阿寒湖周辺エリア
アイヌ文化に触れる
「身の回りのものには、魂が宿っている。だから、物を制作し、使うところまで大切にする。たとえ壊れたものであっても、ただ捨てたりはしない。お祈りして捨てる。これがアイヌ文化なんだ」とアイヌは言います。
伝統的なルールを守りながらも、時代に合わせて進化してきたアイヌ文化には、独特の文様が描かれた着物や木彫り道具など素晴らしい技術が残されています。着物に施された刺繍は、魔除けを意味しており、今でもアイヌの着物にはこの文様が施されています。今ではTシャツなど現代ファッションに取り入れられるようになってきています。
阿寒湖アイヌコタン コタンとは村や集落を意味するアイヌ語であり、北海道で一番大きなアイヌコタンがこの阿寒湖温泉にあります。古式舞踊が見学できる専用の劇場や民芸品が並ぶお土産店・アイヌ料理が味わえる飲食店などが立ち並び、アイヌの人々の暮らしや文化を体験できます。
アイヌ生活記念館 アイヌの人々の日常生活を垣間見ることができるポンチセ(小さな家)です。生活用具や衣服などが展示されており、エカシ(長老)やフチ(おばあさん)から昔の話を聞けることも。
阿寒湖 アイヌシアター イコロ 日本初のアイヌ文化専用劇場として2012年にオープンしました。アイヌ文化には欠かせない火と水を用いて上演される作品は迫力満点です。中でも『アイヌ古式舞踊』はユネスコ世界無形文化遺産になっており、一見の価値アリです。
アイヌアート展
アイヌコタンでは伝統的なアート作品から現代的な作品まで多くの作品を生み出しており、作品展も開催されています。写真はアイヌにゆかりのある動物などのペーパークラフト。
※アイヌ伝承創造館にて10月31日まで開催しています。
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チニタ民芸店 「作り手は送る相手への想いをこめて、針をすすめます。」とチニタ民芸店の店頭で刺繍を縫っている西田香代子さん。布を作った人、糸を作った人、そして糸のもとになる植物への感謝を絶やさないと言います。アイヌの文様は、渦巻き状の「モレウ」やとげ状の「アイウシ」など、決まった組み合わせでできていると教えてくださいました。店内にある数々の民芸品のなかに西田さんが縫ったアイヌ文様の刺繍がはいった品も販売されています。
住所:釧路市阿寒町阿寒湖温泉4-7-25
電話番号:0154-67-2413
営業時間:8:00〜22:00
定休日:不定休
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デボの店&Choice 木彫りを行う「デボの店」と布製品を扱う「Choice」、2つの顔を持つお店。イナウと呼ばれるアイヌの祭具を、繊細な刀さばきでつくっているのはデボさんこと秋辺日出男さん。木の都合(素材、コンディション)を聞いて作品を作っているそうです。他にもオリジナルデザインの「森の小人」コロポックルなどを販売。
住所:釧路市阿寒町阿寒湖温泉4-7-21
電話番号:0154-67-2457
営業時間:9:00〜22:00
定休日:不定休
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ニタユンクル シマフクロウはアイヌの集落を護る神とされていいます。大きなシマフクロウの木彫り作業を見せていただいたのは渡辺澄夫さん。シマフクロウの彫刻は、堅い木を細かく削って羽根の細部まで繊細につくられており、職人の技の美しさが光ります。お店には大小さまざまな木彫り商品を取り揃えています。
住所:釧路市阿寒町阿寒湖温泉4丁目7-27
電話番号:0154-65-9119
営業時間:9:00~21:00 ※季節により変動あり
定休日:年中無休
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熊の家 藤戸 藤戸竹喜さん、康平さんの親子2代でアイヌの木彫りを製作、販売しているお店。お店の地下には、私設木彫り資料館があり、竹喜さんの作品が展示されています。お店では伝統的な木彫りの民芸品に加え、康平さんが作る木彫りのiPhoneケースやオリジナルデザインのアイヌ文様Tシャツなど、新しい要素を取り入れた作品も販売しています。
住所:釧路市阿寒町阿寒湖温泉4-7-12
電話番号:0154-67-2503
営業時間:9:00〜22:00(5月〜11月)、9:30〜21:30(12月〜4月)
定休日:不定休
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Art Jewelry Ague アイヌ文様を取り入れたシルバーアクセサリーを制作している工房。金属を細かく彫った、繊細なアクセサリーが魅力です。アトリエでは作品を鑑賞、購入もできます。見学の際は事前連絡を。
住所:釧路市阿寒湖温泉3-8-15
電話番号:0154-64-1728
定休日:不定休
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AKANKO STYLE ART LABO アイヌアートを中心とした、地元のクリエイターの作品を販売しています。ジュエリーや雑貨など幅広いジャンルので手作り品を一度にチェックできるのが嬉しい。
住所:釧路市阿寒町阿寒湖温泉1-4-30
営業時間:夏期/10:00~17:00、冬期/11:00~17:00
定休日:不定休
メールアドレス:akankostyle@gmail.com
アイヌ料理を味わう
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民芸喫茶ポロンノ アイヌ料理を味わえる「民芸喫茶店ポロンノ」ではアイヌ伝統の食文化をベースにしながらも、ポッチェピザのように現代の食文化をとりいれた創作料理もあり、人気を集めています。
住所:釧路市阿寒町阿寒湖温泉4丁目7-8
電話番号:0154-67-2159
営業時間:夏/12:00~21:30、冬/12:00~20:30 ※冬季のみ要事前予約
定休日:不定休
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おススメメニュー1:ユックセット ユックとはアイヌ語で「鹿」のこと。鹿肉と野菜を煮込んだスープとアマムというアイヌ風の炊き込みご飯、メフン(鮭の腎臓の塩辛)がついたセット。
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おススメメニュー2:ポッチェピザ ポッチェイモはアイヌ伝統の保存食。行者にんにく、こごみなど地元で採れる旬の山菜やきのこをトッピングして召し上がれ。
釧路市街エリア
楽しみ方いろいろ! 世界三大夕日の絶景を体感!
幣舞橋 釧路の夕日No.1スポットの幣舞橋。ここを望む夕日は欄干に佇む四季の像のシルエットが浮き上がり神々しく輝きます。
米町公園 米町はレンガ調の石畳の道が続く、ノスタルジックな雰囲気の漂うエリア。その一角にある幣舞公園には灯台を模した展望台があり、そこから見下ろす景色はまさに絶景です。
幣舞公園 釧路の街並みと夕日を高台から堪能できる幣舞公園。ここからは釧路川はもちろん釧路駅までを一望でき、街灯の明かりが浮き上がるマジックアワーがシャッターチャンスです。
釧路市生涯学習センター(まなぼっと幣舞) 屋内で夜景と夕景どちらも楽しめるスポット。灯台をイメージして作られた建物にある最上階の展望台からは、釧路港が一望できます。
千代の浦マリンパーク 海岸近くにある公園。夕日を遮るものがなく、真正面から赤々と燃えるような夕日とキラキラ輝く海面を見ることができます。
クルーズで絶景を堪能
※サンセットクルーズ料金:日没1時間前出航・乗船時間約1時間30分 大人 5,000円(3~11歳は3,000円、2歳以下無料)。
※乗船人数が2名様以上で出航いたします。
※料金は直接《BAY LOUNGE(船乗り場)》にて現金でお支払いください。
※ご乗船のご予約はお早めにお願いいたします。
※荒天・強風・高潮など天候の変化により運行を中止する場合がございます。
住所:釧路市大町1-1-11 ベイサイドビル1F
電話番号:0154-41-7511
予約受付時間:10:00~17:00
新しい釧路グルメを体験!
素材が豊富な釧路での食事は旅の楽しみ! 今回は新しい釧路グルメというべき、こだわりのお店をご紹介します。
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ワイン&ダイニング 釧路ばる 釧路市内繁華街にある、スペイン料理のお店。ワインやシェリー酒のバリエーションも豊富で、シェリー酒の飲みくらべもできます。魚介たっぷりのパエリアや、アヒージョはぜひ食べてみたい一品です。
住所:釧路市末広4-8-1 セントラルビル 1F
電話番号:0154-22-9987
営業時間:19:00~翌2:00
定休日:日曜日(祝祭日前日は営業)
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魚介とワイン K 種類豊富なワインと、地元で獲れる魚介を堪能できる隠れ家的なお店。コース料理にあわせてワインを飲みながらゆっくりと食事ができます。特に、釧路で獲れる魚介を使ったアクアパッツァはぜひ食したい一品です。
住所:北海道釧路市栄町3-1 ミヤシタビル1F
電話番号:0154-24-7337
営業時間:月~木、祝日、祝前日: 18:00~23:00 (料理L.O. 23:00)
金、土: 18:00~翌0:00 (料理L.O. 翌0:00)
定休日:日曜日(祝祭日前日は営業)
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酪農家バル ロールベール 酪農テーマにしたチーズや牛肉料理の専門店。例えば、チーズは近郊のチーズ工房から取り寄せており、チーズフォンデュやラクレットといった料理は絶品。また、北海道産黒毛和牛のシュラスコは圧巻で、味もボリュームも大満足!
住所:釧路市末広町5-5末広ビル1F
電話番号:0154-65-6262
営業時間:18:00~翌1:00
定休日:日曜日(祝祭日前日は営業)
〆と言えばラーメンを思い浮かべる方も多く、釧路はラーメンも有名ですが、実は昔から数多くのお蕎麦屋さんが軒を連ね、〆にそばを食す釧路市民も多いのだそう。また、釧路の喫茶店では定番の「アーモンドオレ」。繁華街では夜まで営業しているお店もあり、〆に喫茶店という楽しみ方も!
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明松の〆そば そばといっしょにお酒を楽しむお店。そばは新そばを用い、山わさびを薬味にいただきます。また、そば屋自慢の出汁が決めての出汁巻き玉子はぜひともいっしょに食したい一皿。
住所:釧路市栄町3-2
電話番号:0154-22-9007
営業時間:18:00~翌1:00
定休日:日曜日
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ひいら木のつけそば 「つけ蕎麦」というジャンルを提唱している焼き肉と蕎麦の店。緑色の藪そばと更科そばから選ぶことができ、トマト、チーズカレー、チャーシューなど、トッピングのバリエーションも豊富。焼肉の味も抜群なので、ホルモンとつけそばでシメる方もいるのだとか。
住所:釧路市川上町5丁目1 五丁目ビル1階
電話番号:0154-23-6180
営業時間:18:00~翌2:00
定休日:第一月曜日、火曜日
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仏蘭西茶館のアーモンド・オレ 釧路の繁華街で長く愛される純喫茶。コーヒーもいいのですが、〆におすすめはアーモンドオレ。アーモンドの風味が良く、とけた生クリームが良く合い、やさしい味わいです。パフェなどのスイーツも充実しているので、あわせて食すのもおすすめ。
住所:釧路市末広町5-5 末広ビル地下1階
電話番号:0154-22-9666
営業時間:11:00~24:00
定休日:なし
もっと釧路を楽しむ!
釧路湿原
湿原でカヌー 釧路湿原では、雪景色を見ながらカヌーを楽しむことができます。真っ白な湿原を眺めながらゆったり川を下ろう。
釧路市湿原展望台 建築設計家「毛綱毅曠」の設計により、湿原に群生する「ヤチボウズ」をモチーフとした古風な西欧の城をおもわせる建物。湿原に関する資料の展示や、湿原を見渡せる展望台からの景色が見どころです。
晩秋の釧路湿原をトレッキング 紅葉も盛る季節。温根内ビジターセンターから釧路湿原へと続く木道は静かに冬の便りを待っています。30分から1時間程度とコースの長さは様々。エゾリンドウなど北国の草花を見かけることもできます。遠く雌阿寒岳の冠雪を眺めながら、心も落ち着く晩秋の湿原を堪能してみてはいかがでしょうか。
おすすめ観光スポット
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釧路市動物園 「いのちとふれあい、いのちをつむぐ」をモットーに、親しまれてきた道内最大規模の動物園。ヒグマやシマフクロウ・タンチョウなど北海道ならではの動物も観察できます。
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釧路市博物館 建築家・毛綱毅曠による個性的な外観で、館内では春採湖に生息する国の天然記念物ヒブナの水槽展示ほか釧路の自然を紹介しています。
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釧路湿原美術館 釧路で生まれ、「湿原の画家」と呼ばれた佐々木榮松(えいしょう)画伯の遺作品・資料が保存展示されている美術館。油彩や水彩、デッサンなど600点を収蔵しています。
アクセス
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●飛行機でのアクセス → 東京(羽田空港)から釧路空港まで片道約1時間40分
→ 名古屋(中部国際空港)から釧路空港まで片道約1時間55分
→ 大阪(伊丹空港)から釧路空港まで片道約1時間55分◆高速バス「まりも急行」
→札幌駅から阿寒湖温泉まで片道6時間30分
→新千歳空港から阿寒湖温泉まで片道5時間30分
【時刻表などの詳細はこちら!】
・2017年11月~2018年3月まで(pdfファイル501KBが開きます) -
●路線バスでのアクセス ◆阿寒湖温泉までのバスでのアクセス
→釧路駅から片道約2時間
→釧路空港から片道約1時間15分
◆釧路市街までのバスでのアクセス
→釧路空港から片道約45分
●レンタカーでのアクセス ◆阿寒湖温泉までのレンタカーでのアクセス
→釧路駅から片道約1時間20分
→釧路空港から片道約1時間◆釧路空港からのレンタカーでのアクセス
→釧路市街まで片道約30分空室検索
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