【青森】八戸の巨大市場「八食センター」の楽しみ方ガイド。ここだけの絶品グルメやお土産情報も

八食センター

青森・八戸駅から車で10分ほどの場所にある巨大市場「八食(はっしょく)センター」は、今年で45年目を迎える八戸の一大グルメスポットです。新鮮な魚介類や野菜、精肉、惣菜、スイーツなど、約70店舗が一同に集まっています。お土産の種類も豊富なので、旅行の帰りに立ち寄るのにもぴったりです。そんな「八食センター」の楽しみ方やおすすめのお店を、青森在住ライターがご紹介します。

 

 

「八食センター」までのアクセス

八食センター

「八食センター」のオープンは朝9時。特に土・日や祝日のお昼時はとても混雑するので、時間に余裕を持って早めに行くことをおすすめします。

「八食センター」へは、JR・青い森鉄道の八戸駅から「100円バス」に乗って向かうことが可能。八戸駅に到着したら、東口の4番乗り場を目指して歩きましょう。そこからバスに乗車し、15分ほどで「八食センター」に到着します。車で向かう場合は、八戸自動車道「八戸」IC、または「八戸北」ICから約10分です。

 

まずは館内マップをチェック!

八食センター

上の図は八食センターの館内マップ。たくさんお店があり、どこへ行こうか悩む方は多いと思いますが、まずは入口付近にある案内図やパンフレットなどで、気になるお店の場所を確認しておきましょう。

また大きく分けて、「厨(くりや)スタジアム」「市場棟」「味横丁」の3つのエリアで構成されていることを押さえておくと良いでしょう。

 

八食センター

「100円バス」の停車場から一番近いのが、「厨スタジアム」です。ここには、新鮮な魚介類を使ったお寿司や海鮮丼のお店が3店あります。特に休日は混み合うエリアなので、余裕を持って訪れましょう。

 

八食センター

「厨スタジアム」の通りをまっすぐ進み中広場に来ると、イカをモチーフにしたかわいらしい休憩スペースが目に入ります。この場所を境に、北側には市場エリアが、南側にはお土産エリアが広がります。イカを目印にして移動すると買い物がスムーズなので、中に入ったらまずはここをチェックしましょう。

 

八食センター

お土産売り場のある南側を奥まで進むと、「味横丁」があります。ここにはラーメンや丼ものなど、八戸ならではの郷土料理を味わうことができる飲食店5店が軒を連ねています。

 

子どもが遊べるキッズスペースも

八食センター

「八食センター」には、子どもたちの遊び場も充実しています。「市場棟」の2階には、無料で遊べるキッズスペース「わんぱく広場」やゲームコーナーがあります。

 

くりやランド

「厨スタジアム」の2階にも、「屋内で外遊びをしよう!」がコンセプトの有料のキッズスペース「ちびっこ達の遊びの場 くりやランド」があり、大型遊具やキッズ用のボルダリングコーナーなどがあります。授乳・おむつ替えができるスペースも完備しているので、赤ちゃん連れでも安心です。

 

ちびっこ達の遊びの場 くりやランド

開場時間
9:05~9:50/10:05~10:50/11:05~11:50/12:05~12:50/
13:05~13:50/14:05~14:50/15:05~15:50/16:05~16:50
対象年齢
小学2年生以下
料金
1才~小学2年生/45分 500円(付き添いの方は無料)
※くりやランドメンバーズ(入会費・年会費無料)になると300円
詳細
くりやランド

 

新鮮な食材を焼いて食べられる「七厘村」

八食センター

「八食センター」に来たら、ぜひ立ち寄ってほしいのが「七厘村(しちりんむら)」。ここでは、市場で買った魚介類やお肉などを炭火で焼いて食べることができます。「八食センター」内で買ったものであればなんでも持ち込めますが、ごはんや汁物、飲み物は「七厘村」の中で購入可能です。

 

八食センター

実際に七厘村を利用してみました。まずは、受付で人数分の利用料を払います。利用時間は席を確保してから2時間。番号札や焼き台、トング、調味料など、炭火焼きに必要なセットは受付で借りられるので準備不要です。

 

八食センター

受付時に渡された番号札をテーブルに置いて、場所取り完了。入口にはロッカーがあり、手荷物を収めておくことができます。受付の際、購入した食材を入れるための大きなカゴが手渡されるので、購入した食材を運ぶのに活用しましょう。

 

八食センター

早速、炭火焼きする食材を求めて市場棟へ。新鮮でツヤツヤな魚介類がたくさん並んでいます。

途中、市場の人が「どこからきたの?」と声をかけてくれる場面も。地元の人とのコミュニケーションを楽しむことができる点も、市場の醍醐味ですね。

 

八食センター

魚介類は見るだけではなく、触れる体験コーナーまでありました。こうして海の生き物にふれる機会は貴重! こんなところにも市場の人たちのあたたかさを感じます。

 

八食センター

買ってその場で食べられる立ち食いコーナーもありました。新鮮な生ウニやタコの白子が、300円で食べられるなんて夢のよう! ポン酢や醤油など、調味料も用意されています。

 

八食センター

食材を調達しにきたつもりが…試食が充実しているので、つい右へ左へと立ち寄ってしまいます。焼き台で焼く食材を選びながら、あとで購入するお土産の目星もつけておくといいですね。

 

八食センター

「七厘村」で食べるのにぴったりなサイズ感のお刺身セットや、バーベキューセットなどもありました。こちらはフグのお刺身。高級食材も、ここでは食べ切れる分だけ気軽に購入することができます。

 

八食センター

タコの頭やカサゴなど、珍しいお刺身も。お店の人いわく、「タコの頭のお刺身は、生でも焼いてもおいしいよ!」とのこと。「七厘村」を満喫するための提案を、お店の人がしてくれるのはとても助かります。

 

八食センター

市場を抜けて中広場の方に進むと、お肉やお惣菜のお店もあります。魚介類が苦手な人がいても、それぞれ好きなものを選んで味わうことができるのも、「八食センター」ならではの魅力です。

 

八食センター

悩みに悩んだ末、お寿司のセットや獲れたての生牡蠣、フグの白子、タコの頭のお刺身などを購入しました。

 

八食センター

市場内で食べる生牡蠣は、ちゅるっとしてみずみずしい喉ごし! 確かな鮮度を感じます。

 

八食センター

フグの白子は初体験でしたが、焼いてもクセがなく意外に食べやすい一品でした。タコの頭のお刺身は、ふだん食べているタコの刺身よりもやわらかい食感。お店の方のアドバイス通りに焼いてみると、身がギュッとしまって噛みごたえのある食感に変わり、こちらも美味。

 

八食センター

食事のお供は、八戸のご当地サイダー「三島のバナナサイダー」(300円)。炭酸が強めで、ほのかにバナナの風味がする爽快な味わいです。

寄り道多めな食材選びを経ての2時間でしたが、さまざまな魚介類をじっくり味わうことができました。

 

八食センター

使い終わった焼き台は、その場に置いておくだけでOK。食べ終わったゴミは、各自でこちらに片付けます。バーベキューといえば後片付けが面倒なイメージがありますが、「七厘村」は手ぶらで来て、手間要らずでサクッと帰れるのでストレスフリーです!

 

七厘村

貸出受付時間
 9:00~17:00
利用料
大人500円、小学生200円、幼児無料(2時間/1人あたりの料金)
詳細
八食センターの七厘村 楽しみ方ガイド 

 

さっぱり濃厚!名物「風香堂」のソフトクリーム

八食センター

「七厘村」で魚介類をたくさん食べましたが、スイーツは別腹です。お茶専門店「風香堂」に立ち寄り、「八食センター」のスタッフにおすすめされていた「抹茶・玄米ソフトクリーム」(230円)も食べてみることに。一口食べて、本格的な抹茶と玄米の風味にびっくり。さすがお茶屋さんが作るソフトクリームという濃厚な味わいでした。

 

風香堂

営業時間
9:00~18:00
 定休日
水曜日
詳細
風香堂

 

レトロなパッケージも魅力のパン専門店「マルシャン」

八食センター

また、「八食センター」に来るたびについ立ち寄りたくなるのが、パン専門店「マルシャン」です。

草大福がまるまる一個入った「あんドーナツ」(210円)は、30年以上愛されているロングセラー。レトロなパッケージが目を引く「食パン」(320円)も、同じく看板商品です。何枚でも食べられてしまう、ふわふわとした軽い食感が魅力です。

 

マルシャン

営業時間
9:00~18:00
定休日
水曜日
詳細
マルシャン

 

八戸銘菓が揃う「民芸菓子処 しんぼり」

八食センター

八戸ならではのお菓子を買うなら、「民芸菓子処 しんぼり」がおすすめです。

素朴な味わいが魅力の「南部せんべい」や、落雁粉がまぶされた小判型の饅頭「つるこまんじゅう」など、地元民がふだん食べているなじみの郷土菓子が揃います。ばらまき用のお菓子なども豊富なので、お土産選びにも最適です。

 

民芸菓子処 しんぼり

営業時間
9:00~18:00
定休日
水曜日
公式サイト
八戸の民芸菓子・和菓子処しんぼり

 

「豆しとぎ」が買える「55kitchen &DELI」

八食センター

「55kitchen&DELI」で購入できる「豆しとぎ」は、煮て潰した青大豆を米粉と砂糖で練って作られる青森のソウルスイーツ。

ロールケーキのように包丁でカットして食べます。まるで、ずんだあんを食べているような風味でやや塩気があり、お茶や牛乳のお供にぴったり。試食が用意されているので、立ち寄ったら、ぜひその味を確かめてみてください。

 

55kitchen&DELI

営業時間
9:00~18:00
定休日
水曜日
詳細
55kitchen&DELI

 

県内随一の品揃えを誇る「八食酒屋 地酒本舗」

八食センター

最後に、地酒を豊富に取り揃える「八食酒屋 地酒本舗」を紹介。「八食センター」の南口付近に位置し、県内随一の品揃えを誇ります。一升瓶からお試し用の小ぶりなサイズまであるので、お土産用にも自分用にもぴったりな、納得の1本に出合うことができるでしょう。

 

八食酒屋  地酒本舗

営業時間
9:00~18:00
定休日
水曜日
詳細
八食酒屋  地酒本舗

 

八食センター

グルメスポットとして名高い「八食センター」ですが、実はフェス会場としても有名なのをご存知でしょうか? 豪華アーティストのライブが毎年8月に行われ、なんと入場無料。今年も開催予定なので、気になる方は「八食サマーフリーライブ」で検索してみてください。

 

今回紹介したお店のほかにも、青森県産の米粉を使用したチュロス専門店や、好みのお刺身を乗せた「のっけ丼」を食べられるお店など、気になるお店が盛りだくさん。威勢のいい掛け声が飛び交う市場を歩けば、活きの良さに圧倒されること間違いなし。青森の味がぎゅっと詰まった食のテーマパーク「八食センター」を訪れれば、きっと忘れられない思い出になりますよ。

 

八食センター

住所
青森県八戸市河原木神才22-2
営業時間
市場棟/9:00~18:00
味横丁/9:00~18:00
厨スタジアム/9:00~21:00
※お盆・年末年始は営業時間が異なります
定休日
水曜日(祝日は除く)、元日
アクセス
【電車・バス】JR「八戸」駅より「100円バス」で「八食センター(厨スタジアム東口)」下車すぐ
公式サイト
八食センター

 

取材・撮影・文/苫米地 結子

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