世界で一つだけの手織りマフラーづくりを体験♪大阪・中崎町にある体験工房「SAORI豊崎長屋」

提供:ことりっぷ

 

木造建築の長屋や古民家が残るレトロな街・中崎町のはずれにある、さをり織りの手織り体験工房「SAORI豊崎長屋」。さをり織りとは、誰でも好きに自由に楽しむことができる手織り表現のこと。自分で選んだカラフルな糸を編んでいくと、色と色の重なり合いで、世界にひとつだけのオリジナルの織物ができあがります。工程は縦糸と横糸を交互に編んでいくだけなのでシンプルで簡単。アレンジも気軽にチャレンジできますよ。

 

 

古民家を活用した手織り体験工房

古民家を活用した手織り体験工房 築100年以上の長屋を改装

大阪メトロ谷町線中崎町駅から徒歩6分、JR大阪駅からは徒歩20分ほどの場所にある「SAORI豊崎長屋」。長屋の保全活動の一環で、さをり織りの手織り体験工房が生まれました。

 

壁一面に色とりどりの糸がずらり

さをり織りは1960年代、大阪で生まれたとされる手織りの一種。スタッフの金野哲哉さんは「決まった定義はないので、自分を表現する手段として、さをり織りを楽しんでほしい」と言います。

 

まずは糸選びから

まずは糸選びから

まずは縦糸を選びます。2~5色の糸をあらかじめ組み合わせたものが30パターンほどあり、すぐに織機にセットできるよう専用器具にセットされています。

 

続いて、横糸を選びます。たくさん使うため20~30本、選んでおきましょう。

横糸をよく見ると、いろんな色が混ざっています。これは糸を無駄なく使おうと、糸の切れ端などを撚り合わせているから。単色ではないので、縦糸と組み合わせたとき、予想ができない色合いに仕上がるのがさをり織の魅力です。

 

縦糸に隙間に横糸を入れて打ち込むだけ

縦糸に隙間に横糸を入れて打ち込むだけ

横糸はシャトルと呼ばれる道具にセット。いよいよ手織りのスタートです。

 

まずは縦糸の隙間に横糸をすべりこませます。

 

筬(おさ)と呼ばれるバーを手前に引いて打ち込みます。

 

足元にある踏み木を踏んでから、横糸を通して筬を打ち込む、この作業を繰り返します。踏み木は2つあるので、交互に踏んでくださいね。

 

原毛をつかってアクセントに

原毛をつかってアクセントに

シンプルに織り進めていくだけでも、糸と糸の色の重なりで美しく仕上がりますが、ちょっとしたアクセントとして、原毛を織り込むのもおすすめ。

 

原毛は縦糸の隙間に挟んでから横糸を打ち込むだけなので簡単。

 

気分が赴くまま、いろんな色の原毛を加えてみてくださいね。

 

約2時間でマフラーが完成する手軽さが魅力

約2時間でマフラーが完成する手軽さが魅力

手編みのマフラーは何日もかかるイメージですが、さをり織なら2時間ほどでマフラーサイズが完成。先生に教えてもらうというより、手順をレクチャーしてもらいながら、自分で織っていくので、満足感も高まります。

 

ミトンなレッグウォーマーにアレンジ

ミトンなレッグウォーマーにアレンジ ミトン2,420円、レッグウォーマー3,850円

手芸好きな方なら、自分が織ったさをり織りで他の布小物にアレンジしてみては?
工房では作家さんが手作りしたミトンやレッグウォーマーを販売しているので、お手本にしてみてくださいね。

 

手織り機織り体験の体験料は1回(2時間〜)1,100円+材料費1g/11円、
マフラーサイズなら合計3,000円ほどです。

こちらの体験工房は月に200~300人が利用。さをり織りは自分の感性をいかした唯一無二の生地が作れるとあって、作家さんが作品の素材を作るため通っているそうですよ。

さをり織りに失敗や間違いはありません。自分で選んだ糸が編みあがることで、予想していなかった風合いになる感動を味わってみてくださいね。

 

 

文:西 倫世 撮影:西木義和

 

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