中部国際空港(セントレア)に直結する「セントレアホテル」には、ANAとコラボレーションしたコンセプトルーム「ANA ROOM」があります。素晴らしいのはその臨場感! 窓の向こうには滑走路が広がり、次々に離発着する飛行機を間近に眺めることができます。
そんなセントレアホテルの「ANA ROOM」に実際に宿泊し、ここだけの特別な体験の数々をレポートします。飛行機好きはもちろん、そうでない人も大興奮まちがいなし!
空港直結! アクセス抜群のホテル
「セントレアホテル」は、愛知県の中部国際空港(セントレア)第1ターミナルに直結した利便性抜群のホテルです。
名古屋駅から中部国際空港までは、名古屋鉄道で最短28分。中部国際空港駅の改札を出ると、正面にホテルの入口があり、改札からは歩いてわずか30~40秒で到着します。
ホテル館内に入ると、大きなスーツケースを持った旅行者、パリッとした制服に身を包んだパイロットやキャビンアテンダントの姿も。フライト情報の案内もあり、館内に入った瞬間から旅のワクワク感を味わえます。
フロントロビーの奥にあるゲストラウンジも、搭乗を待つ空港のラウンジのよう。
セントレアホテルというと、空港を利用する人向けのホテルと思われがちですが、飛行機に乗る予定がなくても、旅気分を盛り上げてくれて、ここを旅の目的地にしたくなります。
ゲストラウンジには、コーヒーの無料サービスや、仕事に集中できるビジネスコーナーが。宿泊客は24時間自由に利用できます。
飛行機のコックピットのような客室「ANA ROOM」
ANAとのコラボレーションで完成した「ANA ROOM」。客室に入ると、機内のような空間が広がります。
ANA ROOMは最上階11階の角部屋にあり、ホテル内でも特に滑走路の大パノラマが自慢の一室です。
大きな窓からは滑走路と伊勢湾を一望でき、飛行機が離着陸する様子を間近で楽しめます。まるで管制塔から空港を見渡しているかのような迫力。
あまりの近さに、スマートフォンでも十分きれいに離発着シーンを撮影できます。
室内には、実際のANA機内で使用されていたシートを再利用したソファーが。腰かけると、飛行機に乗っている気分を味わえます。
テーブルは、ボーイング777のタイヤホイールを活用したオリジナル。
コックピット内の音声を録音するボイスレコーダーや、高度を指示するアルティメーター、飛行機に必ず付いている機体識別板など、ANAから提供された航空機の計器や部品も展示されています。
壁には航空路線図や搭乗口でよく見る案内板など、飛行機をモチーフにしたデザインが随所に。
※航空路線図は2023年2月27日時点の情報に基づきます。最新の航空路線図は、ANA公式サイトよりご確認ください
そして、クローゼットを開けると、空港でよく見る機内持ち込み荷物のサイズを確認するゲージが。細部にまでこだわった空間は、見て回るだけでもワクワクします。
※この手荷物スケールは、2026年5月18日までの規定のものです。現在の規定はANA公式サイトよりご確認ください
さらに、バスルームのドアにもANAのロゴを発見! バスルームは、ゆったり浸かれるバスタブに洗い場、レインシャワーまで付いています。
ベッドのマットレスは、数々のラグジュアリーホテルでも導入されているサータ社製を採用するなど、快適性もバッチリです。
また、ANA ROOMに宿泊すると、限定のフライトタグとステッカーがプレゼントされます(1室につき1セット)。
フライトシミュレーターでの操縦体験に大興奮!
ANA ROOMのもうひとつの大興奮ポイントが、フライトシミュレーター。小型機セスナ172のコックピットを再現した本格的なフライトシミュレーターが設置されていて、滞在中、自由に操縦を体験できます。
操縦桿を握ると、パイロットになった気分。思った以上に繊細な操作が必要で、航空ファンでなくても、つい夢中になってしまいます。
そして、管制塔とパイロットのやり取りをリアルタイムで受信できるレシーバーも置かれていて、空港の舞台裏をのぞいている気分に。
窓の外に広がる滑走路を眺めながら無線に耳を傾けていると、「〇〇便、離陸許可」といった交信のあと、本当にその飛行機が目の前の滑走路から大空へ飛び立っていきます。その瞬間にも思わず興奮!
客室で楽しむ機内食気分の夕食
ANA ROOMの夕食付きプランを利用すると、セントレアホテルの料理長が考案した機内食風のオリジナルメニューを楽しめます。
なんと食事は、ANAの機内サービスで使用されるものと同じカートで客室まで運ばれてきます。
メニューは、肉料理と魚料理から選択可能。お子様用のディナーセットもあります。機内と同じシートに座って、空港の風景を眺めながら食事を楽しんでいると、本当に空の旅をしているような気分になります。
夜になると、滑走路の灯りと対岸の街の夜景が幻想的な雰囲気を演出。日中とはまったく異なる風景に、またシャッターを押す手が止まりません。
ベッドに横になった状態でも滑走路を見渡せるので、飛行機を眺めながら眠りにつくという、この客室ならではのぜいたくな時間を過ごせます。
地元名物からヴィーガンメニューまで! 大満足の朝食ビュッフェ
翌朝のお楽しみは、約45品もの料理が並ぶ朝食ビュッフェ。会場となるレストラン「コスモス」へ向かいます。
地元・愛知県や知多半島の食材を積極的に取り入れているのが特徴で、「知多三元豚」を使用し、地元の天然塩で塩漬けしたハムや、伊勢湾の豊浜漁港で獲れた魚を昔ながらの天日干しにした干物などがそろいます。
ゆでたてのきしめんや手羽先の唐揚げといった名古屋名物も。そのほか、知多半島産の海苔や漬物、「かねふく」の明太子など、かまどで炊いた白ごはんに合うメニューも豊富に並びます。
そして、店内にいい香りを広げていたのは、焼きたてのクロワッサン。
目の前で作ってもらえるオムレツなど、ライブ感あふれるメニューも魅力です。
デザートも充実のラインナップ。なかでも、名古屋コーチンの卵を使用した自家製プリンは見逃せない一品です。
パンケーキも焼きたてを味わえます。フルーツやジャム、クリームなどで自由にデコレーションする楽しみも。
さらに印象的だったのが、ヴィーガンメニューの充実ぶり。大豆ミートを使ったボロネーゼや季節野菜のピザから、麻婆豆腐、カツレツまで、動物由来の食材不使用の料理がそろいます。
レストラン「コスモス」では、朝食ビュッフェのほか、ランチ、ディナーも提供しています。
「ANA ROOM」の夕食はカートで運ばれてくる機内食風ですが、ほかの客室に宿泊する場合は、レストランで“名古屋めし”や料理長自慢の和洋折衷プレートを。“名古屋めし”のセットは、ひつまぶしをはじめ、手羽先、エビフライ、きしめんなど、名古屋名物を網羅できます。
チェックアウトの時間になり、空の旅気分に浸った「ANA ROOM」での滞在もそろそろおしまい。
チェックアウト時、ロビーの売店でANAグッズを発見! フライトタグ付きのトートバッグやタオル、御朱印帳といった珍しいアイテムもあり、滞在の記念に全部欲しくなってしまいました。
ANA ROOMだけじゃない! 家族旅行やグループ旅行におすすめの客室
セントレアホテルの魅力は、ANA ROOMだけではありません。まず、家族旅行やグループ旅行にぴったりの「フォースルーム」。2025年7月に誕生した新しい客室で、ベッドが4台置かれ、大人は4名、添い寝の子どもも4名まで、最大8名宿泊できます。
「トリプルルーム」にはベッドが3台。大人3名と、添い寝の子ども3名の最大6名まで泊まれます。エキストラベッドではなく、全員がしっかりとしたベッドで眠れるのはうれしいポイントです。
ビジネスにおすすめなのが「スタンダードダブル」。壁一面の大きな窓に向かってワークデスクが据えられていて、開放的な景色を眺めながら仕事に取り組めます。
3部屋とも、滑走路ビューと朝日が昇る知多半島ビューの2パターンあり、階層によっても眺望は異なります。どちらになるかは当日のお楽しみ。絶対に滑走路ビューのお部屋に泊まりたいなら、「エアポートビュープラン」で予約を。10階以上の高層階、滑走路側のお部屋が確約されます。
そのほか、とってもかわいい「ハローキティルーム」もあります。飛行機に乗るハローキティのデコレーションが、キティと空の旅を楽しんでいる気分にさせてくれます。
客室から眺める滑走路、フライトシミュレーターによる操縦体験、機内食気分のディナー、そして地元食材をふんだんに取り入れた朝食ビュッフェ。セントレアホテルの「ANA ROOM」での滞在は、ここだけの特別な体験をたっぷり楽しめました。
飛行機に詳しくなくても、きっと誰もが旅のワクワク感に浸れるはず。唯一無二の宿泊体験をぜひ一度、楽しんでみませんか?
中部国際空港セントレアホテル
- 住所
- 愛知県常滑市セントレア1-1
- アクセス
- 名鉄「中部国際空港」駅すぐ
- 総部屋数
- 376室
- チェックイン
- 15:00(最終チェックイン24:00)
- チェックアウト
- 10:00
- 駐車場
- 2,000円/泊
▼関連記事
取材・写真・文/かかみゆか

