日本一の朝ごはんが決定!「楽天トラベル朝ごはんフェスティバル®2019」決勝ステージ


旅の楽しみのひとつは、朝ごはん!という人も多いのではないでしょうか。楽天トラベルでは、国内の登録宿泊施設の中から日本一の朝ごはんを決める、「朝ごはんフェスティバル®」を毎年開催しています。今年で10周年を迎えるこの大会の決勝ステージが、10月下旬、東京・品川区で行われました。今年は、一般ユーザーの方も試食審査ができる参加型のイベントに。さらに、トークショーなども行われ、大盛況だったイベントの様子をレポートいたします。

日本一の朝ごはんを決める 「朝ごはんフェスティバル®2019」決勝ステージをレポート

朝ごはんフェスティバル

「朝ごはんフェスティバル®」は、全国の旅館、ホテルなどの宿泊施設が自慢の朝ごはんを競い合う、年に一度の料理コンテスト。旅先で食べる、おいしい朝ごはんの魅力はもちろん、各地域の食文化なども広く紹介するイベントです。

今回は、日本全国から約1,300の宿泊施設がエントリー。まずは6月17日~27日に行われた一般の楽天会員によるウェブ投票と、楽天トラベルに寄せられた宿泊者の「食事」に関するクチコミ評価をもとに、全国8エリア(北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州・沖縄)から代表を選出。その予選を勝ち抜いた各エリア代表の8施設が集結し、「日本一の朝ごはん」の称号をかけ戦うのが、この決勝ステージです。

審査方法は、会場で調理された各施設の朝ごはんイベントに参加した一般ユーザー、さらにインフルエンサー、プロの料理人が実食審査。味はもちろんのこと、盛り付けや地域性なども踏まえて審査を行い、各審査員の総合評価により、優勝および各賞(シェフ・料理家賞・フォトジェニック賞・郷土賞・旅先で食べたい朝ごはん賞)が決定します。

朝ごはんフェスティバル2019 ファイナルステージ会場
朝ごはんフェスティバル2019 ファイナルステージ会場

この日、一般ユーザー審査員として参加いただいたのは、ウェブサイトから事前申し込みをいただいた皆さん。会場となったTMMT(東京都・品川区)前には雨天にもかかわらず、朝早くから行列が。そして、10時の開場と同時に多くの方が来場されました。

朝ごはんフェスティバル2019 ファイナルステージ会場
朝ごはんフェスティバル2019 ファイナルステージ会場

会場には各施設のブースが設けられ、当日の朝から会場内で調理された、試食用の朝ごはんがズラリと。どれもできたてで、おいしい香りが漂っていました。(決勝に進んだ料理はこちら

一般ユーザーによる投票

受付を済ませた一般ユーザー審査員の方は気になる朝ごはんを試食し、その後、「これぞNo.1!」と思う一品に投票をするという流れです。
入口付近には、8つの朝ごはんが並べられたディスプレイエリアも。まず、ここで料理の特徴、見た目をチェックし、食べたい朝ごはんを決めるという方も多くいました。
「見た目が華やかな料理を選びました」「自分が旅した朝、何が食べたいかをよく想像して選んでいます」など、選ぶポイントもさまざま。

会場の様子

試食中の方にお話しを聞くと、

「あてま温泉 当間高原リゾート ベルナティオの、蟹がのった焼きおにぎりを試食しました。普段あまり食べられないものを食べるのも旅の楽しみのひとつ。朝から、蟹入りの豪華なごはんが食べられたら、それだけで旅の満足度が上がります!」(30代・女性)

「センチュリーロイヤルホテルのアスパラのタルトがおいしい! 口に入れた瞬間に広がる、アスパラの香りに驚きました。北海道へ旅行に行きたくなりました」(40代・女性)

「たまゆら温泉 宮崎観光ホテルの、あゆ甘露煮の焼きおにぎりは、出汁の香りとやさしい味がほっとします。朝にぴったりですね」(30代・女性)

ほかにも、「朝ごはんで、旅先を選ぶのもいいなって思いました」(20代・女性)

「どれも美味しくて、選ぶのが難しいです」(30代・男性)といった感想も。

各施設によるアピールタイム

朝ごはんフェスティバル2019 ファイナルステージ会場
朝ごはんフェスティバル2019 ファイナルステージ会場

その後は、各施設からのアピールタイムも。料理長や各施設のスタッフなどがステージに上がり、料理の特徴はもちろんのこと、郷土の魅力、意気込みなどを語りました。

インフルエンサーや著名なシェフや料理家が審査員に

インフルエンサー

人気インフルエンサーの方々が審査に加わったことも、例年とは異なる点。というのも、今回新たに設けられた「フォトジェニック賞」は、普段からインスタ映えには一家言ありの彼女たちによって選ばれる賞。ただし、見た目だけでなく料理の味、朝ごはんとしてふさわしいかどうかなども、もちろんチェック。一つひとつの料理を食し、どの一品がフォトジェニック賞にふさわしいか厳正に審査します。

神田川さん
浜内さん

次はプロによる審査へ。各施設のスタッフたちにも、緊張が走ります。
今回審査を行うのは、「新日本料理 神田川」の店主であり、全日本調理師協会名誉会長 日本食普及の親善大使・神田川俊郎さん、テレビでもおなじみ料理研究家・浜内千波さん。楽天 副社長執行役員・武田和徳も審査に加わります。

審査員

審査員たちは、8施設の朝ごはんを順番に実食。神田川さんから、「忘れられない味になる」「勉強になった」という言葉をかけられた施設も。また、おいしさに感動した浜内さんが、時折、うんうんとうなずく様子も印象的でした。味はもちろんのこと、盛り付け、地域性、朝ごはんとしての適正なども踏まえた審査が行われました。

日本一の朝ごはんが決定! 

そして、いよいよ結果発表。
厳正な審査の結果、2019年の日本一の朝ごはんの栄光は、新潟県 あてま温泉 当間高原リゾート ベルナティオの「茸出汁と蟹振袖を纏った焼きおにぎり」に!

Number1ranking

新潟県 あてま温泉 当間高原リゾート ベルナティオ

優勝
「茸出汁と蟹振袖を纏った焼きおにぎり」

茸出汁と蟹振袖を纏った焼きおにぎり
優勝施設

試食時には、「焼きおにぎりなのに品がある!」(浜内さん)、「だしがよく利いているし、焼きおにぎりだけど新しい」(神田川さん)と、高く評価をされていた一品です。
優勝したあてま温泉 当間高原リゾート ベルナティオの大久保料理長は「旅に来た人たちが朝からほっと一息つける、そんな料理を提供したいと思い、このメニューでのエントリーを決めました。新潟県にはおいしい食材がそろっています。新潟の食材を知ってもらうきっかけになれば、うれしいです」と、コメント。

兵庫県 淡路島洲本温泉 海月舘

シェフ・料理家賞
「島の鯛と玉ねぎのウニフィーユ鍋スープ 」

島の鯛と玉ねぎのウニフィーユ鍋スープ
料理家賞

「鯛、玉ねぎ、ウニ、それぞれに力強さがある、地域性もよく出ている」と、浜内さん。
「口にすると、目の前に淡路島の景色が浮かんでくるようです。深みがあっておいしい」と武田副社長も絶賛。

栃木県 那須温泉 ホテルエピナール那須

フォトジェニック賞
「野菜スープ南瓜フラン 栃木テロワール」

野菜スープ南瓜フラン 栃木テロワール
フォトジェニック賞

試食時に、インフルエンサーの方々から「見た目が華やか」「花がのっていてかわいい」と、そのビジュアルを高評価する声が多かった朝ごはん。一同、納得の受賞です。

高知県 サウスブリーズホテル

郷土賞
「ウツボと旬野菜の土佐茶漬け」

ウツボと旬野菜の土佐茶漬け
郷土賞

初めてうつぼを食したという武田副社長は、「ほわっとした甘みが広がり、歯ごたえもいい。お茶漬けの出汁ともよくマッチする」と、称賛のコメントを述べました。

新潟県 あてま温泉 当間高原リゾート ベルナティオ

旅先で食べたい朝ごはん賞
「茸出汁と蟹振袖を纏った焼きおにぎり」

茸出汁と蟹振袖を纏った焼きおにぎり
旅先で食べたい朝ごはん賞

一般ユーザーの投票数が最も多く、優勝とダブル受賞となりました。

全体を振り返り、審査員の神田川氏は「これまでにない、レベルの戦いだった。どこの施設も、味、アイデア、色、形が素晴らしい。感動しました!」とコメント。

参加者の声

朝ごはんフェスティバル2019 ファイナルステージ会場
朝ごはんフェスティバル2019 ファイナルステージ会場

今回一般ユーザー審査員として来場した方々からは、「おいしい朝ごはんを食べることを目的に、旅行に行くのも楽しそう!」「おいしい料理が食べられて、大満足。日本にはおいしい食べ物がたくさんあるって、再認識しました」「旅行に行きたくなりました」「優勝した旅館、いってみたい!」という声も。皆さんイベントを存分に楽しんだと同時に「旅行に行きたい!」という気持ちにも火がついたようです。
旅先ではぜひ、おいしい朝ごはんにも注目してみてください!

取材・文/柿沼曜子

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