心ときめくアート時間が過ごせる京都の美術館6選~モネの「睡蓮」を美しい空間ごと鑑賞できる美術館や、絶景カフェ併設のスポットも~

心ときめくアート時間が過ごせる京都の美術館6選~モネの「睡蓮」を美しい空間ごと鑑賞できる美術館や、絶景カフェ併設のスポットも~

提供:ことりっぷ

 

京都には、静かにアートと向き合えるすてきな美術館がたくさんあります。レトロな洋館、美しい庭園、町家を活かした空間…。歩くだけでも心がほどけていくような情緒漂う場所で、好きな作品にふと出会えるひとときは、まさにごほうび時間です。

今回は、やさしい空気に包まれながら、芸術の魅力に浸れる美術館を6つご紹介します。京都散策の合間に、感性をリセットするアートなおさんぽに出かけてみませんか?

 

 

【祇園】街の賑わいから離れてゆったりアート時間を満喫「何必館・京都現代美術館」

【祇園】街の賑わいから離れてゆったりアート時間を満喫「何必館・京都現代美術館」

祇園の街中にひっそりと佇む「何必館・京都現代美術館」。国内外の近代・現代美術を中心に、絵画や写真、工芸など幅広いジャンルの作品が楽しめる美術館です。

建物は地下から5階まであり、階ごとに展示空間の雰囲気が異なり、作品の魅力が引き立つよう丁寧に設計されています。

中でも5階にある光庭と茶室は、自然の美しさとアートが調和する、ほっと心がほどける場所。北大路魯山人の作品を展示する常設室もあり、静かにアートと向き合いたい方にぴったりの空間です。

 

現在は、世界40カ国以上を旅して撮影を続ける写真家マイケル・ケンナの展覧会を6月29日(日)まで開催中。

彼が50年以上にわたり訪ね歩いた地の記憶を、美しいモノクロ作品約60点でたどります。祇園の賑わいから少し離れ、ゆったりとした時間を過ごしてみませんか?

 

 

【天王山】モネの「睡蓮」や眺望抜群のカフェも♪「アサヒグループ大山崎山荘美術館」

【天王山】モネの「睡蓮」や眺望抜群のカフェも♪「アサヒグループ大山崎山荘美術館」

天王山のふもとに佇む洋館美術館。

国の有形文化財に登録された建物である「本館」と10年ほど前に新設された「山手館」では、民藝作品を主としたそのときどきの企画展を、「地中館」では、印象派の巨匠クロード・モネの連作「睡蓮」などの絵画を、美しい空間ごと鑑賞できるのが魅力です。

名品に囲まれた空間は、まるで物語の中に迷い込んだような気分に。

 

喫茶室では、コーヒー、紅茶、ビール、ワインといったドリンクや、ワインケーキ、黒トリュフ風味のスペイン産ポテトチップスなど定番メニューのほか、毎回企画展のテーマとリンクした特製スイーツも登場。

晴れた日は彼方に木津川、宇治川、桂川の3つの川や石清水八幡宮のある男山を一望できるテラス席でどうぞ。

 

 

【岡崎】緑あふれる文化空間「京都市京セラ美術館」

【岡崎】緑あふれる文化空間「京都市京セラ美術館」

日本初の公立美術館として知られる「京都市京セラ美術館」は、岡崎エリアの緑に囲まれた文化スポット。東山を背景にした優美な外観も魅力的で、京都ゆかりの芸術家の作品を中心に、多彩な企画展が開催されています。

本館は和洋が融合した帝冠様式と呼ばれる建築の代表格で、リニューアルに際しては、創建当時の意匠を最大限に保存しながら現代的なデザインをプラス。新しい美術館へと生まれ変わりました。

 

屋上庭園「東山キューブテラス」へと向かうことができます。テラスからは、日本庭園や目の前に広がる東山の山並みを眺めることができ、特に夕暮れ時の美しさは必見。テラスに座って、夕日が沈むのをゆったりと眺めてみるものよいですね。

 

 

【吉田山】日本庭園に斬新な作風を取り入れた作庭家の旧宅「重森三玲庭園美術館」

【吉田山】日本庭園に斬新な作風を取り入れた作庭家の旧宅「重森三玲庭園美術館」

東福寺の本坊庭園をはじめ、日本庭園に斬新な作風を取り入れた重森三玲の旧宅、書院・庭園部を公開している「重森三玲庭園美術館」。モダンで斬新な石組や、借景を活かした景観は写真映えも抜群、庭園そのものが芸術作品として訪れる人を魅了します。

館長による様々なエピソードを交えた説明も聞きどころが多数。質問にも分かりやすく答えてくださいます。訪れる時期によって見学できる範囲などが異なるので事前にホームページなどで確認してから、お出かけくださいね。

 

 

 

【嵐山】美しい自然のなかで日本の美術と文化を発信「福田美術館」

【嵐山】美しい自然のなかで日本の美術と文化を発信「福田美術館」

江戸時代から近代にかけての京都画壇の作品を中心に、約1800点を収蔵する「福田美術館」。

館内は伝統的な京町家のエッセンスを取り入れ和を意識した空間になっています。貴重なコレクションをしっかり守るという覚悟を込めて、展示室は「蔵」をイメージして設計しているのだとか。

 

館内の廊下から外を眺めると、美術館敷地内の水鏡(浅い池)から風景が途切れることなく桂川、そして対岸の嵐山へと広がる様子を見ることができます。

 

 

【衣笠】彩り豊かな日本画の世界「堂本印象美術館」

【衣笠】彩り豊かな日本画の世界「堂本印象美術館」

京都・衣笠にある「堂本印象美術館」は、日本画家・堂本印象が自ら設計し、開館したユニークな美術館。金閣寺や仁和寺といった世界遺産を結ぶ「きぬかけの路」に面し、白と金の外観が目をひきます。

館内では、やわらかなタッチの仏画から、戦後の自由な抽象画まで、印象の多彩な世界が広がります。ロビーに飾られたステンドグラス『蒐核』や、展示室へと続く廊下にもアートがちりばめられ、まるで美術館全体がひとつの作品のよう。

 

3階のサロンからは比叡山や大文字山が望め、心がほどけるようなひとときを味わえます。

美術館オリジナルのグッズも魅力で、作品から着想を得たマスキングテープや、羊羹「光る窓」など、アートを感じるお土産選びも楽しい時間。印象の自由な感性にふれられる、美しく心地よい空間です。

 

 

いかがでしたか?
今回は、過去に「ことりっぷWEB」で紹介したお店の中から、京都に来たら訪れたいアートスポットをまとめてご紹介しました。営業時間、休館日などは最新の情報をご確認のうえ、おでかけくださいね。

 

 

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