一度は見てみたい、日本国内の「雲海」スポット12選

 

1.雲海とは?

雲海(うんかい)とは、山や航空機など高度の高い位置から見下ろしたとき、雲が広々と海のようにひろがって見える様子。

地上から見られる雲海は、山間部などでの放射冷却によって霧、層雲が広域に発生する自然現象で、様々な気候条件が揃ったときに見ることができます。

雲海が見られる条件
季節:春、または秋 
時間:夜明け前~早朝
気象:湿度が高く十分な放射冷却があること(なるべく無風状態)
地域:山間部、盆地

 

2.東日本の雲海スポット

北海道

雲海テラス

雲海テラス
雲海テラス
雲海テラス

北海道にある星野リゾート トマムの「雲海テラス」では主に3つのタイプの雲海を見ることができます。

1つ目は海霧が十勝平野(とかちへいや)を覆い日高山脈を越えて流れ込んでくる躍動感のある壮大な雲海、 2つ目は放射冷却によって発生しホテルが雲の中から突き出るように見える雲海、 3つ目は天気が悪いときやこれから悪くなるときに現れて山にまとわりつくように広がる雲海で、天候や条件によって見える雲海の形が変わります。

「雲海テラス」は2021年8月にリニューアルされ、デッキが今までよりも前面にせり出し、ダイナミックな雲海をさらに間近で見れるようになっています。また、雲の形をした遊歩道「Cloud Walk(クラウドウォーク)」や、雲の形の巨大ハンモック「Cloud Pool(クラウドプール)」、バーカウンターをイメージした「Cloud Bar(クラウドバー)」などもあり、楽しみ方も様々。カフェでは、雲を表現した可愛らしいスイーツも要チェックです。

雲海 発生時期
5~10月上旬頃 特に6・7月は比較的発生確率が高い
雲海テラス 営業時間
2023年5月11日~10月16日
※雲海ゴンドラ上り営業時間
[5月11日~31日]5:00~7:00まで
[6月1日~10月16日]5:00~8:00まで ※9月を除く
[9月1日~30日]4:30~8:00まで

群馬県/長野県

渋峠

渋峠
渋峠

横手山と白根山の間を通過する渋峠は、日本で一番標高の高い国道として有名な292号線にあります。標高が2,000m超えており、夏場でも寒暖差が激しいため雲海の発生率も高く、関東では有名な雲海スポットです。
※志賀草津高原道路(国道292号線)は、冬季(11月中旬~4月下旬)は冬季閉鎖のため一般車両の通行はできません。

雲海 発生時期
5月~11月頃

埼玉県

美の山公園

美の山公園
美の山公園

標高約586メートルある「蓑山(みのやま)」山頂付近の公園で、春は約8,000本の桜が咲き誇る桜の名所。

園内にある3箇所の展望台からは、雲海に覆われた市街地や山々を望めます。市街地のカラフルな光が雲海を彩る、夜景とのコラボレーションも見事。

特に雨上がりの翌日、風が少ない未明から早朝にかけて出現する確率が高いと言われています。

雲海 発生時期
10~12月、4月(特に11月)

静岡県/山梨県

富士山

富士山
富士山

日本人なら一度は見てみたい、富士山頂からの雲海とご来光の絶景。簡単には見ることはできませんが、眼下に広がる一面の雲の絨毯が真っ赤に染まるその景色は忘れられない光景になるはず。

富士登山の際は防寒対策など充分な装備と事前の情報収集を。

例年 富士山登山シーズン(5合目~山頂)7月上旬~9月上旬


長野県

竜王マウンテンパーク・SORA terrace

竜王マウンテンパーク・SORA terrace
竜王マウンテンパーク・SORA terrace
竜王マウンテンパーク・SORA terrace

標高約1,770mの山頂までは、ロープウェイで気軽にアクセスできるスポット。山頂からは、高社山(こうしゃさん)や妙高山(みょうこうさん)などが重なって見え、空気が澄んだ日には日本海に浮かぶ佐渡島(さどしま)まで見ることができます。

山頂にある「SORA terrace cafe」は、くつろぎながら雲の動きを眺められる空間となっており、ソファースペースや、テーブル席、カウンター席など、様々なシーンに合った座席を用意。

雲海の発生率は約62%と言われており、雲海から突き出た山がまるで島のように見える光景は見事。

雲海 発生時期
春~秋
竜王マウンテンパーク・SORA terrace 営業時間
2023年4月29日~11月5日
※運休期間:7月3日~7日、9月4日~8日

長野県

高ボッチ高原(たかボッチこうげん)

高ボッチ高原
高ボッチ高原

長野県の高ボッチ高原は標高約1,665mの高さにあるなだらかに広がる高原で、富士山と雲海が一緒に見られる絶景スポット。諏訪湖越しに富士山を望む素晴らしい眺望が楽しめます。
※冬季は閉鎖されます。

雲海 発生時期
10月~12月頃

長野県

雲海Harbor

雲海Harbor
雲海Harbor

自然豊かな南信州阿智村にある「富士見台高原ロープウェイ ヘブンスそのはら」。ゴンドラとリフトを乗り継ぎ、標高約1,600mの展望台へ行くと南アルプスまで広がる雲海の絶景が待っています。夜の星空スポットとしても有名で、『天空の楽園 日本一の星空ナイトツアー』も開催されています。

雲海 発生時期
雲海Harbor 営業期間
2023年の営業期間は未発表
天空の楽園 日本一の星空ナイトツアー Season2023
2023年の開催情報は未発表

 

3.西日本の雲海スポット

滋賀県/福井県

おにゅう峠

おにゅう峠

ドライブやツーリングスポットとして知られている、滋賀県と福井県をまたぐ「おにゅう峠」。

標高約820mの林道が色鮮やかな紅葉で彩られる秋は特に美しいエリア。昼夜の寒暖差が特に激しい早朝には、雲海が出現することも。紅葉とのコラボレーションは見事です。

雲海 発生時期
10~12月頃

兵庫県

竹田城跡・立雲峡

竹田城跡・立雲峡
竹田城跡・立雲峡

幻想的な雲海に浮かぶ城跡の様子が「天空の城」や「日本のマチュピチュ」と一躍有名になった竹田城跡。

竹田城跡から見る景色も絶景ですが、雲海に包まれた竹田城跡を眺めるには円山川(まるやまがわ)の対岸にある立雲峡(りつうんきょう)が絶好のスポットです。

雲海 発生時期
秋~冬 11月下旬〜12月上旬がもっとも濃い雲海が出やすい

京都府

大江山

大江山
大江山

雲海の発生率が高いと言われている、京都府丹後半島の付け根に位置する大江山。山の半ばにある鬼嶽稲荷神社(おにたけいなりじんじゃ)は雲海が発生する方角に向けて視界が開けているため雲海観賞に絶好のスポットです。

雲海 発生時期
10月~12月頃

岡山県

備中松山城(びっちゅうまつやまじょう)

備中松山城
備中松山城

標高約430mの臥牛(がぎゅう)山頂上付近に建ち、現存天守を持つ山城としては最も高い所にある備中松山城。条件が揃った早朝に雲海が現れます。展望台からは雲海に浮かぶ幻想的な姿を見ることができます。

雲海 発生時期
9月下旬~4月上旬頃

宮崎県

国見ヶ丘

国見ヶ丘
国見ヶ丘

雲海の名所として有名な宮崎県の高千穂町にある国見ヶ丘。高千穂盆地や周囲の山々を覆い隠し幻想的な世界を演出します。日の出とともに朝日に照らされた美しいその景色は、まさに「神の住まう街」と思える絶景です。

雲海 発生時期
9月中旬~11月下旬頃

 

4.雲海が見える宿を探す

 

※掲載内容は公開時点のものです。

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