- 八丈島の代表的な郷土料理といったらやはり島寿司。島で水揚げされる白身魚を醤油だれに漬け込んだ寿司種に、酢飯には砂糖を多くいれて甘く味付けされた酢飯、ワサビの代わりにからしを使います。 甘いシャリにからし…、一風変わったお寿司ですが、これが合う。目からうろこの味をぜひご賞味あれ!
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今日摘んでも明日には新しい芽が出るという生命力の強さががその名の由来通り、多くの種類のビタミン・ミネラル・食物繊維をバランス良く含む「野菜の王様」として注目されるあしたば(明日葉)。
あしたば特有の成分「カルコン」によって血行の流れが良くなり、カリウムの作用で水分代謝がアップ!むくみを改善することでセルライトに効果があるとも言われています。 ちょっとほろ苦く癖のある味ですが、八丈島では食卓にあがる代表的な野菜。そばやおにぎり、ソフトクリームまで、食べやすく調理されたいろいろなあしたば料理を食べることができるんです。
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パッションフルーツの「パッション」とは十字架を連想させるトケイソウの花の形からキリストの受難を意味し、「情熱」ではないのです。でも、鮮やかな実の色、独特の甘酸っぱく匂う香りや風味は力強い南の国を思わせ、まさに「情熱」という名にふさわしい果物。
少ししわしわになってきた頃が食べ時。実を割ると爽やかな匂いがいっそう強く香り、黄色い実の甘みと酸味にうっとり。
南米ではストレスをやわらげリラックスさせる果物として知られています。南の強い日差しに対抗するビタミンCもたっぷり!
ジュースやお酒も人気です。
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八丈島は、実は焼酎造りが盛んな土地なのです。江戸時代、薩摩藩の密貿易で八丈島へ
流罪となった、丹宗庄右門衛門がサツマイモを原料に本格的な焼酎の製造を伝えたと言
われています。以来、島では焼酎を「島酒」として親しみ、造り継がれております。
かつては芋焼酎がメインでしたが、最近では毎日飲むのに飽きのこない「芋入り」とい う麦・芋ブレンドが流行。麦のさわやかさと芋のコクで鼻に抜ける香りとまろやかな口 当たりを楽しめる島酒が新鮮な海の幸やクサヤとともに八丈島の夜を演出してくれます 。八丈島の天然水で水割りにするのもなかなか贅沢。本土にもファン急増中!
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八丈島の珍味といえば、あの独特な匂いを放つ「くさや」。江戸時代にムロアジやトビウオなどを塩干しする際、貴重な塩を節約するために、同じ塩水を繰り返し使ったことから始まったとされています。
先代の人々の工夫が、島の名物となって今なお生きている八丈島産「くさや」は、伊 豆諸島の各島でつくられるくさやの中でも匂いが比較的ソフトで一番食べやすいとさ れていて、初心者でも驚くほど美味しく食べられます。
騙されたと思ってぜひチャレンジしてみてください。アツアツを細かくさいてそのま ま食べるのもよし、醤油とマヨネーズをちょっとつけて食べるのもよし。焼酎のおつ まみに、これほどふさわしい肴はありません。