非日常・絶景の旅

山口県の絶景・角島大橋と元乃隅神社を見に行こう!

山口県にある日本海側の観光地では幕末の志士ゆかりの萩が有名ですが、そのほかにも実は最近SNSで話題の絶景スポットが2つあるんです。今回はその山口の絶景地である、エメラルドグリーンの海に真っ直ぐ延びていく橋が美しい「角島大橋(つのしまおおはし)」と、色鮮やかな朱色の鳥居のトンネルと青い海のコントラストが美しい「元乃隅神社(もとのすみじんじゃ)」をご紹介します。

映画やCMにも登場! 話題の絶景スポット「角島大橋」

絶景スポットの角島大橋(つのしまおおはし)
海士ヶ瀬公園の駐車場から、角島と角島大橋を望む

山口県の本州と角島(つのしま)を結ぶ全長1,780mの角島大橋は、平成12(2000)年に開通。通行無料の橋としては国内屈指の長さを誇ります。橋の通行は徒歩や自転車でも可能で、車だと3分ほどで角島まで渡ることができます。

角島大橋はその景観の美しさから、様々な映画やドラマ、CMなどの撮影スポットとして使われてきました。映画『四日間の奇蹟』やTVドラマ『HERO』の最終回にも登場していますし、CMではトヨタ・三菱・マツダなど、日本の名だたる自動車会社の撮影場所にもなっています。

山口県下関市豊北(ほうほく)町の北長門海岸国定公園内にある「角島大橋」は、JR「新山口」駅から車で約1時間20分。中国自動車道の小郡(おごおり)ICから美祢(みね)ICまで走り、国道435号線を北西に進むと到着します。

車の運転が苦手でもご安心を。2019年5月11日〜9月27日の期間限定で、萩・石見空港から「日本海絶景めぐりバス」が週末・祝日に運行。観光バスで各スポットに、手軽にアクセスすることができます。

渡る前に角島大橋の撮影スポット「海士ヶ瀬公園」へ

角島大橋を見渡す海士ヶ瀬公園
海士ヶ瀬公園の見晴らしの良い丘からの眺め

角島大橋の本州側の根元には、橋の絶景を撮影するのに絶好のポイントを持つ「海士ヶ瀬(あまがせ)公園」があります。海士ヶ瀬公園の駐車場からは迫力のある橋の全景と海の美しいコントラストが撮影できますし、丘の上にあるウッドデッキからは橋と角島の最西端を狙うことができます。

駐車場からウッドデッキまでは、歩いて20秒ほど。少し場所を変えるだけで、こんなにも違う景観を撮影することができるんです。左側に見えるきれいなビーチは、「ホテル西長門リゾート」のプライベートビーチ。美しいブルーのビーチと白い砂浜は、まるで南国のリゾートを思わせるほど。

高台から角島大橋を見渡す

駐車場からは歩いて約30秒でアクセスできる高台もあり、こちらはこのように角島大橋を中心にウッドデッキや角島なども一望できる撮影ポイント。角島大橋を渡る前に海士ヶ瀬公園に立ち寄って、まずはコバルトブルーの海との絶景を存分に楽しんでみて下さい。

つのしまおおはし

角島大橋

住所
山口県下関市豊北町神田〜角島
アクセス
美祢ICより車で約1時間
駐車場
あり(47台・無料)

ゆっくりとした島時間が流れる角島へ上陸!

カフェやランチは海を見渡せる「角島テラス」で!

角島テラス

角島でランチや休憩をするなら、海風を存分の感じながら軽食がとれる「角島テラス」がおすすめ。真イカにサザエご飯を詰め込んだ「いかめし」や魚介だしにふぐのうまみを加えた「潮(しお)ラーメン」など、新鮮なシーフードを使ったメニューが味わえるオープンテラスカフェです。

角島大橋を渡って10分ほどの角島の西端に位置していて、テラスからは海が一望できます。ドラマ『HERO』のロケ地の1つだったようで、看板もありました。

角島テラスのいくら入りアカモク海鮮丼

ここで1番のおすすめメニューは、「いくら入り アカモク海鮮丼」(900円)。角島産アカモクのほか、いくらや数の子、つぶ貝、ほっき貝、ホタテ、カニ、びらん、イカ、めかぶ、昆布と10種類もの具材が満載! 口の中で磯の香りやそれぞれの具材の旨味が組み合わさり、海に来た気分を存分に堪能できる味わいです。

こちらの丼で使用している「アカモク」とは海藻で、ヘルシー志向な女性にも人気があるのだとか。

角島テラス

住所
山口県下関市豊北町角島田ノ尻2899-1
営業時間
10:00~日没まで
定休日
不定休
アクセス
美祢ICより車で約1時間
電話番号
083-786-1410
駐車場
15台

「角島灯台」から日本海の絶景を堪能!

角島灯台公園

島の最西端にあり角島灯台がシンボルの「角島灯台公園」は、角島テラスから車で約2分。遊歩道や休憩できる東屋などが整備され、ハマユウの自生地を散策することもできます。

角島灯台公園

角島灯台は明治9(1876)年に完成した日本海側で初の洋式灯台で、今なお現役で活躍を続けています。灯台の横にある105段のらせん階段を最上段まで登れば、眼下には日本海の絶景が広がります。すぐ隣には灯台記念館も併設され、日本の代表的な灯台などについての展示があります。

角島灯台公園

住所
山口県下関市豊北町角島田ノ尻2343-2
営業時間
9:00〜16:30(10〜4月は9:30〜16:00)
料金
参観寄付金200円
休館日
荒天時、ほか臨時休あり
アクセス
美祢ICより車で約1時間
電話番号
083-786-0108
駐車場
100台(有料)

「つのしま自然館」で北長門海岸国定公園の動植物を知ろう!

つのしま自然館

「つのしま自然館」は、角島のある北長門海岸国定公園全体の自然や島固有の自然を紹介する施設。季節ごとの植生や見頃、自然散策や観察会などのイベント情報など旬の情報も発信し、角島を楽しんでもらうよう展示も工夫されています。

つのしま自然館内の展示

館内で目を引くのが、天井に展示されている、かつて角島に漂着して新種として認定された「ツノシマクジラ」の貴重な骨格標本。その他にも、北長門海岸国定公園や角島にある自然が、動植物・鉱石・自然景観などのジャンルごとに展示されています。

つのしま自然館内のテラス席

また、館内の海側のテラス席には、海鳥を観察できるコーナーがあるので、コバルトブルーの日本海に羽ばたく海鳥を双眼鏡でゆっくりと眺めながら過ごすことも。

つのしま自然館

住所
山口県下関市豊北町角島893-1
営業時間
9:00〜16:30(入館は16:00まで)
料金
入館協力金200円(高校生以下は不要)
休館日
火曜日(祝日の場合は翌日、年末年始12/28~1/4)
アクセス
美祢ICより車で約1時間
電話番号
083-786-0430
駐車場
20台

角島のお土産は「しおかぜの里 角島」でチェック!

しおかぜの里 角島

角島のほぼ中央に位置する「しおかぜの里 角島」は、大きな駐車場や土産店、食事処を備えた角島内の道の駅的な存在。島内の観光パンフレットが置かれていたり、レンタサイクルポートなどがあったりと、角島観光の拠点でもあります。

角島ビールなど地元・角島の食材がいっぱい

わかめや海苔など海産物加工品をはじめ地酒やリキュールなど、角島のお土産にぴったりな地元食材の直売所も。

しおかぜの里 角島の磯味亭

併設のレストラン「磯味亭」には、海の幸がふんだんに使われたメニューがずらり。フグの唐揚げや魚フライ、焼きイカなどの定食3種(各800円)にはどれもサザエが2個付いており、「磯味亭カレー」(1,000円)にはフグやアジ、イカ、白身魚などの贅沢なフライがトッピングされています。

また、レストラン内にあるタコ焼き屋台では、タコだけでなくイカやサザエも入った、「角島焼き」(400円)を発見! 通常のタコ焼きよりも、かなり大きめサイズでした。

わかめソフトクリーム

ここにある名物スイーツが「わかめソフトクリーム」(300円)。その名の通りわかめが練り込まれた、一見キワモノっぽい緑色のソフトクリームです。しかし食べてみると、わかめのツブツブ感はありつつも絶妙なおいしさ。ぜひ試してみてください。

しおかぜの里 角島

住所
山口県下関市豊北町大字角島853-4
営業時間
9:00〜17:00(夏季は18:00まで) 
休館日
水曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始 ※夏季は無休
アクセス
美祢ICより車で約1時間
電話番号
083-786-0700
駐車場
180台

角島をめぐるなら「サイクルポート」でレンタサイクル

レンタサイクル「サイクルポート」

島内でサイクリングを楽しみたいなら「しおさいの里 角島」に隣接する「サイクルポート」で自転車をレンタルできます。

大人から子ども用まで種類豊富な自転車が揃う

大人用だけでなく子ども用まで、種類豊富な自転車が揃っています。電動アシスト自転車もありますが、こちらは大人用のみです。自転車で島内をのんびりめぐれば、また違った景色が楽しめそうですね。

サイクルポート

住所
山口県下関市豊北町角島853-4
営業時間
3月~6月、9月~11月は9:00~17:00(7月~8月は10:00~18:00)
料金
普通の自転車が2時間まで大人200円・子ども100円(以降1時間ごとに大人100円・子ども50円追加)、電動アシスト自転車は2時間まで410円(以降1時間ごとに200円追加)
休館日
水曜日(祝日の場合は翌日)、12月~2月 ※7〜8月は無休
アクセス
美祢ICより車で約1時間
電話番号
083-786-2160

白浜と青海のコントラストが絶景!「コバルトブルービーチ」

しおかぜコバルトブルービーチ

「しおさいの里 角島」から道を1本挟むと、その名の通りに海の色が美しい「しおかぜコバルトブルービーチ」があります。ここは海水浴やマリンスポーツが楽しめる海岸で、SUPやバナナボートなどの体験も。

夏の海水浴シーズンには駐車場がすぐに埋まってしまうそうなので、朝の早い時間から来るのがおすすめとのこと。シャワー室と駐車場は、「しおさいの里 角島」で借りられます。

しおかぜコバルトブルービーチ

住所
山口県下関市豊北町角島
料金
大人600円 、 小人300円
アクセス
美祢ICより車で約1時間
電話番号
083-786-2311(角島漁業協同組合)

海風を感じながらのんびり「牧崎風の公園」を散策!

牧崎風の公園

角島最北端にあるのが「牧崎風の公園」。公園までは島民の住宅地など少し狭くなっている道を通過して、この木々のトンネルを抜けた先にあります。

牧崎風の公園の展望所

公園内の散策路を12、3分ほど歩くと開けた展望場所に出ることができ、一面緑の向こうには雄大な日本海の姿が見えます。ここは角島の最北端なので海側は見渡す限りの日本海。絶海の孤島といった雰囲気を味わえます。

牧崎風の公園

住所
山口県下関市豊北町角島
アクセス
美祢ICより車で約1時間
電話番号
083-786-0234
駐車場
20台

米国テレビが日本で最も美しい場所に選んだ「元乃隅神社」

絶景スポットの元乃隅神社

角島大橋から山口県にあるもう1つの絶景スポット「元乃隅神社」までは車で約40分。国道191号線と県道66号線(長門油谷線)を乗り継いで走ると、海沿いに「元乃隅神社」が現れます。

1955年に白狐のお告げにより建立されたと言われるこの神社は、2019年1月にそれまでの「元乃隅稲成神社」から神社名を改め「元乃隅神社」に。アメリカのテレビ局CNNによる「日本で最も美しい場所31選」に選ばれた、世界から注目を集める絶景のパワースポットです。

123基もの鳥居が連なる元乃隅神社

神社正面にある鳥居から階段を上って行くと、123基もの鳥居が連なる荘厳な景観の中を歩くことができます。鳥居の間から漏れる日の光や、チラチラ見え隠れする空と日本海の青さが鳥居の朱色とコントラストを織り成し、より美しさが際立ちます。

朱色の鳥居と青い日本海が映える元乃隅神社の絶景

鳥居すべてをくぐり終えて約2分で行き着く30mほどの高さからの眺めは、1番のフォトジェニックな絶景スポット。100mほども続く朱色の鳥居と、青い日本海で構成された絶景が目に飛び込んできます。

お参りは「拝殿」→「社務所」の順に!

元乃隅神社の拝殿

鳥居の参道を上り切ると、元乃隅神社の「拝殿」にたどり着きます。小さな拝殿ですが、実はこちらパワースポットです。
元々は漁師が白狐のお告げを聞いて大漁祈願や海上安全を目的に作った神社でしたが、今ではそこから派生し、商売繁盛や開運厄除け、良縁などのご利益もあるとされています。

白狐が描かれた元乃隅神社の絵馬

拝殿内には、漁師の枕元に現れて神社建立を告げたとされる、白狐が描かれた絵馬や元乃隅神社の写真が印刷された絵馬が置いてあります。お好きな絵馬を選んで奉納しましょう。

元乃隅神社の日本一入れるのが難しいお賽銭箱

拝殿からさらに20秒ほど上ると、「日本一入れるのが難しいお賽銭箱」が鳥居の中央に現れます。

元乃隅神社の日本一入れるのが難しいお賽銭箱

神社建立のきっかけとなった白狐でかわいく装飾された高さ約4.5mの場所にあるお賽銭箱に、投げ入れたお賽銭が入れば願いが叶うといわれています。ぜひ、お試しください。

元乃隅神社の御朱印

お賽銭箱の鳥居をくぐると、無人の「社務所」があります。お守りやお札、おみくじ、絵馬などを授与しています。1番のおすすめは、この白狐がデザインされた5種類ある御朱印。御朱印の初穂料は、「お気持ち」で納めて下さいね。

元乃隅神社のそのほかの見どころは?

参道入口となる元乃隅神社正面鳥居の日本海側

参道入口となる正面鳥居の日本海側には、そのほかにも見どころがあるので見逃さないようにしましょう。

元乃隅神社のお地蔵さま

海へせり出した大岩の上には、いくつものお地蔵さまが海を見渡すように設置されています。元乃隅神社が建立された経緯も、元々は海での安全や大漁祈願などに由来していることが分かりますね。

元乃隅神社 「龍宮の潮吹(しおふき)」

この大岩の東側には「龍宮の潮吹(しおふき)」という観光スポットもあり、少し離れた場所に展望台が設置されています。龍宮とはこの周辺の海蝕(かいしょく)地形の総称で、潮吹とは打ち寄せる波が岩礁の穴の中に入るごとに、圧縮された洞内の空気が外に出ようとして海水を噴出する様子のこと。
特に冬の北風が強い時には、30m以上も吹き上げることがあるのだとか。その様子が龍が天に昇る様子に似ていることから、こう名付けられたそうです。

もとのすみじんじゃ

元乃隅神社

住所
山口県長門市油谷津黄498
営業時間
日の出から日没まで
休館日
無休
アクセス
美祢ICより車で約1時間10分
電話番号
0837-26-0708 (長門市観光コンベンション協会)
駐車場
116台(1時間300円)

エメラルドグリーンの日本海に映える絶景の「角島大橋」と「元乃隅神社」。北長門海岸線国定公園には、このほかにも自然が創り上げた断崖絶壁や奇岩、怪岩が立ち並び「海上アルプス」と称される青海島(おおみじま)や白砂の美しいビーチが点在するなど、一度は目に焼き付けておきたいスポットに事欠きません。

また、地元産の新鮮な魚介類などのグルメもおいしいエリアで、手軽に地の物が味わえる「道の駅 北浦街道 ほうほく」や2018年4月オープンの「道の駅 センザキッチン」も時間が許せば足を伸ばしたいスポットです。絶景あり、グルメありの旅に出かけてみませんか?

取材・撮影・文/藤谷ぽきお

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