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佐久市に根付く酒蔵・蔵人体験のおでかけ旅
長野県佐久市

今回紹介するのは、長野県佐久市にある酒蔵ホテル「KURABITO STAY」を中心とした佐久の新しい旅。かつて、蔵人(酒蔵の製造責任者である杜氏のもとで、酒造りを行う職人たちのこと)たちが寝泊まりしていた酒蔵にある古民家をリフォームした宿泊施設に滞在し、本格的な蔵人体験を味わうことができます。「KURABITO STAY」を拠点に、この地域ならではの食や座禅体験を堪能して、新たな魅力を再発見してみましょう。

近場の魅力再発見

佐久市は、千曲川沿いの四季折々の自然や田園風景を楽しむという観光が一般的ですが、昔から米どころで、その米を使った酒蔵が多いことがあまり知られていません。山々からの水が豊富なこの地域には、古くから続く中小の酒蔵が13蔵あり、街に根付いた日本酒文化、街の人とともに共存している酒蔵の雰囲気を感じることができます。地の食材や山間の神社仏閣の景色も必見です。

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1日目 Day 1

佐久市の由緒ある古刹で、歴史を感じる貞祥寺(境内散策&座禅体験)

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まず足を運ぶのが、佐久市前山にある曹洞宗の寺、貞祥寺(ていしょうじ)。かつてこの地を治めていた前山城主の伴野貞祥公が祖父と父の追善のため、大永元年(1521)に開山した寺。曹洞宗地方寺院の典型的な伽藍配置である、七堂伽藍(しちどうがらん)を備えた寺で、佐久の名スポットとなっています。

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整った七堂伽藍に、立派なケヤキやスギに囲まれた境内。歴史的に特色ある自然環境に恵まれた貞祥寺の周辺地域は、「貞祥寺郷土環境保全地域」に指定されています。また、青々とした苔に覆われた参道は、とても美しく神秘的で、自然をたっぷりと感じられるスポット。ゆっくりと散策しながら、景勝とおごそかな雰囲気に浸ってみてはいかが。

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実は、貞祥寺には、ヨーロッパを中心とする諸外国に禅を広めたという功績があります。こうした活動が功を奏し、貞祥寺はヨーロッパなどでは禅道場として知られており、海外から禅の愛好家がやってくることもあるのだとか。現在も、毎月第1、第3日曜日の朝6時30分より坐禅会が開催されており、無料で座禅を体験することができます。

体験ポイント

境内には、長野県で生まれた詩人・小説家の島崎藤村の旧宅も。日本の伝統的家屋に見受けられる「茅葺き屋根」も残されており、古き良き時代の名残を感じることができます。歴史好きには、たまらないスポットです。また木々と苔に包まれた境内までの参道は、鮮やかな緑が美しく、近郊の人々が訪れる、この地域の新しい景観スポットして注目されています。

施設概要

住所 長野県佐久市前山1380-1
交通 JR中込駅から車で約10分
拝観時間 境内自由
※参拝や境内を散策する際はマナーを守り、良識に基づいた行動をお願いします
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車で10分

インパクト抜群な鶏料理を豪快に味わうBig Ben臼田店(ご当地グルメ)

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昭和54年に佐久市臼田でオープンしたこの店は、ピザやスパゲッティなどを扱う老舗洋食店。鶏の半身を豪快に焼き上げた「瀬川のむしり」(1,000円税別 ※1人前は鶏の半身)という豪快なメニューを提供する洋食店としても、広く知られています。ちなみに「瀬川」とは、近隣にある姉妹店「若鶏むしり 瀬川」のこと。「若鶏むしり 瀬川」は、佐久名物の若鶏料理の専門店で、テイクアウトを専門としています。

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およそ1時間かけて、じっくりと焼き上げられた「瀬川のむしり」は、香ばしく身がふっくらとしています。関節を外して手羽とモモを分けた後、そのままかぶりつくのがオススメの食べ方。一口かじった瞬間、鶏の旨みがジュワッと広がり、思わず病みつきになってしまうはずです。焼き上がるまでに時間を要するため、店舗に訪問する際は、事前に電話で予約をしたほうが、スムーズに提供されます。

体験ポイント

「瀬川のむしり」はボリューミーな肉料理。ほどよく脂が落ちているためしつこくなく、最後までおいしく食べられます。肉好き女子は大満足できること間違いなしの、必食グルメです。地元の人だけでなく、近郊の人がこの味を求めて訪ねてくる佐久の新しい伝統の味になっています。

施設概要

住所 長野県佐久市臼田140-11
交通 JR臼田駅から徒歩8分
営業時間 11:30~14:00、17:30~22:30
定休日 不定休
電話番号 0267-82-6444(予約)
宿泊予約はこちら
車で5分

古民家をリノベーションした酒蔵ホテルKURABITO STAY(宿泊)

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「KURABITO STAY」は、築100年以上の古民家をリフォームしたホテル。前身である古民家は、およそ20年前まで酒蔵で働く杜氏たちが寝泊まりしていた場所で、蔵人体験が行われる「橘倉酒造」に直結しています。ホテルの各所に、古民家ならではの味わいが残されており、まるで蔵人になったかのような気分で過ごすことができるはずです。

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宿泊施設のフロント。大きな円卓のテーブルを囲んで、参加者とオーナーが和気あいあいと話ができます。木目調の居心地のいい空間の向こうには、窓ガラス越しに酒蔵の様子を見ることができます。

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酒蔵に併設された宿泊部屋。女性がひとりでも安心して眠ることができるコンパクトサイズの個室が8室(定員1〜2名)あります。麹作りの体験は、1日目にお米を洗う作業を体験し、2日目に洗ったお米を蒸して麹を作るお手伝い。その合間に個人の時間があり、ゆっくりとくつろぐことができます。

施設概要

住所 長野県佐久市臼田623-2
交通 JR臼田駅から徒歩20分
チェックイン 体験プログラムによって異なる
チェックアウト 体験プログラムによって異なる
料金 1泊2日夏の蔵人体験プログラム(甘酒の麹作り)39,000円(税込)~
2泊3日冬の蔵人体験プログラム(日本酒仕込み)59,000円(税込)〜
※料金は2020年11月中旬時点の料金となります。
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酒造りの肝、麹作りにチャレンジできる蔵人体験蔵人体験プログラム【1日目】(酒蔵見学)

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「橘倉酒造」は、1696年に創業された、深い歴史をもつ酒蔵です。現在の当主は、19代目。長野県産のお米と蔵内から湧き上がる清らかな水を使い、自然の恵みを活かした酒造りを行なっています。ここで作られる日本酒は古くから評価が高く、最近では、2020年秋に開催された「第67回長野県清酒品評会」で「県知事賞」を受賞した「橘倉 純米大吟醸 」や、甘酸っぱく爽やかな味わいで、幅広い世代に愛されている発泡性純米酒「たまゆら」などがあります。

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酒造りの大きな流れは、次のとおり。蒸したお米から米麹を作った後、水、米麹、蒸し米、酵母を小さめのタンクに投入して酒母を作り、約2週間かけて酵母の増殖を促します。その後、大きな仕込みタンクに酒母を移し、水、蒸し米、米麹を三段階で追加し、その後、約1カ月かけて「もろみ」を発酵させます。この「もろみ」を作る工程を、仕込み作業といいます。完成した「もろみ」を搾ると原酒と酒粕に分けられます。出来上がったお酒を瓶詰めすることで、ようやく自慢の日本酒ができるのです。いずれも、日本酒の味を左右する大切な作業ですが、麹作りは特に繊細で奥深い作業なのだとか。蔵人体験では、この麹作りも体験することができます。1日目は洗米などを体験します。

体験ポイント

300年以上にわたり、酒造りが行われてきた「橘倉酒造」には、深い歴史が染み付いており、趣ある佇まいがとても神秘的です。また体験プログラムを通して、古き時代に酒造りに携わっていた蔵人たちの思いが、乗り移ったかのように感じられます。この体験から、脈々と継がれてきた地元の伝統をあらためて知ることができる貴重な時間となるはずです。

車で約10分

夕食は、近くの日本料理店で地場の食材を味わうお料理れもん(地元食材の夕食)

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酒蔵ホテル「KURABITO STAY」で宿泊する際は、ホテルより徒歩10分の場所にある日本料理店「お料理れもん」で夕食をいただくのがオススメ。2008年にオープンし、地場の食材を使った美麗な和食や炭火焼きなどを提供しています。ご主人の濱口雄介さんは、都内の料亭での修行経験があり、過去には、「日本料理技能向上全国大会」の郷土料理部門で農林水産大臣賞を受賞したこともあります。地元の素材を丁寧に料理することで、あらためてこの地域の食の魅力に気づかせてくれます。

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「お料理れもん」は、「KURABITO STAY」の提携店。蔵人体験の参加者は、限定メニューを味わうことができます。今回提供されたのは、佐久市で生産された有機野菜のバーニャカウダ、同じく市内で産出された「原木まいたけ」の天ぷら、信州サーモンの握り寿司、熟成鯉の軍艦巻きなど。ちなみに熟成鯉とは、3日間寝かせ、より旨味を引き出した鯉のこと。いずれも彩りが目を見張るほど美しく、味わいも秀逸。また、「日本酒に合う料理」というテーマのもと、メニューが構成されているそう。その言葉通り、日本酒と合わせることで、豊かなマリアージュが楽しめます。

体験ポイント

限定メニューには、3種類の日本酒がセットでついています。今回は、「佐久の花酒造」の「佐久乃花 秋の純米吟醸」、「芙蓉酒造」の「特別純米原酒 よよいの酔 秋あがり」(ひやおろし)、「黒澤酒造」の「黒澤 生酛純米 ひやおろし」が提供されました。いずれも飲みやすく、日本酒にあまりなじみのない人も美味しくいただけるはず。とくに「佐久乃花 秋の純米吟醸」は、ふくよかな優しい味わいで、幅広い女性にオススメです。

施設概要

住所 長野県佐久市臼田2179-5
交通 JR臼田駅から徒歩10分
営業時間 11:30~14:00、18:00~21:00
定休日 日曜

2日目 Day 2

2日目は、麹室で麹作りを体験蔵人体験プログラム【2日目】
(酒造体験)

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朝は、地元の食材をいかした、心づくしの朝ごはんが用意されています。

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2日目は、お米を蒸す「蒸米」という作業からスタート。この日は「麹造り」を中心に体験しますが、酒造りのスケジュールによっては、仕込みなどほかの作業も体験できます。麹は、「麹室(こうじむろ)」と呼ばれる、湿度と温度が厳密に管理された部屋で作られます。蒸して冷却した米に、杜氏が種麹(麹カビ)をふりかけた後、参加者全員で米を混ぜ合わせるという作業を何度か繰り返すことで、麹の「種付け」が完了。種付け後、約2日間かけて麹が繁殖し、真っ白な米麹ができあがっていきます。

車で10分

「君の名は。」に登場する風景!? 杉の参道が印象的新海三社神社 (神社散策)

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蔵人体験を堪能した後は、佐久の名所を訪ねます。目的地は、国の重要文化財にも指定された三重塔をはじめ、貴重な建造物を有する「新海三社神社」。広々とした社地には、三重塔と同じく重要文化財で、興波岐命(おきはぎのみこと)を主神として祀る東本社など、由緒ある本社が設けられています。

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拝殿に隣接する神楽殿は、新海誠監督が手がけた大ヒット作『君の名は。』とゆかりがあるといわれているスポット。本作に登場する名シーンの舞台は、この神楽殿がモデルになったのでは? と一部で噂されています。作品の世界をリアリティに体感できる、地元だけでなく、近隣の人々が訪ねてくる新しい聖地的なスポットとして人気となっています。

体験ポイント

入り口に設けられている大きな鳥居の向こうには、巨大なケヤキとスギが立ち並ぶ参道、さらには拝殿が見え、思わず謙虚な気持ちになれる厳粛な景観が広がっています。周辺は清々しい空気で満たされており、自然からエネルギーチャージができるはずです。

施設概要

住所 長野県佐久市田口2394
交通 JR臼田駅から車で約10分
拝観時間 境内自由
宿泊予約はこちら
車で10分

最後は食事も兼ねてそば打ち体験をともせん(そば打ち体験)

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長野県の名物の一つが「信州そば」。長野県は、昼夜の寒暖差が大きく、良質なそばを育むうえで最適な気候に恵まれています。また、八ヶ岳山峰からのまろやかな水を日常的に享受できるため、おいしいそばを作ることができるのです。佐久市で30年以上にわたり、手打ちそばを提供してきたこの店では、おいしいそばを食すのはもちろん、そば打ちを体験(要予約)することもできます。

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「手打ち処 ともせん」のご主人であり、そばに精通する友野今朝治さんに、直々にそば打ちを教えていただけるのは、貴重な機会。友野さんの丁寧な指導のもと、そば粉の「こね」から「延ばし」、「そば切り」まで、すべての工程を体験することができます。「そば打ち」とは、長年にわたる経験と熟練の技の結集。友野さんによると、その日の気候によって必要となる水の量も異なるため、よく見極めることが大切なのだとか。また、「耳たぶと同じくらいの固さになるまで、生地をこねましょう」など、適宜、分かりやすいコツを教えてくれるのもうれしいポイント。

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この店のそばは、つゆが絡みやすい細切りのそば。つゆは、カツオ節からとったダシに甘みのあるたまり醤油などをブレンドし、仕上げています。澄んだ味わいのそばと、旨味と甘味の利いたつゆは、まるでお互いを引き立てあうかのようで、まさに絶品。長野の名物である信州そばを、自分で打ち、切ったそばを食べられるのは、この地域の旅だからこその体験です。

施設概要

住所 長野県佐久市臼田中町258
交通 JR臼田駅から徒歩13分
体験時間 11:00~14:00、17:00~21:30
定休日 偶数週の水曜
※そば打ちを体験できるのは、一回につき3名まで。事前に電話予約が必要
営業時間等が変更になる場合があります。おでかけ前に必ず現地・施設へご確認ください。
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