提供:ことりっぷ
東京の東側、レトロさの残る下町。多くの観光客が集まる浅草に本店を構える老舗の芋ようかんから、錦糸町にある小さな和菓子店のかわいい猫型もなか、千駄木の住宅街にあるおしゃれな焼き菓子店のクッキーなど、下町で愛されるお菓子をご紹介します。こだわりの品ばかりなので、手土産にもおすすめですよ。
くちばしから尾羽まであんこが詰まった鳥の最中「都鳥型最中」
「言問団子」があるのは、隅田川も近い向島。界隈には山野草を見ることができる「向島百花園」や、徳川家光にゆかりのある「長命寺」など古くからの観光スポットも多く点在します。店の創業は江戸末期といわれ160年以上の歴史を持ち、都鳥型最中との2枚看板で、画家や作家にも愛された3色団子「言問団子」も人気です。
袋から出してみるとまるで手乗り鳥のような愛らしい姿にときめく「都鳥型最中」。袋に描かれた2色の絵の色は、中に詰められたあんこの味を表したもの。上品な甘さの小豆あんと、後味すっきりの白あんの2種が、香ばしい最中の先までたっぷり詰まっています。
丸いおなかの猫が福を呼ぶ?!白あんたっぷりの「たらふくもなか」
ころんとした丸さがかわいい、「たらふくもなか」。招き猫という縁起のいいモチーフながら、ぽっちゃりという愛すべき姿に思わず笑みがこぼれます。
パリッとした皮は香ばしく、あんのしっとりした食感と良い対比。耳先からしっぽまでたっぷり詰まっているのはちょっと珍しい黄金色の粒あん。大きな粒がきれいにそろい、ホクホクとした口当たりとほどよい甘さを楽しめます。
この最中を作っているのは墨田区・錦糸町にある「御菓子司 白樺」。「たらふくもなか」は形もオリジナルで、丸みのある体形やモジモジした脚など細部までこだわって誕生しました。
さつまいも&あんこのナチュラルなおいしさ「芋ようかんとあんこ玉」
東京名物として長年愛されている「舟和」の看板商品は、おいものおいしさがずっしり詰まった「芋ようかん」とコロンとまあるい「あんこ玉」。この2つのお菓子の詰め合わせは、リピーターにも、初めて選ぶ人にも評判です。
「芋ようかん」は、“ようかん”の名前ですがあんこは不使用。さつまいもそのものの優しい味わいとしっとりした食感です。カラフルな「あんこ玉」は、小豆や白いんげん豆のこしあんの素朴な甘さや、抹茶やいちごなどの風味を楽しめます。薄く寒天がかかったつやつやした見た目と、ひと口サイズがかわいらしい和菓子です。
ハーブやスパイスがアクセント。辛党にも贈りたくなる焼き菓子「TAYORI オリジナルクッキー缶 -朱-」
「TAYORI BAKE」は、千駄木の住宅地にひっそりと佇む小さな焼き菓子工房。焼き菓子は甘さを抑え、食材ならではの風味や味わいを大切に、スパイスやハーブ、リキュールなどの遊び心も取り入れています。
街角のポストを思わせる朱色のふたに描かれた郵便配達人のイラストが目を引く「TAYORIオリジナルクッキー缶」。どのクッキーも、甘さは控えめながら個性が際立つ味わいです。サクサク食感の全粒粉や、チャイ、アニスココア、コーヒーのフレーバーのクッキーはひと口ごとにほのかに香りが広がります。
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