
提供:ことりっぷ
京都駅から電車で約1時間30分。穏やかな時間が流れる福知山市の城下町に、ひときわ目立つクラシカルな建物があります。それが、丹波栗など最高級の栗を使った洋菓子店「足立音衛門」の本店。
文化財にも指定された洋館を活用した「お城カフェ」では、こだわりのスイーツをゆったりと楽しめます。やさしい甘さに包まれて、心までほくほく。ノスタルジーな空間で、とっておきの午後のひとときをどうぞ。
福知山城のお膝元にお店を構える洋菓子店
JR福知山駅から、てくてくおさんぽすること約15分。明智光秀が築いた福知山城のすぐそばに、栗スイーツで知られる「足立音衛門 京都本店」があります。
重厚感のある数寄屋造りの建物は、大正元年に建てられたもの。年月を重ねた木のぬくもりが、旅人をやさしく迎えてくれます。
店名の由来は、丹波に暮らしていたオーナーのご先祖様の名前から
オーナーの足立さんは、フランス料理店のもと料理人。デザートとして出していたケーキが評判を呼び、ケーキを販売するように。その後、百貨店やお取り寄せグルメで人気を博し、2000年、足立さんの大好きな栗スイーツを中心とした洋菓子店「足立音衛門」を開業させました。
本店ショップには、栗やフルーツを使ったパウンドケーキをずらっと10種類以上を用意。ほかにも、栗ペースト入りのどら焼きや和三盆のドーナツ、なめらかジェラートまで。どれにしようか迷う時間も、ちょっとした幸せです。
歴史あるお城カフェで贅沢なひとときを
先ほどのショップで購入したスイーツは、本店駐車場の裏手にある「足立音衛門 お城カフェ」で味わうことができます。
お城カフェは、大正元年に建てられた、白いおしゃれな洋館。この洋館をはじめ、本店ショップの主屋、御殿、撞球場は、福知山を流れる由良川の堤防工事を担った「松村組」創業家の元住宅で、事務所としても使われていました。
1997年には京都府指定文化財に選定。時を重ねるごとに、その美しさと価値が大切に受け継がれています。
入ってすぐのところには、クラシカルな洋室が2部屋。自然と会話がふくらむようなやさしい佇まいです。
そして奥へ進むと、ガラス張りの和洋折衷のお部屋が現れます。ここは、和のぬくもりと洋のエレガンスが調和した、癒やしの空間。大正ガラス越しにゆらぐ光が、どこか懐かしくて、やさしい♪
渡り廊下にも、心地よい風が吹き抜ける席を用意。お庭を眺めながら、まったりとした時間を過ごせます。
丁寧に選ばれた器とともに、上品なスイーツを
カフェは、1ドリンクオーダー制。全部で8種類のカップがあり、ドリンク注文時に好きなものを1つ選べます。カップはそれぞれ、作家さんが作る手づくりの1点もの。ひとつひとつ、じっくり愛でながら、お気に入りをセレクトしてくださいね。
カフェの一角には、スイーツがずらりと並ぶショーケースも。本店ショップまで足を運ばなくても、ここで気になるお菓子を直接注文できます。
人気ナンバーワンの栗スイーツ
「集栗夢(シュークリーム)」(418円)
足立音衛門といえば、“栗オタク”として知られるオーナーの情熱から生まれた、こだわりの栗スイーツ。丹波産をはじめとする国産栗はもちろん、世界各地から選び抜いた栗を使ったバリエーション豊かなスイーツがそろいます。
なかでもおすすめは、人気ナンバーワンの「集栗夢(シュークリーム)」。
サクッと軽やかなシュー生地の中には、ふわとろのマロンクリームと生クリームとカスタードを合わせたクリームがたっぷり、さらに栗が一粒。ひと口頬ばると、栗の香りがふわっと広がり、おいしさがじんわりと染みわたります。
ワクワク感が楽しい、日替わりのお試しケーキ
「本日のお試しケーキ」(330円~550円)。栗のテリーヌが出たらラッキー♪
「今日は何が出るのかな?」そんなふうにワクワク胸がときめくのが、日替わりで提供される「本日のお試しケーキ」です。何がいただけるかは、運次第。運が良ければ、高級な「栗のテリーヌ」が出されることも!
週末限定の特別なケーキも
「バタークリームとショコラのケーキ」(660円)
「バタークリームとショコラのケーキ」は、週末だけのお楽しみ。クッキー生地にガナッシュ、栗入りバタークリーム、生クリームを重ね、仕上げに栗をちょこんとのせて。ひと口ごとに、幸せなハーモニーを楽しめます。
2025年新登場のニューフェイス
「鯛屋一郎」(489円)
そして、2025年3月登場のお菓子がこちら。しっとり食感のマドレーヌに、大納言小豆のあんこをたっぷり入れた小さな“鯛焼き”が泳ぐ「鯛屋一郎」。和菓子も洋菓子もどちらも食べたい、欲張りさんの心を満たすスイーツです。
「栗焼」(440円)
「栗焼」も2025年4月に出来たばかりの新商品。讃岐和三盆糖と発酵バターを使った贅沢な生地で、大納言小豆の粒餡と国産ムキ栗を包みました。
見た目はかわいいのに、味わいはしっかり。素材が響く、上品な一品です。
お土産に選びたい。栗好きのためのご褒美ケーキ
「栗のテリーヌ」(5,400円)、「栗のテリーヌ 天」(12,960円 )
お土産に迷ったら、栗がぎっしり詰まった、足立音衛門を代表する「栗のテリーヌ」を。このケーキ、驚くことに総重量650gのうち、なんと400gが栗。どこを切っても、たっぷり栗が顔をのぞかせるように作られました。
さらに、丹波栗とヨーロッパ産の大粒栗を使った「栗のテリーヌ 天」は、栗菓子の最高峰とも言える逸品。粒よりな丹波栗とヨーロッパ種マローネ栗を贅沢に使用し、オーナー・足立さんの“栗愛”がぎゅっと詰まっています。
“スイーツのまち”福知山市では、「栗のテリーヌ」を「スイーツサブスク」の返礼品の一つとして展開中。ふるさと納税の返礼品になっているほか、ふるさと納税限定の「福知山スイーツサブスク」でも、おいしい“栗時間”をたっぷり楽しめますよ♪
※店舗によって価格の異なる商品がございます。