
提供:ことりっぷ
鎌倉や江ノ島など湘南エリアを訪れるなら、ぜひ味わいたいのが新鮮なシラス料理。
定番の生シラス丼はもちろん、ピザ、トースト、スコーンまで、地元の名物を存分に楽しめるお店が数多くあります。海辺のテラスで絶景を眺めながら食事をするのもよし、散策途中に立ち寄ったカフェでシラスを使った一品を楽しむのも素敵です。
鎌倉や江ノ島ならではの風情を味わいながら、湘南の名物料理を堪能できる5軒のお店をご紹介します。
古民家ベーカリーカフェ「パンとエスプレッソと由比ガ浜商店」のシラストースト
江ノ電和田塚駅から徒歩約2分
由比ガ浜大通り沿いの「パンとエスプレッソと由比ガ浜商店」は、昭和の面影を残す酒屋を改築したベーカリーカフェ。
店内には40種類以上もの焼きたてパンやサンドイッチが並び、訪れる人を楽しませます。
ムーとシラスのトーストはサラダなどを盛り合わせたプレートでイートイン限定
イートインでは、看板商品の食パン「ムー」にあおさクリームをまとったシラスをトッピングしたトーストがいただけます。
ムーのほんのりとした甘みとシラスの塩気の相性がよく、あおさからは潮の香りがふわりと漂います。このトーストは日本各地にある系列店の中でもここでしか味わえない限定メニュー。添えられた大葉が後味をさっぱりと引き締めます。
「カフェ・ラテ」(650円)
江ノ島の絶景テラスで味わう「魚見亭」の朝獲れ生シラス丼
「江の島丼」(1,000円)「生しらす丼」(1,250円)
明治時代に創業した「魚見亭」は、近郊の漁港で水揚げした新鮮な魚介類を扱う食事処で、お店の奥にはキラキラとした青い海を見渡すテラスが設けられています。
天気のいい日は富士山や箱根、伊豆大島までも一望でき、水平線を眺めながら江ノ島らしさを満喫できます。
シラスを生で贅沢に※1月~3月上旬の禁漁時期と天候不順で入荷のない場合もあり
看板メニューの生シラス丼は、朝獲れの鮮度抜群なシラスがたっぷりと盛られた一品。透明感のある生シラスのほんのり甘い風味は、一度食べたら忘れられません。
おろしショウガや大葉とともに、醤油や七味をお好みで加えていただきましょう。
開放感のあるテラス席
スコーン専門店「Good Morning Scones Kamakura」のシラススコーン
カウンターに並ぶ朝焼きのスコーン
由比ガ浜通りにたたずむ「Good Morning Scones Kamakura(グッドモーニングスコーンズ カマクラ)」は、国産小麦を使用した手作りスコーンが自慢のおしゃれな専門店です。
ショーケースにはプレーンやアールグレイなどの定番フレーバーから、季節限定の味まで豊富に揃います。
「鎌倉産釜揚げシラス&チーズ」(300円)
その中で目を引くのがシラスのスコーンです。生地に大量のシラスを混ぜ込んで焼くスコーンは、ほんのりとした塩気と香ばしさが魅力。スコーンの甘みやチーズの風味とも絶妙に調和し、このお店でしか味わえないユニークな一品です。
由比ガ浜通り沿いのショップ
テラスで楽しむ「イルキャンティ・カフェ 江の島」のシラスピザ
青い海が目の前
江ノ島の高台に位置する「イルキャンティ・カフェ 江の島」は、海に面したテラス席が広がるリゾート感あふれるイタリアンカフェ。時おり水上ボートが白い波しぶきをあげて通り過ぎるといった絵葉書のような景色が広がるイタリア料理のお店です。
「しらすピッツァ」(1,670円 Mサイズ)
こちらでは、シラスを贅沢に使った料理が豊富。特にクリスピーなパリパリとした生地にたっぷりのシラスを乗せたピザは、窯焼きならではの香ばしさとシラスの旨味が食欲をそそります。
スパイシーなハバネロソースを合わせれば、さらに味わい深くなります。
木々が生い茂るショップ前
小町通りの食事処「和彩 八倉」でいただくシラス丼の定食
小鉢・香の物・茶碗蒸し・お吸い物付き「生しらす丼」(2,000円)※1月~3月上旬の禁漁時期と天候不順で入荷のない場合もあり
鎌倉野菜と地元の新鮮な魚を味わう「和彩 八倉」では、生シラスを腰越にある網元「勘由丸」から毎朝、獲れたてを仕入れています。
網元とは約20年の付き合いの中で信頼関係が育まれ、禁漁時期やシケなどで漁に出られない日を除いてほぼ安定して入荷があります。新鮮な生シラスは透明度抜群、ほんのりとした甘みがあります。
湘南名物の生シラス
生シラスとはまた異なった風味と食感の釜揚げのシラスも定食で楽しめます。網元で新鮮なうちに塩ゆでにされるので魚本来の風味が生きていて、ふっくらとして柔らかい食感も魅力です。
透明度のある生シラスに薬味をつけて
湘南エリアならではのシラス料理を楽しめる個性豊かな5つのお店を紹介しました。鎌倉や江ノ島を訪れた際には、ぜひこれらのお店で湘南の味を堪能してくださいね。
文:高橋茉弓 写真:高橋茉弓、古本麻由未