関西の絶景スポット
兵庫県丹波市
壮大な藤のカーテン!「白毫寺」の藤棚

兵庫県丹波市にある「白毫寺(びゃくごうじ)」では、例年5月初旬になると、こんな風に見事に藤の花が咲き乱れます。このお寺の藤は「九尺ふじ」という品種で、長いものは1.5m程度まで伸びるそう。シーズン中、夜には藤棚のライトアップも行っています。また、藤だけでなく、桜や紅葉など、季節ごとの植物が境内を彩ります。
奈良県吉野郡吉野町
桜の絶景ならここ!「吉野山の千本桜」


古来から桜の名所として知られる「吉野山」では、春になるとヤマザクラを中心に約30,000本もの桜が咲き、山の斜面がピンク色に。桜が密集して咲く絶景ポイントは、一目に1,000本の桜が見渡せる豪華さから「一目千本」とも言われ、山の下のほうから「下千本」「中千本」「上千本」「奥千本」の4つのエリアがあります。吉野山は、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部にもなっています。
滋賀県甲賀市
桜色のトンネル「MIHO MUSEUM」

「ルイ・ヴィトン」が2017年にファッションショーを開催したことでも注目を集めた「MIHO MUSEUM(ミホミュージアム)」。ルーブル美術館のガラスのピラミッドを設計したことでも知られる建築家・I.M.ペイによるものです。
この美術館は人里離れた信楽の山中にあり、レセプション棟からトンネル、吊り橋を渡って、美術館棟に至るアプローチが絶景ポイント。トンネルに続く並木道には、春には枝垂れ桜が咲き、トンネルの壁までピンク色に染まります。
※冬期は休館になります。
兵庫県淡路市
一面の花畑!「あわじ花さじき」




淡路島北部にある「あわじ花さじき」は、海に向かってなだらかに広がる広大な丘に、1年を通して季節の花々がびっしり咲く風景が人気です。
3月上旬~4月中旬にかけては満開の菜の花で黄色一色に、8月中旬~11月上旬にかけてはサルビアの真っ赤な花の絨毯が、10月上旬~11月上旬にはコスモスの花で一面ピンク色に染まります。
兵庫県朝来市
天空の城「竹田城跡」

雲海に浮かぶ姿から「天空の城」や「日本のマチュピチュ」と呼ばれる「竹田城跡」は、標高353.7mの古城山山頂に築かれた山城です。雲海が発生しやすいのは、9~11月(特に晩秋)のよく晴れた日の早朝。
雲海に包まれた竹田城跡の姿を見るには、竹田城跡の向かいの朝来山中腹にある展望スポット「立雲峡(りつうんきょう)」がおすすめです。
滋賀県高島市/福井県小浜市
雲海と紅葉のコンビネーション「おにゅう峠」

滋賀県と福井県にまたがる「おにゅう峠」も雲海スポットとして注目を集めています。ここでは、10~12月頃の早朝に雲海が見られ、ちょうど紅葉シーズンとあいまって、雲海と赤や黄色に色づいた山々の見事な景色が見られます。
滋賀県高島市
その数約500本!マキノ町の「メタセコイア並木」


滋賀県高島市マキノ町のメタセコイア並木は、高さ20mほどのメタセコイアの木が約500本、2.4kmにわたって続きます。秋は紅葉、冬は雪で白く染まり、春は新緑、夏は深緑の並木が見られるので、春夏秋冬いつ訪れても絶景が待っています。
三重県三重郡菰野町/滋賀県東近江市
関西でも樹氷が!「御在所岳」の樹氷

樹氷というと、東北など北のほうでしか見られないと思っている方も多いのでは? じつは関西でも見ることができ、三重と滋賀の県境にある「御在所岳(ございしょだけ)」では、冬になると美しい樹氷や氷瀑があらわれます。
山頂まではロープウェイとリフトで行くことができ、足元に広がる四季折々の絶景も見もので、樹氷のシーズン以外も楽しめます。
大阪府大阪市
梅田のランドマーク「梅田スカイビル 空中庭園展望台」


2つのタワーを上で連結した、珍しい構造の「梅田スカイビル」。上の連結部分が「空中庭園展望台」で、地上173m、ビルの40階にあります。
屋上に出ることもでき、大阪駅周辺の高層ビル群から、淀川の対岸に広がる町並み、遠くは六甲山や淡路島、明石海峡大橋まで、360°の大パノラマが広がります。夜景はもちろん、夕暮れ時や日中の景色もおすすめです。
兵庫県神戸市
1000万ドルの夜景!?「六甲山」の夜景

神戸の北側にそびえる六甲山系の山々には、夜景スポットがたくさんあり、神戸や大阪市街から、大阪湾、和歌山方面まで見渡せます。特に、摩耶山からの夜景は「1000万ドルの夜景」とも言われるほどで、「日本三大夜景」にも選ばれています。
奈良県生駒市/大阪府東大阪市
大阪平野を見渡す「生駒山」の夜景

大阪と奈良の間にある「生駒(いこま)山」からは、大阪平野を一望でき、関西の夜景のメッカとも言われています。
特に、「信貴(しぎ)生駒スカイライン」(有料道路)沿いには、「鐘のなる展望台」、「パノラマ展望台」、「府民の森 なるかわ園地」内の「ぼくらの広場」など、大パノラマの夜景が見られるスポットが点在しています。昼間も、絶景を見ながらハイキングやドライブが楽しめます。
京都府京都市
期間限定の絶景「瑠璃光院」

庭の木々の緑や紅葉が、数寄屋造りの書院の床や机に映り込む絶景で知られる「瑠璃光院」。通常は非公開ですが、春の青もみじと秋の紅葉の特別拝観期間中のみ見ることができます。
苔の絨毯が美しいお庭も見もので、瑠璃色に輝く浄土の世界をあらわしているとされています。
京都府京都市
朱色の鳥居のトンネル「伏見稲荷大社」の千本鳥居

朱色の鳥居がトンネルのように続く「千本鳥居」目当てに世界中から観光客が押し寄せる、日本を代表する絶景スポット「伏見稲荷大社」。全国に30,000社あるといわれるお稲荷さんの総本宮です。
これだけの鳥居が並んでいるのは、願い事が通る・通ったお礼として、鳥居を奉納する習慣が広がった結果で、今やおよそ10,000基もの鳥居があると言われています。
京都府京都市
京都の大人気スポット「清水寺」


続いても、外国人にも人気の絶景スポット「清水寺」。「清水の舞台から飛び降りる」のことわざでも知られる、音羽山の断崖に張り出すようにつくられた舞台は、それ自体も見ものですが、舞台の向こうに望む京都の町並みもまた絶景です。
現在の舞台は1633年に建てられたもので、高さ約13m、ビル4階相当の高さですが、釘を1本も使っていないというから驚きです。
京都府京都市
嵐山の人気絶景スポット「竹林の小径」

「竹林の小径」は、野宮神社と大河内山荘の間にのびる風情ある小道で、嵐山観光の定番スポットです。夏は青々とした竹が、秋は竹と紅葉のコントラストが見られます。毎年12月に開催されるライトアップイベント「京都・嵐山花灯路」では、普段と一味違った幻想的な風景が見られます。
大阪府交野市
森に架かる吊り橋「星のブランコ」

延長280m、最高地上高50mで、木床版の人道吊り橋としては日本最大級の「星のブランコ」。吊り橋の周りには森が広がり、紅葉の絶景スポットとしても知られています。
「大阪府民の森 ほしだ園地」内にあり、園内には、星のブランコとその向こうに京都市街や比叡山まで見渡せる展望スポットもあります。
兵庫県神戸市/淡路市
海上300mからの絶景もおすすめ!「明石海峡大橋」


神戸と淡路島を結ぶ「明石海峡大橋」は、橋長3,911mと吊り橋としては世界最長!日が暮れると橋はライトアップされ、時間や季節に応じてカラーが変わります。年末・年始、神戸ルミナリエ期間、海の日など、イベント時には特別点灯パターンも。
そして、明石海峡大橋は下から橋を眺めるだけでなく、橋の上、海上約300mの主塔に登ることもできます。あまりの高さにスリル満点ですが、神戸や大阪の町並み、小豆島など360°の大パノラマを楽しめます。
※主塔へはガイドツアー「ブリッジワールド」に参加する必要があります。
兵庫県美方郡香美町
空に浮かぶ鉄道橋「余部橋梁」


「余部(あまるべ)橋梁」は、JR山陰本線の鎧駅と餘部駅との間にある鉄道橋で、地上約40mという高所を、日本海や山々をバックに電車が走る風景が人気です。
現在のコンクリート橋は2010年に架け替えられたもので、それまでは明治45年に完成した赤い鉄製の「余部鉄橋」が使われていました。約100年間支え続けたかつての橋脚や線路の一部は、展望施設として今も残されており、地上約40mからの絶景を楽しむことできます。
京都府八幡市/久世郡久御山町
タイムスリップしたかのような風景が広がる「上津屋橋」(通称:流れ橋)


「上津屋(こうづや)橋」は、京都府八幡市と久御山(くみやま)町の間を流れる木津川に架かる木橋で、全長356.5mと日本最長級! 手すりもない木橋と木津川の、タイムスリップしたかのような風景が見られ、時代劇のロケ地としてもよく登場します。
この橋は通称「流れ橋」と呼ばれ、水の抵抗を軽減するために、川が増水すると橋げたが浮いて流れる構造になっており、台風や豪雨の影響で度々流されていますが、そのたびに元通りに修復されています。
奈良県吉野郡十津川村
スリルも味わえる「谷瀬の吊り橋」


「谷瀬の吊り橋」は高さ54mのところにあり、下には清澄な十津川(熊野川)の絶景が広がります。ただし、渡る際には吊り橋がゆらゆらと揺れ、一度に20人以上は渡れないというのでスリル満点!
今では観光名所として知られていますが、もとは地元の人の生活用に架けられたもので、長さ297mは生活用の吊り橋としては日本一の長さです。
和歌山・三重・奈良の3県にまたがる世界遺産「熊野古道」。熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)への参詣道の総称で、海沿いの「大変路(おおへち)」、山中を進む「中辺路(なかへち)」、高野山と熊野三山を結ぶ「小辺路(こへち)」、熊野三山と伊勢神宮を結ぶ「伊勢路」などのルートがあります。
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町
熊野古道といえばここ!「大門坂」


熊野古道といえばよく出てくる杉木立と石畳の道は、中辺路にある「大門坂」。「大門坂茶屋」では平安時代の衣装の貸出も行っているので、往時を思わせるこんな写真を撮ってみては?
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町
落差日本一!「那智の滝」


熊野三山のひとつ「熊野那智大社」の奥にある、一段の滝としては日本一の落差を誇る「那智の滝」。普通毎秒1tとも言われる水が、133mの高さから流れ落ちる姿は圧巻!朱色の三重塔と滝が並ぶ絶景は、青岸渡寺(せいがんとじ)から見ることができます。
三重県熊野市
日本最大級の棚田「丸山千枚田」


伊勢路の風伝峠近くには、1,340枚という日本最大級の規模を誇る棚田があります。棚田を一望するには、通り峠の展望台がおすすめ。
春は水がはられ、水面がキラキラ輝く姿、夏には緑一色、秋には黄金色、と四季ごとに異なる絶景が見られます。また、毎年7月に行われる、1,000本を超える松明が水田を照らす伝統行事「虫送り」も見ものです。
三重県北牟婁郡紀北町
崖の下に広がる大パノラマ!便石山「象の背」

伊勢路の馬越(まごせ)峠にもこんな美しい石畳の道が。そして、その途中の、便石山(びんしやま)山頂には「象の背」と呼ばれる絶景スポットもあります。

その名の通り、象の背中のような色・形の岩で、眼下には周辺の山々と海、尾鷲の街が広がります。
熊野三山や吉野山周辺は、「吉野熊野国立公園」に指定されており、国立公園内にはたくさんの絶景スポットがあります。熊野古道からちょっと足を伸ばせば見に行ける絶景もご紹介します。
奈良県吉野郡十津川村/和歌山県新宮市
渓谷美が楽しめる「瀞峡」

奈良・和歌山・三重を流れる熊野川水系北山川にある大渓谷「瀞峡(どろきょう)」。断崖・巨岩・奇岩が続く「瀞八丁(どろはっちょう)」と呼ばれる地帯が絶景ポイントとして知られ、渓谷美とコバルトブルーの川の流れを船に乗って楽しめます。
奈良県吉野郡上北山村/三重県多気郡大台町 ほか
登山好きにおすすめ!「大台ヶ原」

「日本百名山」のひとつ、奈良と三重にまたがる「大台ヶ原」は、初心者から上級者まで登山を楽しめ、途中には絶景スポットも多数あります。
中でも、崖の先端に立って大峰山脈を一望できる「大蛇嵓(だいじゃぐら)」は人気No.1!春の新緑や秋の紅葉シーズンのここからの眺めは特におすすめです。
また、世界有数の雨が多さが生み出す湿潤な環境によって、大台ヶ原には日本を代表する原生林が広がり、貴重な動植物にも出会えます。
和歌山県西牟婁郡白浜町
夕日百選にも数えられる「円月島」

「円月島(えんげつとう)」は白浜の臨海浦に浮かぶ小島で、中央に丸い穴(海蝕洞)があいているのが特徴。ここの夕日は「日本の夕陽百選」に選ばれるほどの絶景で、特に春分・秋分の日には、夕日がこの穴の中に収まる様子が見られます。
和歌山県東牟婁郡串本町
奇岩がそびえ立つ「橋杭岩」


大小40あまりの岩柱が、海中約850mにわたってそびえ立つ「橋杭岩(はしぐいいわ)」。海の浸食によって、このような奇岩になったのだそう。朝焼けに浮かび上がる奇岩が絶景として人気で、秋の数日間だけ行われるライトアップも人気です。干潮時には岩の近くまで行くこともできます。
兵庫県南あわじ市/徳島県鳴門市
吸い込まれそうな迫力!「鳴門の渦潮」

淡路島と徳島を結ぶ大鳴門橋のたもとで見られる渦潮は、直径が最大約30mにもなると言われ、世界一の大きさを誇ります。
鳴門海峡は「世界三大潮流」のひとつに数えられ、最大時には時速20km以上という潮流の速さも特徴。轟音をあげながら巻く渦潮を、船から間近に見ることができ、迫力満点です。
京都府宮津市
日本三景のひとつ「天橋立」

日本三景のひとつ、「天橋立(あまのはしだて)」。幅20~170mの砂嘴(さし)に、約8,000本もの松の木が生い茂る姿が、天に架かる橋のようにも見えます。
文珠山山上にある「天橋立ビューランド」からは、天橋立全体を一望できます。股の間からのぞく「股のぞき」も有名で、天橋立がまるで天に舞う龍のように見えると言われています。
滋賀県大津市
琵琶湖を一望できる「びわ湖テラス」

標高1,100mから、日本一大きい湖・琵琶湖を一望できる「びわ湖テラス」。ウッドテラスの先にある水盤は、まるで琵琶湖と一体化したインフィニティプールのようにも見えます。(※水盤に入ることはできません)カフェからもこの絶景は楽しめるので、雪のシーズンや寒い日でも安心です。
滋賀県高島市
まるで宮島!琵琶湖に鳥居が浮かぶ「白鬚神社」

琵琶湖の中に朱色の大鳥居が建ち、広島・宮島の厳島神社のような絶景が見られる「白鬚(しらひげ)神社」。近江最古の大社で、約2000年前もの歴史がある神社です。鳥居の対岸にある本殿は国の重要文化財に指定されています。
和歌山県和歌山市
まるで『ラピュタ』の世界!「友ヶ島」


『天空の城ラピュタ』の世界のようなこの廃墟は、和歌山市沖に浮かぶ無人島「友ヶ島」にあります。もともと友ヶ島は、黒船来航の頃に大阪湾を守る要塞となり、明治時代から終戦までは旧陸軍が駐屯する要塞として、砲台や弾薬庫などが築かれたという歴史を持ちます。
島内には今も砲台跡が6ヶ所残っており、中でも最大規模の第3砲台跡が「ラピュタっぽい」と言われ、人気のスポットになっています。
奈良県宇陀郡曽爾村
『ナウシカ』の金色の野のような「曽爾高原」

「曽爾(そに)高原」は、ススキに覆われた草原で、秋には太陽の光を受けたススキの穂で一面金色になります。その風景が、『風の谷のナウシカ』に登場する「金色の野」を彷彿とさせると注目を集めています。秋の絶景も見事ですが、春から夏にかけての緑の絨毯もおすすめです。
