提供:ことりっぷ
江戸時代から繊維関連の問屋街として発展した馬喰町に宿泊しながら一晩中マンガが楽しめるコンセプトホテル「MANGA ART HOTEL, BAKUROCHO(マンガアートホテル バクロチョウ)」が、2024年4月1日にオープン。アニメ化されているような有名タイトルから、普段なかなかお目にかかる機会のない知る人ぞ知る作品まで、幅広い蔵書がそろっています。マンガに没頭できる特別な空間でゆっくりと過ごしてみませんか。
JR馬喰町駅直結!一晩中マンガに没頭できるコンセプトホテル
駅の階段を上がったすぐ横のビルにホテルの入口がある
JR馬喰町駅直結。東京駅よりJR総武線快速で約5分、秋葉原まで徒歩15分とアクセスも便利な馬喰町にコンセプトホテル「MANGA ART HOTEL, BAKUROCHO」が、2024年4月1日(月)にオープンしました。「眠れないホテル」をテーマに、2019年に小川町に1号店がオープン。2022年夏に神保町、馬喰町は3つ目のホテルです。
フロントスタッフは24時間常駐している
入口のドアを開けたら、透明感のある真っ白な空間のエントランスが広がっており、すぐ横には24時間スタッフが常駐するフロントが設置されています。ビルの1階はフロント、2階~5階は客室、7階はシェアオフィス「MANGA AND BOOKS WORK LOUNGE」を設置。どのフロアでもマンガを気軽に楽しめるような環境が整っています。
1階奥にあるブックラウンジは宿泊者が自由に利用可能。旅に関するマンガを集めた特設棚も設けており、外国人観光客も楽しめるように英語表記のマンガや画集など、客室にはないマンガのラインナップがそろっています。
宿泊者が自由に利用できるブックラウンジ。マンガは客室に持ち込むことができる
【3階~5階】家族や友人と過ごせる客室
3階~5階「Type B(1名~12名)」(40,000円~)
客室は2階がType A、3階~5階がType Bに分かれており、Type Bは1名から最大12名の宿泊ができます。どのタイプの客室も75平米あり、内装も本や漫画が映えるシンプルな内装。日本文化が感じられる温かみのある空間がゲストを出迎えてくれます。さらにフロア全体はゲストハウスのような相部屋ではなく、1組がひとつの部屋として利用ができプライベート空間もしっかり確保。1泊から長期滞在の利用もでき、自宅で家族と過ごすひとときのようにゆったりとくつろげますよ。
それぞれの蔵書に書いてあるおすすめコメントは必読
施設内の棚に陳列されている漫画は随時約2000冊が配置されており、各客室には本のプロが選書した約400冊のマンガがそろいます。フロアにはナチュラルな木の造りの2段ベッドが3台。その空間に身を置いていると、まるで図書館の中に滞在しているかのような感覚になりますよ。
配置されているマンガは特にジャンルが決まっていなく、どの年代にも受け入れられるようにランダムに選定されています。普段出会うことのないジャンルのマンガに出会えるかもしれませんね。
ベッドの中にはコンセントやライトの設置があり個室のような空間を体験できる ソファはセミダブルソファベッドとして利用できる
中央のソファの前には、壁に投影して映像を楽しめるポップインアラジンを設置。各サービスのアカウントを持っていれば、NetflixやAmazon Prime Video、ABEMAにログインして映画や動画を鑑賞ができます。マンガ以外に映画を鑑賞できるのもポイントです。
左上「冷蔵庫・食器棚」、左下「シャワールーム」、右上「洗面台」、右下「ダイニングスペース」
フロアの奥には、大きなダイニングスペースがあり、冷蔵庫や調理器具、食器もそろっているので食材を持ち込んでIHキッチンで料理をすることができます。そのほかシャワールームやトイレが2台ずつあり、洗面台、ドラム式洗濯乾燥機が完備されているなど生活には欠かせない備品も充実。客室内の倉庫は一人用ワークスペースとしても利用できるので、ホテルに滞在しながら仕事に集中することができますよ。
【2階】寝台特急の什器家具を再利用した寝台ルーム
2階「Type A(1名~10名)」(40,000円~)
2階の客室は旅をテーマに、寝台特急の寝台や什器等を再利用した寝台ルーム。1室だけの特別な客室として、かつて寝台列車の車内で実際に使用されていた寝台の一部やランプシェード、三面鏡など、旅を感じさせるインテリアがあちらこちらに取り入れられているのが特徴です。
ワンルームの中にセミシングルの2段ベッドが4台、セミダブルソファベッドが1台設置されており、最大10名まで宿泊ができます。こちらのフロアでも、ダイニングスペースやキッチン、シャワールームなどの備品が備えてあります。
バンクベッドに寝台特急の什器家具を再利用した寝台ルーム ランプシェードや洗面台の三面鏡、補助シートなど寝台列車で使用されていたレトロな備品が旅の気分を盛り上げる
約500冊のビジネス書やマンガがそろうワークラウンジ
「オープン席 1席プラン」(従量課金15分 100円)、「月額オープン席プラン」(初期費用 50,000円・月額 25,000円)
最上階の7階は10:00~18:00まで、宿泊者以外も利用できるシェアオフィスを併設。部屋内は一人で利用できるカウンター席や広々とした大テーブルなどフリーデスクを配置。各デスクには電源コンセントやWi-Fiが完備されているので、パソコンを持ち込みさえすればすぐに仕事を始められる環境が整っています。
壁に沿ってずらりと並ぶ本棚には約500冊のビジネス書やビジネスマンガが収められており、時間内は手に取って自由に読むことができますよ。
客室とは異なるジャンルのビジネス書やマンガがそろっている
おすすめの本は、リンダ・グラットン著の「LIFE SHIFT 2」と「まんがでわかる LIFE SHIFT 2」。100年の人生を生きる時代における「新しい生き方」のロードマップを導いてくれるビジネス書です。書籍とマンガ版の2種類あり、2つを読み比べるのがおすすめ。特にマンガではわかりやすく読めるので仕事に対する学びを深めたり、悩みを解決する糸口を見つけたり、本から想像しなかった新たな発見が得られるかも。
書籍とマンガをペアで読むとより理解が得られる 「1席個室 貸切プラン」従量課金15分 200円、「月額個室プラン」(初期費用 100,000円・月額50,000円)
オフィスの奥には1人用の個室ブースが4席配置されており、15分から利用可能。自宅やオフィス以外でWeb会議やPC作業に集中したい時に利用してみてはいかが。扉付きの完全個室なので、周りを気にせずに仕事をすることができます。
客室の予約は公式ホームページから事前予約制。本に囲まれた客室で過ごしたら今まで出会うことのなかった本に巡り合えるかもしれません。ぜひお気に入りのマンガを見つけてみてくださいね。
真っ白でシンプルな個室で自分だけの空間を確保。周りを気にすることなく快適に過ごせる
文:南森エレナ