世界遺産をみる端島(軍艦島)・旧グラバー住宅・旧木型場
日本の近代化を支えた産業遺産!端島(軍艦島)
長崎港の19kmの沖合に浮かぶ端島(はしま)。岸壁が島全体を囲い、高層鉄筋コンクリートが立ち並ぶその外観が軍艦「土佐」に似ていることから「軍艦島」と呼び親しまれていた海底炭鉱の島が閉山後、30年余りの眠りから覚め、新しい歴史を刻み始めました。 2015年には、国際記念物遺跡会議により、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」が世界遺産に登録されました。
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端島の最盛期1960年には、約5300人もの人が住み、当時の東京都区部の9倍もの人口密度に達し、島内には小中学校や病院など生活は全て島内で賄えるようになり、映画館やパチンコホールなどの娯楽施設もそろっていました。
端島炭坑の石炭はとても良質で、隣接する高島炭坑とともに日本の近代化を支えましたが、主要エネルギーが石炭から石油へと移行したことにより1974年に閉山、島は無人となりました。
2009年4月には一般の方の上陸が可能となり、現在では多くの方が軍艦島上陸ツアーに参加して、軍艦島を訪れています。
軍艦島に上陸!上陸するには、ツアーの予約が必要です。
旧グラバー住宅
明治時代の日本に偉大な功績を遺した英国貿易商トーマスグラバーの旧宅。邸宅のあるグラバー園内は、長崎港、稲佐山をはじめとする山々、人々の息づかいが感じられる街並みなど絶景が広がるとびきりのビュースポットでもあります。
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旧グラバー住宅が建てられたころの日本は、大きな変革期にありました。長崎の居留地の華やかな生活と、日本の近代化の象徴でもあり、変動する時代の流れを見続けてきました。
旧グラバー住宅が移築されたグラバー園は、いたるところに季節の花々が配されており、美しい庭園を愛でることができます。また、夜は昼とは違ったロマンチックな雰囲気も魅力です。
■長崎市南山手町8-1
路面電車「正覚寺下(1系統)」乗車、「築町」下車 「石橋(5系統)」に乗り継ぎ、「大浦天主堂下」もしくは「石橋」下車し、徒歩8分
旧木型場(三菱重工業(株)長崎造船所「史料館」)
三菱合資会社時代の1898年に竣工した木型製作工場。鋳物製品の需要増大に対応して建設され、鋳型製造のための木型を製作した施設です。木骨煉瓦造二階建てで、主な構造は現在も当時のまま残る貴重な建物です。
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1898年7月に建設された、長崎造船所内で最も古い建築物。1945年8月の空襲や、長年の風雪に耐え、現在は工場の歴史を伝える貴重な史料館として活用されています。
屋根を支える小屋組みのトラスが特徴的な、美しいレンガ造りの建築物で、現在に至るまでその美しさを携えています。史料館では、1857年の長崎造船所前身の長崎溶鉄所~現代までを知ることができます。
■長崎市飽の浦町1-1
最寄駅:JR長崎駅長崎駅前から史料館専用シャトルバスを運行しておりますので前日までにご予約の上、乗車いただき史料館へお越しください。
(シャトルバスご予約:TEL:095-828-4134)
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- 三菱重工業(株)
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ジャイアント・カンチレバークレーン
【非公開施設】長崎港の中央にそびえる、日本に初めて設置された電動クレーン。150トンの吊上能力を持ち空爆や原爆の被害を免れ、現在も活躍する現役の施設です。現役のため非公開施設ですが、対岸のグラバー園からもその勇壮な姿を見ることができます。
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- 三菱重工業(株)
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第三船渠【非公開施設】
5年に及ぶ難工事を経て、三菱合資会社三菱造船所時代の1905年に完成した、当時としては東洋最大のドック。この第三船渠は、竣工から100年以上経った今でも乾船渠の機能を維持している現役の稼働施設のため、非公開施設となっています。
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- 三菱重工業(株)
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小菅修船場跡
(こすげしゅうせんばあと)日本最初の洋式スリップ・ドック。外国船の修理を目的としてトーマス・ブレイク・グラバーが薩摩藩士(小松帯刀・五代才助[友厚])と計画し、イギリスから最新機器を取り寄せ、明治元年(1868)に完成しました。国指定史跡でもあります。
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- 三菱重工業(株)
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占勝閣【非公開施設】
長崎造船所所長の荘田平五郎の邸宅として建てられたここは、軍艦千代田の艦長東伏見宮依仁親王殿下が宿泊され、「風光景勝を占める」という意味で占勝閣と命名されました。洋風木造2階建で地下は煉瓦造の西洋近代建築です。
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- 三菱重工業(株)
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高島炭坑 北渓井坑跡
(ほっけいせいこうあと)佐賀藩とグラバー商会との合弁事業としてスタートした高島炭鉱開発。明治2年に日本最初の蒸気機関による竪坑として開坑されたのが、ここです。ヨーロッパから最新の技術と機械が導入されたこの坑は、日産300トンを出炭したと言われています。
家族で楽しむ!長崎バイオパーク・陶磁器の町「波佐見」ほか
動物園&植物園。あそんで、学んで、ふれあって。長崎バイオパーク
30万平方メートルの敷地内には、ラマ、カバ、カピパラをはじめ、ワラビーやリスザルなどが自然のままに生活しており、直接ふれあうことができます。
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ここでの最大の楽しみは、たくさんの動物たちとのふれあいとエサやり。 生きものたちとの楽しい体験の数々を豊かな自然とともに思う存分に満喫できる自然公園です。
また熱帯気候を再現したフラワードームや昆虫館など充実した施設と多彩なイベントでゆっくり楽しめます。
詳しくは、長崎バイオパークへお問い合わせください。
長崎バイオパーク 0959-27-1090
野生での生活形態に近い形で、動物たちは暮らしています。
陶磁器の町「波佐見」で陶芸体験。
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磁器の町「波佐見」の中でも、多くの窯元が集まる中尾山。
江戸時代の陶磁器大量生産を可能にした世界最大級の登窯跡や、煉瓦造りの煙突、路地裏など、昔ながらの懐かしい風景が広がります。 窯元めぐりや路地裏散策をしながら、やきものの町の歴史を肌で感じてみませんか?
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きもの公園の一角にある「波佐見町陶芸の館」は、400年の波佐見焼の歴史と伝統や匠たちの技をはじめ現代の商品までを展示紹介しています。
1Fは絵付け・ろくろ体験やショッピングが楽しめます。2Fは、くらわんか碗やコンプラ瓶など波佐見焼の歴史的史料や波佐見焼の工程、伝統工芸士などの作品まで幅広く展示紹介されています。館内の絵付師ロボットのリアルな表情と語り、そして好きなやきものが割安で手に入るとあって好評です!
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本の棚田百選に認定されている鬼木の棚田。
四季ごとに折りなす日本の原風景が目の前に広がり、訪れる人の心を和ませてくれます。
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小島神社
小島神社は小枝すら持ち帰ることが許されない島全体が神域とされています。太陽と月の引力によって生じる干満によって、干潮時は海が割れて参道ができ、満潮時は島に変わります。干潮の時にしか参拝ができない魅力的な神社です。
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寺院と教会の見える風景
海岸通りから続く石畳の坂道を上ると、ザビエル記念教会の緑色の尖塔と十字架が望め、 その下に正宗寺・光明寺・瑞雲寺のかわら屋根が見えます。異国との交流があった平戸の歴史を感じさせるスポットです。
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四明荘
島原市の中心街(鯉の泳ぐまち)にありながら静寂な佇まいを醸(かも)し出しており、庭内にある池からは、沸々と湧き出る大小の池が3つあります。 1日約1,000トンの湧水量を誇る池には鯉が泳ぎ、庭内には赤松や楓など色々な植栽が施されており、見るものすべてを魅了します。
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有馬キリシタン遺産記念館
長崎の教会群とキリスト教関連遺産の構成資産である『日野江城跡』、『原城跡』、同時に信仰を支えた教育機関『有馬のセミナリヨ』などを紹介しており、長崎におけるキリスト教の伝来と繁栄、激しい弾圧、キリシタンの潜伏から復活など一連の歴史を学ぶことができます。
夜を彩る絶景世界新三大夜景・長崎ランタンフェスティバル
世界新三大夜景認定!1000万ドルの夜景長崎の夜景
世界新三大夜景に認定された長崎の夜景。
“鶴の港”と称される長崎港を中心に山々が取り囲むすり鉢状の地形により、稲佐山・鍋冠山・風頭山・グラバー園などの夜景スポットが点在し、訪れた方をそれぞれの景観で楽しませてくれます。
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世界新三大夜景カクテル!
夜景観光コンベンション・ビューローの主催する夜景サミットにおいて、長崎が、モナコ、香港と並び、世界新三大夜景に認定されました。
これを記念して、日本バーテンダー協会九州統括本部長崎支部が、世界新三大夜景の各都市をイメージしたカクテルを発表しました♪
写真の左から、『MONACO』、『NAGASAKI』、『HONG KONG』。
どのカクテルもロマンチック!
100万人を魅了する、長崎冬の一大イベント!長崎ランタンフェスティバル
中国の旧正月を祝う行事「春節祭」を起源とする、長崎の冬の一大風物詩
「長崎ランタンフェスティバル」 。
長崎新地中華街をはじめ、湊公園、中央公園、眼鏡橋周辺、浜市・観光通りアーケードなど長崎市内の中心部に約15,000個にも及ぶ極彩色のランタン(中国提灯)や、大型オブジェが幻想的に飾られ、街を彩ります。
開催日:2016年2月8日(月)~2月22日(月)
長崎市コールセンターあじさいコール 095-822-8888
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冬の佐世保が光り輝く街に変身! きらきらフェスティバル 開催日:2015年11月18日(水)~12月25日(金)
島瀬公園をメイン会場として、中心商店街の公園や街路、アーケード街がイルミネーションに彩られる、佐世保の冬の風物詩。土日祝日を中心に、「きらきらチャリティ大パーティ」や「市民で歌うよろこびの歌」、「クリスマスの佐世保に雪が降る」、「ストリートダンス大会」、「きらきらウェディング」など、賑やかな催しも開催されます。 きらきらフェスティバル実行委員会 0956-24-4411
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アメリカンな港町には外国人バーも 外国人BAR in 佐世保市街
海軍の街・佐世保で夜遊び!外国人バーが立ち並ぶ一角には、陽気な笑い声に包まれるフレンドリーなバーから落ち着いた雰囲気の老舗のバーまで、初めてでも安心して楽しめるお店がたくさんあります。 英語が飛び交う外国人バーの風景はまさにリトルアメリカ。異国のような雰囲気で飲むのも旅の醍醐味。
もうひとつ、佐世保の名物といえば今や全国区となった「佐世保バーガー」。日本で初めて作られたハンバーガーは、アメリカ海軍から直接レシピを聞いて作ったものなのだそう。本場の味をぜひ試してみてください!
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霧氷をイメージした灯りのイベント 雲仙灯りの花ぼうろ 開催日:2016年2月6日(土)~2月27日(土)
「灯りの花ぼうろ」とは霧氷をイメージした灯りのイベントで、雲仙の温泉街や散歩道のツリーなどがイルミネーションによってきらびやかに彩られます。また、期間中の土曜日には雲仙温泉街中心地より打ち上げ花火が上がります(午後9:30~)。湯けむりとイルミネーションの幻想的な世界と、澄みきった夜空で見る花火を、ぜひ楽しみください。 雲仙温泉観光協会 0957-73-3434
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まだ知らない雲仙地獄のヒミツが明らかに! 雲仙地獄のナイトツアー
昼間とはまったく違う表情を見せる、夜の雲仙地獄。
約1Kmの工程を雲仙地獄を知り尽くしたガイドと一緒に巡ります。
暗闇の中ライトを持って進んで行くと、昼間は気づかない「音」が聞こえて・・・。参加した人だけが地獄の秘密を知ることができるかも?!
雲仙ガイドさるふぁ 0957-73-2626
まだまだ見どころがたくさん世界遺産候補の長崎教会群
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1879(明治12)年に潜伏キリシタンが多かった外海の出津・黒崎地区に赴任し生涯を外海に捧げたド・ロ神父が、風の強い斜面の台地に、1882(明治15)年、私財を投じて建てた質実剛健な教会堂です。
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平戸藩の領内だった野崎島は、野首と舟森2つのキリシタン集落がありました。信徒は、信仰を公にして迫害を受けましたが、1881(明治14)年に舟森、1882(明治15)年、野首にそれぞれ教会堂を建て、そして1908年(明治41)年、野首と舟森の信徒が食事を切りつめながら結束して働き、現教会堂を建てました。
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1881(明治14)年、西彼杵郡などより移住した4家族が洗礼を受け、教会がはじまりました。1918(大正7)年、50戸あまりの信徒が共同として地引網で資金をつくり、現天主堂を建てました。手描きの木目の柱や手描きされた花の絵の窓ガラスに、信徒の苦労の結晶を見ることができます。
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1881(明治14)年建立の旧浜脇教会堂が1931(昭和6)年の建替えのとき、五輪地区に移築されました。この旧教会堂が老朽化で解体される寸前、島内の仏教徒の助言によって価値が再確認され、文化財として保存されました。この地区は久賀島の中でいまだに直接車で行くことができない孤島の中の孤島です。
- 大野は、1599(慶長4)年の平戸領主松浦氏の弾圧で長崎に亡命したキリシタン籠手田一族にゆかりあると伝えられる地です。1893(明治26)年、信徒のためにド・ロ神父が設計し、私財を投じて信徒とともに石造りの教会堂を建てました。
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大野は、1599(慶長4)年の平戸領主松浦氏の弾圧で長崎に亡命したキリシタン籠手田一族にゆかりあると伝えられる地。1893(明治26)年、信徒のためにド・ロ神父が設計し、私財を投じて信徒とともに石造りの教会堂を建てた。
長崎ならではの!美味しいもの。
■九十九島かき食うカキまつり
開催日:11月・2月の土日祝
今年もカキのシーズンが到来!九十九島パールシーリゾートでは11月の土日祝日、「九十九島かき食うカキ祭り・秋の陣」を開催!小粒ながらも濃厚でぷりっぷりの九十九島かきをセルフバーベキューで楽しむ大人気のイベントがあります。
■松浦とらふぐまつり
開催日:2015年10月1日(木)~2016年3月31日(木)
ふぐの中でも一番の高級魚といわれる「トラフグ」。 本市はこの養殖トラフグの生産量において日本一を誇ります。養殖技術が高く、天然物にも劣らない肉質、味を楽しむことができます。
■松浦旬さばまつり
開催日:2015年10月1日(木)~2016年1月31日(日)
対馬海峡から五島海域で日本遠洋旋網漁業協同組合の所属船団が漁獲した寒サバの中でも400g以上のものを「旬(とき)さば」といい、脂が程よくのっており、この時期でしか味わえない美味しさです。
■平戸ひらめまつり
開催日:2016年1月16日(土)~3月31日(木)
平戸は全国でも有数の「天然ひらめ」の漁獲量を誇ります。期間中は、宿泊施設や飲食店に、平戸の豊かな海で育った新鮮なひらめを、格安で堪能できるとあって大人気!志々伎漁協に多くあがるひらめは、大きいものでは座布団サイズ。丸々と太った平戸ひらめを是非、一番美味しい時期に!
■平戸あら鍋まつり
開催日:2015年11月1日(日)~2015年12月30日(水)
あらは別名を「クエ」といい、大きいものでは重さ30キロにもなる幻とよばれるほどの高級巨大魚です。養殖が難しい為、なかなか市場には出まわりません。秋から冬にかけて脂が乗って特においしくなります。全国でも有数の水揚げ高を誇る平戸では期間中宿泊施設、飲食店で贅沢なあら鍋、あら料理を味わうことができます。
問い合わせ:長崎県観光連盟 095-826-9407