旅の楽しみ方

天空の山城・備中松山城の雲海と猫城主さんじゅーろーに会いに行こう!

岡山県高梁(たかはし)市の「備中松山城(びっちゅうまつやまじょう)」といえば、天守が現存するお城の中で、唯一の山城。さらに雲海に覆われた幻想的な写真が撮影できる人気スポットです。備中松山城の雲海を観に行くために注意したいポイントやビュースポット、撮影の仕方をご案内。また、備中松山城の人気者「猫城主さんじゅーろー」に会える場所や、グッズもご紹介します。

備中松山城ってどんなところ?

備中松山城

備中松山城の魅力はたくさんあります。雲海が浮かぶ絶景の「天空の城」、そして、江戸時代に建てられた天守が今も残る「現存十二天守」のひとつでもあります。さらに、「日本三大山城」に数えられ、山城トレッキングも楽しめます。

猫城主さんじゅーろー

最近では、「猫城主さんじゅーろー」が大人気。さんじゅーろーに会うためでしょうか、備中松山城を訪れる女性の姿も目立ちます。備中松山城には楽しみ方が色々あり、誰もが訪ねてみたくなるお城なのです。

備中松山城へのアクセス

備中松山城へは、新幹線「岡山」駅からJR特急やくもに乗り換えて約30分、「備中高梁(びっちゅうたかはし)」駅から、観光乗合タクシー(要事前予約)の利用等で手軽にアクセスできます。

岡山駅から車を利用する場合は、山陽自動車道の岡山ICから岡山自動車道の賀陽(かよう)ICを経由して国道484号線で高梁市街地まで約50分です。

備中高梁駅

備中高梁駅の改札を出ると姿を現すおしゃれな建物。東京でも人気の蔦屋書店や、スターバックスコーヒー、高梁市立図書館、観光案内所が入る複合施設となっています。ぜひ備中高梁観光の情報収集や作戦会議にご活用ください。

備中高梁藩士・山田方谷の像

駅前にある銅像も近くで見学してみてください。幕末の藩政改革などに貢献した備中高梁藩士・山田方谷(やまだほうこく)の像です。政治家や経営者にもファンが多い人物。備中高梁には、山田方谷ゆかりの地が多く、頭に入れておくと備中高梁の歴史を一層面白く感じられますよ。

備中高梁駅発着の乗合タクシーが便利

ふいご峠

備中高梁駅前から観光乗合タクシーで、備中松山城の8合目の「ふいご峠」までアクセスできます。
また、早朝の雲海を見るためには「観光乗合雲海タクシー」の利用がおすすめ。いずれも前日17時までに事前予約が必要です。

ふいご峠

「ふいご峠」には、休憩所や自動販売機、お手洗いがあるので、登城前の準備に活用しましょう。

備中松山城観光乗合タクシー

実施期間
2019年4月1日~2020年3月31日
料金
片道600円
※座席を利用するお子様も含む
所要時間
約20分
発車時刻
備中高梁駅前観光案内所→ふいご峠:9:50、11:20、12:50、14:20の4便
ふいご峠→備中高梁駅:11:40、13:10、14:40、16:10の4便
※前日17:00までに高梁市観光案内所(TEL:0866-22-8666)へ要予約
詳細
高梁市観光協会公式ページ「登城バス・乗合タクシー」

備中松山城に登るための心構え

備中松山城を目指す

目指すべき備中松山城は標高430メートルに位置し、8合目のふいご峠から約20分間の山登り。山道や石段が続きます。乗合タクシーを利用せず完歩します! というツワモノは、麓の登山道を利用し、備中松山城まで合計で約50分の山登りとなります。登山道は整備されているため、スニーカーでも大丈夫ですが、雨上がりなど足場が悪い時もありますので、トレッキングシューズがベストです。

ほかにあると便利なアイテムとして、「帽子」は必須。虫よけや日よけになるほか、クモの巣や木の枝から身を守れます。「襟付きの長袖シャツ」は、ケガや虫刺されの防止になります。
「スマホ」も大活躍。写真・動画撮影のほか、時計や方位磁針、地図機能を備えたスマートフォンは意外と活用できます。トレッキングコースは勾配がきつく、夏以外でも汗ばむ可能性があるので、「タオル」の準備もお忘れなく。

歩いていると体があたたかくなりますが、天守は山上にありますので、風の影響等で体感温度が下がります。脱ぎ着しやすく、羽織れるものの準備をお忘れなく。1~2月には雪が積もることもありますので、車でアクセスする場合には、チェーンやスタッドレスタイヤの装着も必要になります。

備中松山城で雲海を撮影するためには

すっぽりと雲海に覆われる高梁市

備中高梁で朝を迎えると、雲海に覆われているために空が真っ白で、曇っているのかと思ってしまいます。しかし、地元の方にうかがうと、「雲海がでているから晴れているよ」と答えが返ってきます。

秋から春にかけて備中松山城のある高梁市は雲海が発生しやすくなります。備中松山城の西を流れる高梁川から霧が発生しやすく、さらに高梁市は盆地のため、すっぽりと雲海に覆われてしまうのです。

例年9月下旬から4月上旬の明け方から午前8時頃までが雲海を見るチャンス。11月から12月上旬の早朝には特に濃い霧が発生しやすいのでねらい目です。ただし雨の日など必ずしも見られるわけではありませんので、天気予報をチェックしておきましょう。

観光乗合雲海タクシーを利用していざ雲海撮影!

観光乗合雲海タクシー

備中松山城を覆う雲海のビュースポットといえば、備中松山城から北東に約1.5キロメートル離れた「備中松山城展望台」。車でもアクセスできますが、駐車場が少なく、また早朝から撮影のために駐車している車も多いので、観光の場合は備中高梁駅前から発着する「観光乗合雲海タクシー」の利用がおすすめです。7時30分と8時発の2便で、展望台で約30分の滞在、全体で70分間の所要時間となっています。

備中松山城観光乗合雲海タクシー

実施期間
2019年10月1日~2020年3月31日
料金
往復2,000円
所要時間
約70分
発車時刻
備中高梁駅前(7:30、8:00発)→備中松山城展望台→備中高梁駅前(8:40頃、9:10頃着)の2便
※前日17:00までに高梁市観光案内所(TEL:0866-22-8666)へ要予約
詳細
高梁市観光協会公式ページ「登城バス・乗合タクシー」
備中松山城から北東に約1.5㎞離れた展望台

取材時にも約40人が展望台に待機し、駐車スペースにはすでに車が20台ほど停まっていました。雲海シーズンが本格的になると、ますます人は増えることになりそうです。

車窓から備中高梁の町並みを一望

観光乗合雲海タクシーの中では、運転手さんや同乗した旅人との会話も楽しめます。車窓から備中高梁の町並みを一望できますのでお見逃しなく。
展望台までタクシーを使わずに歩こうとすると、備中松山城からは約10キロメートル、備中高梁駅からは約8キロメートルもあります。おまけに山道ですし、しかも薄暗い早朝の散策は避けた方が無難です。

雲海

肝心の雲海撮影ですが、今回取材時に撮影できたショットがこちら。早朝からカメラを構える方々に話をうかがってみると、取材時は絶好のコンディションというわけではなかったそうです。

とはいうものの、ドラマチックな雲海が広がり、備中松山城も一瞬だけ姿を見せてくれました。木が茂っていて建物の位置を確認しにくかったのですが、落葉が進むとますますよく見えるはずです。城の形状をはっきり撮影するためには、望遠レンズの準備が必要ですが、雲海が広がる様子はスマホでも十分撮影できます。

備中松山城と雲海

提供:高梁市観光協会

ちなみに、運が良ければこんな写真を撮ることができます。雲海が出やすい条件として一般的にいわれるのは、(1)よく晴れている (2)湿度が高く十分な放射冷却がある (3)前日の日中と当日の早朝の気温の差が大きい (4)風が弱い、です。雲海撮影に挑まれる場合は、ぜひ参考にしてください。

絶対見逃せない備中松山城のポイント

高梁市街

備中松山城は高梁市街の北端にそびえ、「おしろやま」の愛称で親しまれている臥牛山(がぎゅうざん)上にあります。臥牛山は北から「大松山(おおまつやま)」、「天神(てんじん)の丸」、「小松山(こまつやま)」、「前山(まえやま)」の四つの峰からなっています。

現在、一般に備中松山城と呼ばれるのは、四つの峰の中の小松山山頂(標高約430メートル)の中心に築かれた近世城郭を指します。天守が現存する城の中では唯一の山城で、天守のほか二重櫓や土塀の一部が現存し、国の重要文化財に指定されています。

備中松山城の歴史

備中松山城

備中松山城の歴史は古く、鎌倉時代の延応2(1240)年に秋庭三郎重信(あきばさぶろうしげのぶ)によって築かれたことに始まります。ただし現在の備中松山城が立つ「小松山」ではなく、さらに奥の「大松山」に築かれていました。

備中松山城

その後、小松山に移り、城の構造は時代とともに変化。天正2(1574)年に起こった三村氏・毛利氏・宇喜多氏による「備中兵乱」時には「砦二十一丸」が設けられたという記録が残っており、臥牛山全体が大要塞になっていたことがうかがえます。

当時の城主であった三村氏が滅んだ後は毛利氏、備中国奉行として赴任した小堀正次(まさつぐ)・小堀政一(遠州)父子によって修改築。さらに、池田氏、水谷(みずのや)氏、安藤氏、石川氏、板倉氏と城主がかわり明治維新を迎えます。

現存する天守などは、天和3(1683)年に水谷勝宗(みずのやかつむね)によって修築されたと伝わっています。

天守(国指定重要文化財)

天守(国指定重要文化財)

天守は木造本瓦葺き、二層二階の建物。現存する天守の中で最小であり、天然の岩盤を基礎にして築かれています。

囲炉裏(いろり)

一階には囲炉裏(いろり)があり、籠城時の食事や暖房用に準備していたと考えられています。

守護神を祀った神棚(御社壇)

二階には城の守護神を祀った神棚(御社壇)が設けられています。城主と家老しか上ることができなかった格式の高い空間でした。

狭間

窓にも注目してみましょう。連子窓(れんじまど)と呼ばれ、外から内は見えにくく、内からは外がしっかりと見渡せる構造になっています。

二重櫓(国指定重要文化財)

二重櫓

天守からさらに奥に進んだ場所にある、天然の岩石の上に築かれた二層二階建ての建物「二重櫓」。南北に二つの出入口があり、万が一の際には、天守から裏側へと逃げるためのものともいわれています。

三の平櫓東土塀(国指定重要文化財)

三の平櫓東土塀

全国的にも珍しく、330年以上前に築かれた「三の平櫓東土塀」が一部現存しています。現存部分を参考にして復元もされていますが、段差をつけてはっきり分かるようにされています。段差から、天守側が復元部分になります。

NHK大河ドラマでも使われた大手門

NHK大河ドラマ『真田丸』のオープニングでも使われた大手門

備中松山城への入口に当たる「大手門」。天守側に向かって右側には天然の花崗岩の巨岩がそびえ、石垣の一部に取り込んでいます。2016年のNHK大河ドラマ『真田丸』のオープニング映像で使われていますので、記憶がよみがえる方もいらっしゃるのでは?

猫城主さんじゅーろーにご対面!

猫城主さんじゅーろー

とにかく見どころが多い備中松山城ですが、今や雲海や城郭よりも注目されているのが、「猫城主さんじゅーろー」です。

2018年7月豪雨災害の後、山をさまよっているうちに備中松山城に辿り着き、いつの間にか住みつくようになったオス猫。ただ愛くるしい表情を振りまくだけでなく、堂々たる威厳を漂わせるまさに城主のような存在です。

猫城主さんじゅーろー

2018年12月、「猫城主さんじゅーろー再入城の儀」が行われ、正式に猫城主となりました。「再入城」とあるのは、実は備中松山城から一度姿を消してしまい、町をあげての大捜索という大ドラマがあったのです。

猫城主さんじゅーろー

基本的には備中松山城の本丸で暮らし、10時と14時に城内見回りをします。ただ、さんじゅーろーの気分に合わせてコースが決まるため、実際に歩く場所はその日になってみないと分かりません。また、病院受診や用事がある時には不在になります。

さんじゅーろーは谷三十郎の生まれ変わり?

気になる名前の由来はなんと新選組! 備中松山藩(現高梁市)出身の新選組7番隊隊長・谷三十郎(たにさんじゅうろう)からとられています。谷家が問題を起こしたために備中松山を離れてしまった谷三十郎ですが、もしかすると生まれ変わった姿がさんじゅーろーなのかも知れません。

観光客に囲まれるさんじゅーろー

「さんちゃん!」と近づく地元の方々、「サンジューロ―!」とやさしくハグをする海外からの観光客。さんじゅーろ―ファンも、備中松山城ファンも、トレッキングファンも、みなさんじゅーろーにメロメロです。

猫城主さんじゅーろーに関する書籍

すぐに備中松山城に行けないけれど、さんじゅーろーのことを詳しく知りたい! という方には、『猫城主さんじゅーろー』(西松宏著・ハート出版 ※別ウィンドウで開きます)のほか、各種SNS(Instagram・Facebook・Twitter)をチェック。

猫城主さんじゅーろーグッズ

ナスカンキーホルダー(左)と猫型木製キーホルダー(右)

また高梁市在住の作家さんによるかわいいオリジナルグッズが、高梁市観光協会公式サイトから購入できます。

備中松山城のめぐり方

猫城主さんじゅーろー

主な見どころをまわるだけで、約1時間が目安。本丸にはさんじゅーろーが待っているので、10時と14時の2度行う見回り(散歩)の時間に合わせてみるのがおすすめです。

備中高梁駅から観光乗合タクシーを利用して8合目のふいご峠まで約10分、ふいご峠から天守までが徒歩で約20分、さらに主な見どころの散策が1時間。帰路も合わせて、3時間ほどは見ておきましょう。

早朝から観光乗合雲海タクシーを使って備中松山城展望台に移動し、雲海に浮かぶ備中松山城を撮影。備中高梁駅に戻った後に、観光乗合タクシーを利用して、備中松山城にアクセスするのが効率的な回り方です。

雲海の中の備中松山城もフォトジェニック

雲海がかかっている中の備中松山城

雲海に浮かぶ備中松山城はもちろんおすすめですが、視点を変えて雲海がかかっている中の備中松山城も幻想的です。大手門の見事な石垣は、雲海がかかると一層雰囲気が出ます。

早朝の二重櫓

早朝ですと天守には入れませんが、奥の二重櫓は近くで見ることができます。

霧に包まれた大松山

二重櫓より奥に進むと、木の橋が現れます。小松山と大松山の間に築かれた堀に架かっており、橋を渡ると大松山に達します。大松山は木々が茂る中の山道が整備されており、霧がかかると、とても幻想的な風景が広がります。

雲海の中でまるで光のカーテンのよう

また、太陽が昇ると雲海の中でまるで光のカーテンのように見えます。雲海が際立たせる朝日も、ほかでは撮れない一枚が撮影できますよ。

雲海が出ている備中松山城を展望台から見学し、さらに雲海の出ている間に天守も歩いてみたいと思う方には宿泊がおすすめ。雲海のピークはその日になってみないと分かりませんし、展望台から備中松山城天守までの移動にも時間がかかります。冬になると雪が積もることもありますので、車でのアクセスにも注意が必要です。

紅葉の備中松山城

提供:高梁市観光協会

秋の風物詩の雲海以外にも、春の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色など四季折々の美しい姿が楽しめます。

雪景色の備中松山城

提供:高梁市観光協会

季節が変わるたびに、何度でも足を運びたくなるお城です。

備中松山城

住所
岡山県高梁市内山下1
開城時間
9:00~17:30(10~3月は9:00~16:30)
定休日
12月29日~1月3日(本丸)
入城料
大人500円、小中学生200円
アクセス
【電車】JR伯備線「備中高梁」駅より観光乗合タクシーで約10分、ふいご峠駐車場(8合目)から徒歩約20分
※観光乗合タクシーは片道600円。前日17:00までに高梁市観光案内所(TEL:0866-22-8666)へ要予約。
※車の場合は城見橋公園(5合目)に駐車。城見橋公園~ふいご峠間は登城バスが運行(開城時間に約15分間隔)。登城整理料400円(中学生未満は無料)。ただし、平日および雨天で登城バスを中止している場合には、ふいご峠まで。
詳細
高梁市観光協会公式ページ「備中松山城」

風情たっぷりの城下町もお見逃しなく

備中の小京都

備中松山城の城下町には、「備中の小京都」と呼ばれる風情ある町並みが広がっています。古刹や武家屋敷など多くの史跡が残っている中で、4カ所を厳選してご紹介します。

時代に守られてきた紺屋川筋の景観

紺屋川に沿って広がる情緒豊かな町並み

城下町を流れる紺屋川(こうやがわ)に沿って広がる情緒豊かな町並み。備中松山城の外堀だったこのエリアは「紺屋川美観地区」と呼ばれ、川沿いには柳や桜の並木道が続きます。

紺屋川をゆうゆうと泳ぐカモ

岡山県下最古の教会「高梁キリスト教会堂」や備中松山藩校「有終館跡」など、思わず立ち寄りたくなる見どころが点在。紺屋川を悠々と泳ぐカモの姿も心を和ませてくれます。

紺屋川美観地区

住所
岡山県高梁市鍜冶町
アクセス
【電車】JR伯備線「備中高梁」駅より徒歩約12分

小堀遠州作の頼久寺庭園

天柱山 頼久寺の庭園

足利尊氏が建立させた安国寺のひとつ「天柱山 頼久寺(てんちゅうざん らいきゅうじ)」。茶人や作庭家としても知られる小堀遠州(こぼりえんしゅう)初期の作庭による国指定名勝の庭園を、ゆっくりとご鑑賞ください。

愛宕山を借景にした庭園

愛宕山(あたごやま)を借景に、砂の波紋で表した海洋、鶴亀二島を配し、大海の波を表現したサツキの大刈り込みで背景を整えています。

天柱山 頼久寺

住所
岡山県高梁市頼久寺18
庭園拝観時間
9:00~17:00
定休日
無休
入館料
大人 400円 、中高生 200円
アクセス
【電車】JR伯備線「備中高梁」駅より徒歩約15分

武家屋敷が立ち並ぶ「石火矢町ふるさと村」

旧折井家

天柱山 頼久寺周辺から、格式ある門構えの武家屋敷が約250メートルに渡って立ち並ぶ、「石火矢町(いしびやちょう)ふるさと村」の一角にある旧折井家。約170年前に建てられた200石前後の武士が住んでいた建物で、書院造りの母屋やほぼ当時のままの庭、資料館を見学できます。

旧折井家

住所
岡山県高梁市石火矢町23-2
開館時間
9:00~17:00
定休日
12月29日~1月3日
入館料
旧折井家・旧埴原家共通券:大人 500円 、小中学生 250円
アクセス
【電車】JR伯備線「備中高梁」駅より徒歩約18分
旧埴原家

120~150石で近習役や番頭役などを勤めた武士の住宅「旧埴原(はいばら)家」は、寺院建築や数寄屋風の要素を取り入れた珍しい造り。幕末の偉人・山田方谷の資料を展示する「山田方谷資料室」も必見です。

旧埴原家

住所
岡山県高梁市石火矢町27
開館時間
9:00~17:00
定休日
12月29日~1月3日
入館料
旧折井家・旧埴原家共通券:大人 500円 、小中学生 250円
3館(備中松山城・武家屋敷館・頼久寺)共通券:1,000円
5館(備中松山城・武家屋敷館・頼久寺・郷土資料館・山田方谷資料館)共通券:1,500円
アクセス
【電車】JR伯備線「備中高梁」駅より徒歩約18分

柚子を使った伝統菓子でもっと歴史を感じる

天任堂

頼久寺の作庭をした小堀遠州は、城下町の整備にも大きく貢献。茶の湯等の文化が伝承されることになり、菓子の生産も盛んになりました。城下町にある数ある和菓子店の中でも、天保年間(1830~1844)創業の「土屋天任堂(てんにんどう)」のゆべしがおすすめです。

6代藩主・板倉勝職(いたくらかつつね)に、地元の柚子を使った餅菓子を献上したのが始まり。もちもちの食感と香り豊かな柚子の風味が楽しめます。昔ながらの手作りの味は、甘さ控えめで上品な味わいです。

包みゆべし

おみやげにおすすめなのが「包みゆべし」。明治の文豪・永井荷風も愛し、明治、大正、昭和の天皇・皇后そして皇族へ献上された品。袋入り包みゆべし(5個入り360円)は自分へのご褒美、親しい友人への手軽なプレゼントにぴったりです。

約400メートルの吉備高原の山々に囲まれ、年間を通し寒暖差が大きい土地は柚子の栽培に最適だそう。厳選された良質な柚子と、生産者の想いがゆべしに込められているのです。

土屋天任堂

住所
岡山県高梁市東町1877
開館時間
8:00~17:00
定休日
日曜日
アクセス
【電車】JR伯備線「備中高梁」駅より徒歩約7分

時間を忘れさせる備中松山城

備中松山城のマンホール

雲海と猫城主さんじゅーろ―をぜひ楽しみたい備中松山城。城下町の随所にも歴史が感じられ、時間を忘れて散策してしまいます。

さんじゅーろーの案内板

さらに備中松山城のマンホールや、住民が手作りしたさんじゅーろーをあしらった案内看板を見つけると、ますます愛着がわいてきます。

岡山駅から備中高梁駅までの途中には、美観地区で知られる倉敷も通ります。岡山駅から約2キロメートル東には、「日本三名園」のひとつ後楽園や「日本100名城」のひとつ岡山城もありますので、備中松山城と合わせての観光もおすすめです。

取材・撮影・文/藪内成基

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