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許婚と引き離され、思い悩んだ末に出家し、決死の覚悟で“女城主”の役目を背負った井伊直虎の歴史ドラマがスタート。ドラマの舞台となる浜松の街を大切な人と一緒にめぐりながら、戦国時代に想いを馳せ、ふたりの絆が深まる冬旅へ。
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旅のはじめは、浜松城公園内にある浜松城へ。1570年に徳川家康が築き、その後の歴代城主が幕府の要職に登用された者も多いことから「出世城」と呼ばれています。
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家康は29歳〜45歳までの17年間を浜松城で過ごしました。姉川、三方ヶ原、長篠、小牧・長久手の戦いはこの期間中の出来事。若き日の家康像が迎えてくれます。
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古い石垣と白壁が美しい天守門は140年ぶりに復元されました。櫓(やぐら)の中に入ることもできます。
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天守閣に入り、3階の展望台へ。浜松市街を一望することができます。晴れた日は東に富士山がくっきり見えるのだとか。
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浜松城公園の時計台には、移動式カフェ「タタズミcoffee」が。注文をしてから豆を挽き、ペーパードリップでコーヒーを1杯ずつ淹れてくれます。
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ブレンドコーヒーはお菓子付で1杯300円。ハンドメイドのスコーンやビスコッティなども販売しています。
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コーヒー片手に公園内を散策。日本庭園もあり、春はしだれ桜、秋は紅葉がきれいだそう。
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池にはカルガモが泳ぐ姿が。浜松市の中心部にいるとは思えないほど自然豊かな環境です。
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浜松城の天守閣が見えるベストスポットでひと休み。直虎は身を隠していた15歳の直政を浜松城城主の家康へ仕えさせ、井伊家の再興を果たしたのだとか。歴史の話題で話が弾みます。
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浜松城公園内にある茶室「松韻亭」へ。近代の数寄屋をイメージしたという空間は、谷口吉生氏の設計。杉や栗などの銘木を使用して建てられた棟内は、どこかモダンさを感じます。
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ふたりで緑あふれる庭園へ。静かでおだやかな時間が流れています。
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呈茶サービス(400円)では、お茶と季節のお菓子を味わいました。抹茶と煎茶の日があるそう。
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すぐ近くにある引間城跡へ。現在は東照宮が建てられていて、無名だった頃の豊臣秀吉と徳川家康が訪れたことから出世のパワースポットとして注目されています。
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天下人のふたりの銅像が置いてあり、記念撮影を楽しむことができます。彼の出世を祈って、はい、チーズ!
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徳川軍が武田軍に奇襲をかけた三方ヶ原の戦いの舞台である犀ヶ崖古戦場へ。昔はもっと深かったという断崖を上から見下ろすことができます。犀ヶ崖資料館もあり、三方ヶ原の戦いについてより理解を深めたければぜひ訪れてみて。
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ランチは地元で人気の「マークスカフェ」へ。ブランド卵を使ったサーモン&アボカドエッグベネティクトと自家製のリコッタチーズを使ったスペシャル・リコッタパンケーキをふたりで仲良く半分こ。
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中から黄身がとろ〜り。見た目以上にボリュームがあります。
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3枚重ねのパンケーキはスフレタイプでふわふわ。甘さ控えめなので、甘い物が苦手な彼もペロリと食べられます。おいしさに自然とふたりも笑顔に。
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続いて向かったのは、アクトシティ。アクトプラザ2階のホテルオークラベーカリー&カフェで「家康くんドーナツ」(170円)を発見!出世大名家康くんがプリントされています。
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シースルーエレベーターに乗り、45階の展望回廊へいざ出発!※大人(中学生以上)500円、小人(小学生)300円、結婚式などがある場合は貸切となるため、営業時間はオークラアクトシティホテル浜松の公式サイトで確認を
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南は太平洋、北は富士山や浜名湖を望む、地上185mからの絶景。営業時間が13:00〜18:00のため、日が暮れるのが早い秋〜冬の時期限定で夜景を楽しむことができます。夕陽から夜景まで変化する景色はロマンティック。ふたりの絆も深まりました。
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この日宿泊したのは、かんざんじ温泉にある「ホテルウェルシーズン浜名湖」。華咲の湯では、自家源泉のみを使用した茶褐色の湯「黄金(こがね)の湯」と、無色透明の湯「白金(しろがね)の湯」の2種類の温泉を堪能することができます。
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四季のガーデンに面したお部屋は、テラス付。事前に希望をすれば2つのベッドをくっつけてく用意してくれる、カップルに嬉しいサービスも。
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夕食はビュッフェレストランで。浜松餃子といった名物料理や地元で穫れた野菜が並ぶサラダなど、種類も豊富。浜松らしいうなぎの蒲焼きも目の前で調理してくれます。
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パティシエ特製のスイーツもたくさん!思わず食べ過ぎてしまいました。
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露天風呂、檜風呂、岩風呂、寝湯など様々なお風呂があるのも楽しみの1つ。ゆっくりと温泉に浸かれば、ココロもカラダもポカポカになりました。
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600坪の大庭園「四季のガーデン」では、四季の花々が出迎えてくれます。湯上がり後に、ふたりで散歩を楽しみました。
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少し足を伸ばして2016年2月にオープンした「ハルイチスタイル」へ。地元の食材を使った食事や甘味を味わうことができます。今回注文したのは、抹茶入り玄米茶(520円)。静岡の銘茶「基壱堂」のものを使用しており、スタッフが美味しいお茶の淹れ方を伝授してくれます。
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ポイントは湯冷ましにお湯を注いで冷ますこと。それにより苦みや渋みなどの雑味が出ず、茶葉本来の甘味が強くなるのだとか。こんなにおいしい日本茶は初めて!
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地元の加藤醤油のあまざけを使った、甘酒アイスクリーム醤油パイ添え(420円)。甘酒の優しい甘味がふわっと口いっぱいに広がるアイスはクリーミー。香ばしくてサクサクの醤油パイとの組合せも美味。
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お茶でほっと一息ついた後は、お土産探し。食材や器など、地元の良いモノが並びます。スタイリッシュなパッケージはハルイチスタイルオリジナルというこだわり。思わず長居してしまう場所に出会えました。
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浜松中心部から少し離れるとこんなのどかな風景が。思わず深呼吸!
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日本三大砂丘のひとつ、「中田島砂丘」へ。浜松駅からバスで16分という近さにこんな砂丘があるなんて驚きです!映画やテレビ、写真撮影などのロケ地として使われているだけあって、まるで映画のワーンシーンのよう。
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東西4kmの砂丘には、風が作り出した「風紋」が見渡す限りに広がります。大自然が作り出す芸術に圧倒されました。
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中田島砂丘は、毎年5月に行われる「浜松まつり」の会場としても知られています。「浜松まつり会館」では、凧合戦の様子を音と映像でリアルに再現されています。
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浜松まつりの夜は、趣向を凝らした豪華絢爛な御殿屋台が夜を彩るのだとか。今度はお祭りを見に行きたいね、とふたりで約束。
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旅の最後は、静岡の地酒「花の舞酒造」へ。創業は1864年。静岡県産のお米・山田錦と南アルプスの山々から湧き出る地下水を使用して酒造りが行われています。
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軒先には新酒ができたことを伝える「杉玉」が。花の舞では、毎年10月下旬頃に杉玉が掲げられるそう。
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酒造りの責任者である杜氏(とうじ)の案内で、無料の酒蔵見学へ。搾り立ての日本酒を味わうことができる貴重な体験も。
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今回特別に、麹室(むろ)に入り、米麹の仕込みを見学。独特の甘い香りが漂います。
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売店では、今回の歴史ドラマに合せて造られた純米酒「井伊直虎」を試飲。女性でありながら井伊家を守り抜いた直虎をイメージしたということもあり、辛口でキレがある中にも甘さが感じられました。