新千歳から30分圏内の北海道おすすめ道の駅

北海道には、他の都府県を圧倒する120以上もの道の駅があり、グルメにショッピング、イベントなど、充実の施設が揃います。中でも、SLがモチーフとなっている「道の駅あびらD51ステーション」と、日本最大級の淡水水槽を有する水族館併設の「道の駅サーモンパーク千歳」の2駅をご紹介。どちらも新千歳空港から車でおよそ30分圏内とアクセス良好、お子さん連れにもうれしい仕掛けが満載の、北海道・道の駅最新レポートです!

2019年4月にオープン!

本物のSLに出会える、道の駅あびらD51ステーション

2019年4月、北海道安平町(あびらちょう)にオープンした「道の駅あびらD51(デゴイチ)ステーション」(以下、D51ステーション)。オープンして間もないこともあり、連日多くの人で賑わう、今もっとも注目を集めている道の駅です。

札幌中心部からは道央道・道東道利用で約1時間、新千歳空港からは約30分。札幌を拠点とした北海道旅行の際には、ドライブの立ち寄りにぴったりの立地です。

安平町 菜の花畑

安平町と言えば、毎年5月下旬〜6月中旬にかけて十数カ所の菜の花畑が満開を迎えることでも知られており、「新千歳空港に一番近い絶景」などと称されています。時期が合えばD51ステーション周辺でも黄色い絨毯の絶景に出会えるでしょう。

道の駅なのに、まるでSLのテーマパーク!

道の駅あびらD51ステーション

ここ安平町の前身である追分(おいわけ)町は、日本で最後のSLが走った町ということもあり、駅全体がSLをモチーフに作られています。到着するとさっそく、駅舎風のかわいらしい建物がお目見えします。

道の駅あびらD51ステーション

中へ入ってみると、外観が駅舎風であるのに対し、内観は改札口やホームがイメージされたデザイン。昭和を思い起こさせるような懐かしい造りに、好奇心がくすぐられます。

鉄道文化に触れる、鉄道資料館

道の駅あびらD51ステーション 鉄道資料館

建物に入って左手「鉄道資料館」は、SL機関庫を連想させるような空間になっており、自由に見学することができます。

道の駅あびらD51ステーション 鉄道資料館

ここでは、運行当時に活躍したSLにまつわる様々な品物が展示公開されています。腕章や合図灯など、当時は何をどんな風に使っていたのか、今との違いも考えながら展示を眺めれば、親子で一緒に興味津々で楽しめるはず。

道の駅あびらD51ステーション レガシーギャラリー

物品だけではなく、SL運行当時の写真や、安平町の鉄道の歴史もパネル展示しており、町の発展を支えた鉄道文化を広く伝えています。熱心な鉄道ファンにとってもたまらないスポットです。

資料館には本物のSLも!

道の駅あびらD51ステーション 鉄道資料館
道の駅あびらD51ステーション 鉄道資料館

当時の趣を残す空間はそれだけでも見ごたえ十分ですが、2019年6月には本物のSLが移設され、車両倉庫となる予定。来訪者はいつでも見学することができます。

道の駅あびらD51ステーション D51 320蒸気機関車

移設されるのは、安平町鉄道資料館に美観のまま静態保存されていた「D51 320蒸気機関車」。D51ステーションの名称の由来ともなっている列車で、今でも実際に動かすことができるほど良い状態が保たれてきました。

道の駅あびらD51ステーション 追分機関庫

鉄道資料館を屋外からみると、「追分機関庫」の文字が。SLが運行していた時代、実際に存在した車庫の名前です。レールも敷かれており、臨場感たっぷり!  フォトスポットとしても注目が集まること間違いなしです。

SLに菜の花。テイクアウトグルメで安平町の味を楽しむ!

道の駅あびらD51ステーション テイクアウトグルメ

道の駅のお楽しみ、テイクアウトグルメももちろん充実。安平町の地産品をさまざまな形で楽しむことができます。

道の駅あびらD51ステーション もくもくD51ソフト

まずは、SLを見学したあとに楽しみたい「もくもくD51ソフト」(380円・税込)。「テイクアウトコーナー」のカウンターで購入できます。
機関車の蒸気をイメージした、うっすら灰色でもくもくした形状は、お子さんと一緒に味わいたい一品です。口に運べば、色味とのギャップを感じるほどにさわやか! 生乳のうまみがしっかりと活かされた甘さ控えめの牛乳ソフトです。

道の駅あびらD51ステーション D51特製長いもフライ

「D51特製長いもフライ」(250円・税込)は、安平町の名産である長いもを使用。甘味が多いのが特長である安平産の長いもを、サクサクほっくりとした食感で味わえる、ヘルシーなおやつです。

道の駅あびらD51ステーション ベーカリーコーナー

「特産品・ベーカリーコーナー」のオリジナルパンは、毎日数回館内で焼き上げています。
中でも一番人気は、「あびら菜の花はちみつバターパン」(110円・税込、写真手前)。安平町特産の菜の花からとれたはちみつを使用しており、バターの豊かな香りと相まって、優しい甘さがふんわりと広がります。午前中で売り切れてしまうこともあるので、早めにベーカリーを訪れてみてくださいね。

道の駅あびらD51ステーション ベーカリーコーナー

他にも、安平産のじゃがいもを使用したパンや、つぶあん入りのクロワッサンなど、地元食材で作られた種類豊富なパンが並びます。

購入した商品はすべて、駅舎風に作られた館内の休憩テーブルで自由に食べることができます。まだじっと座っていられない小さなお子さんと一緒でも、親子で食べるものが違っても、気楽に食事がとれますね。

菜の花にチーズ、安平の特産品が勢ぞろい

ベーカリーと同じコーナーには、地元企業が開発した安平ならではの特産品も多数販売されています。

道の駅あびらD51ステーション 菜の花製品

菜の花で有名な安平町ならではの製品もずらり。「畑のしずく」(1,190円・税込)は、安平町の菜の花の一番搾りのみを使ったなたねサラダ油。揚げ物がいつもよりカラッと仕上がります。

道の駅あびらD51ステーション 夢民舎(むーみんしゃ)のチーズ

安平町は、日本で最初のチーズ専門工場が誕生した町でもあります。

特に、写真の夢民舎(むーみんしゃ)のチーズは、食べやすい口当たりで誰からも愛される味。一般的には癖の強いチーズもまろやかに仕上げられており、「カマンベールチーズはやきた」(810円・税込、写真左)や、フレッシュなクリームチーズと風味豊かなブルーチーズをブレンドした「はやきたダブルチーズ」(870円・税込、写真右)などが人気です。

道の駅あびらD51ステーション ベジステ

農産物直売所「ベジステ」では、米、サツマイモ、豆、トマトなど、安平町産はもちろん、近隣市町村から直送される旬の新鮮野菜や加工品も手に入ります。棟続きではあるものの、休憩コーナーのある駅舎風のアトリウムからは直接行けません。トイレを挟んで右手にありますので、忘れずに覗いてみてください!

道の駅あびらD51ステーション

SL、菜の花をはじめとした、たくさんの魅力が詰まった道の駅あびらD51ステーション。建物は真新しいですが、SL運行当時の駅舎をイメージしたデザインなど、ノスタルジックで遊び心も満載の道の駅です。SL移設の他にも、今後は外で遊べるキッズスペースも増設予定。これからも進化するD51ステーションへぜひ遊びに行ってみてください!

道の駅あびら D51ステーション

住所
北海道勇払郡安平町追分柏が丘49-1
電話
0145-29-7751(あびら観光協会)
営業時間
9:00〜18:00(4〜10月)、9:00〜17:00(11〜3月)
※農産物直売所9:00〜17:00(4〜10月)
定休日
なし(臨時休館の場合はWebページ上で告知)

 

日本最大級の淡水水槽!

水族館を併設する、道の駅サーモンパーク千歳

道の駅サーモンパーク千歳

北海道千歳市にある「道の駅サーモンパーク千歳」(以下、サーモンパーク千歳)は、新千歳空港から車で約10分、人気観光地である支笏洞爺湖国立公園からも車で約40分とアクセスしやすい立地にあるため、常に賑わいを見せている人気の道の駅です。

日本初!実物の川底を観察できる水族館

道の駅サーモンパーク千歳 サケのふるさと千歳水族館

人気の秘密は、併設されているこちらの「サケのふるさと千歳水族館」。ただの水族館ではありません。

淡水専門の水族館としては、水槽の大きさが日本最大級。また、建物のすぐ裏を流れる千歳川の川底を水中観察することができる、日本で初めての水族館なのです。子どもはもちろん、大人も大満足の本格展示を楽しむことができますよ。

道の駅サーモンパーク千歳 サケのふるさと千歳水族館

水族館へ入り、まずは大・中・小と3つの水槽が立ち並ぶ「サーモンゾーン」へ。さっそく、深さ約5メートル・水量約300トン、日本最大級の淡水大水槽を見学します。サクラマスやギンザケ、「幻の魚」とも呼ばれるイトウなど鮭の仲間たちのほか、チョウザメの仲間たちも悠々と泳ぎまわります。

道の駅サーモンパーク千歳 サケのふるさと千歳水族館

毎日15時からは大水槽と中水槽で魚の「エサやりタイム」を実施。エサが水槽に放たれると、鮭たちはいつもよりも俊敏に駆け巡り、迫力満点! 生き生きとした魚の姿を間近で見学することができます。

道の駅サーモンパーク千歳 サケのふるさと千歳水族館

続いて、地下へ移動すると一番奥に「水中観察ゾーン」が。千歳川の左岸に埋め込まれた長さ30メートルほどの空間。そこに観察窓が7つあり、川底を覗くことができます。
給餌も照明もなく、すべてが自然のまま。ありのままの川底の様子を観賞できるのは貴重な体験です。写真のように、春の川底には目を凝らせば鮭の稚魚が。

道の駅サーモンパーク千歳 サケのふるさと千歳水族館
写真提供/千歳水族館

秋には産卵のため遡上してきた鮭の姿を見ることができます。自然のままだからこそ、四季折々の違った風景を見せてくれるので、何度来てもドラマチックな体験ができますね。

道の駅サーモンパーク千歳 サケのふるさと千歳水族館

地下へ向かう途中にある「体験ゾーン」は、お子さんに特に人気のエリア。

チョウザメの赤ちゃんやウグイの仲間が泳ぐ「タッチプール」では、自由に生物に触れることができます。プールサイドには踏み台も用意されており、小さなお子さんも積極的にタッチしていました。プール自体も全周透明なので、下から上から真横から、様々な角度から生物の様子を観察することができます。

道の駅サーモンパーク千歳 サケのふるさと千歳水族館

こちらは遡上してきた鮭の実物大模型。全長約75cm・重さ約4.6kg(オス)という大きさは、持ち上げてみると大人でも驚くほどのずっしり感ですが、実感を持って生物のことを知る良い機会となるでしょう。

このように千歳水族館は、道の駅の枠を超えた本格的な水族館。お子さんだけでなくパパやママも童心に帰って一緒に楽しんでみてください。

サケのふるさと千歳水族館

住所
北海道千歳市花園2丁目312
電話
0123-42-3001
営業時間
9:00〜17:00
定休日
年末年始(1月にメンテナンス休館あり。詳細はWebページで確認を)
料金
大人800円/高校生500円/小・中学生300円/乳幼児無料

 

水族館を楽しんだあとは、人気グルメを堪能!

水族館を楽しんだあとは、道の駅本体でひと息入れましょう。グルメにお子さん向け施設に、充実のコンテンツが待っています!

道の駅サーモンパーク千歳 フードコート

サーモンパーク千歳のフードコートは、札幌の名店「奥芝商店」のスープカレーをはじめ、豚丼にラーメン、ピザ、中華など、様々なグルメが楽しめるとあって人気を博しています。

道の駅サーモンパーク千歳 布袋のザンギ

今回は、気軽に楽しめるテイクアウトのおやつをいただきましょう。

「アジアンマーケットGOCOO(ゴクー)」が提供している「布袋(ほてい)のザンギ」(700円・税込、5個入)がおすすめ。ザンギとは唐揚げのような北海道のご当地グルメで、札幌の名店・布袋では、外はカラッと中はジューシーなザンギに特製のたれをかけていただきます。ドライブのおともにもちょうど良いボリュームです。

道の駅サーモンパーク千歳 ミルキーベルのワッフル練乳ミルク

スイーツのテイクアウトなら「ミルキーベル」で。牧場が営む、千歳の濃厚なミルクを味わえるスイーツ店です。「ワッフル練乳ミルク」(430円・税込)は、道の駅限定メニュー。それだけでも濃厚なソフトクリームにさらに練乳がかかり、2つの甘さが同時に口に広がります。

充実のキッズコーナーで乳児がいても安心!

建物内には、お子さん向けの工夫もたくさんつまっています。

道の駅サーモンパーク千歳 キッズコーナー

無料で利用できるキッズスペースは、遊びと教育を融合させた遊び場や知育玩具を手掛ける「ボーネルンド」がプロデュース。木製の大きなおうちやすべり台など、こだわりの遊具が揃います。壁には、プロジェクションマッピングも。お子さんの動きに合わせて映像や音が変化するので、五感をフルに活用した遊びにきっと夢中になるはず。安心して遊ばせられるこだわりの空間です。

道の駅サーモンパーク千歳 キッズコーナー

同じキッズコーナー内には、授乳コーナーやおむつ交換台、キッズトイレなど、お子さん連れには気になる設備も完備。光の差し込む場所で、明るく清潔感があります。
子どもたちを自由に遊ばせながらも、安心してお世話することができる環境が整えられていました。

楽しく遊んだ思い出に限定のお土産を

道の駅サーモンパーク千歳 ファクトリーマーケットkanto

千歳ならではのお土産やオリジナル商品が揃っている「ファクトリーマーケットkanto」。新千歳空港が近く道外からの観光客が多いため、道内全域のお土産品が揃います。

道の駅サーモンパーク千歳 もりもとのヒメマスサブレ

なかでも千歳市に本社がある「もりもと」の「ヒメマスサブレ」(864円・税込、12枚入り)は、ここでしか買えない限定商品。サクサクと軽い食感のサブレは、支笏湖に生息しているヒメマスをかたどっています。水族館の思い出にももってこいの逸品です。

道の駅サーモンパーク千歳 フェイスソープ笹日和

食べ物以外のお土産なら、「フェイスソープ笹日和(ささびより)」(3,984円・税込、3個セット)がおすすめです。北海道のクマザサから支笏湖水系の水を使用してエキスを抽出。天然由来のうるおい成分が配合された、お子さんにも安心の優しい石けんです。

道の駅サーモンパーク千歳

鮭が戻ってくる美しい川がすぐそばを流れる、サーモンパーク千歳。遊びながら魚たちの生態を学ぶことができる水族館をはじめ、子どもの好奇心をくすぐる仕掛けがいくつも用意されています。雨の日でも楽しめるのは、パパママにとってもうれしいポイントですよね。新千歳空港まで車で約10分の距離なので、出発までの時間合わせにも、気軽に立ち寄りたい道の駅です!

道の駅サーモンパーク千歳

住所
北海道千歳市花園2丁目4-2
電話
0123-29-3972
営業時間
9:00〜18:00(一部店舗は20:30まで)
定休日
なし

 


今回ご紹介した2駅はどちらも、北海道の魅力がぎゅっとつまった本格的な文化や自然に触れられる場所。新千歳空港からほど近く、気軽に立ち寄れる立地なので、札幌周辺観光の際には家族みんなでぜひお出かけしてみてください!

 

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取材・文/松浦志展(サファリ・グラフィックス)
写真/松浦靖宏(サファリグラフィックス)

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