楽天トラベルトップ > FINDING JAPAN & ME ココロが動く、を探しに行こう > #79 いにしえの旅人に思いを馳せる、若狭路の旅

#79 いにしえの旅人に思いを馳せる、若狭路の旅

  • 若狭路の歴史と美食にふれる旅

    古代から豊富な食材を京の都に送り「御食国(みけつくに)」と呼ばれた若狭の地。日本海と山々に囲まれた豊かな自然環境は、美しい景観だけでなく、越前かにや鯖料理をはじめとする海の幸や野菜、米、葛といった山の幸を生み出しています。日本遺産に認定された歴史的な町並みと自然の恵みを堪能するココロ潤う旅へ。

  • 相木魚問屋

    敦賀港魚市場の向かいでひときわ賑わいを見せているのが「相木魚問屋」。
    戦後間もない頃、越前海岸沖で獲れた雄のズワイガニを「越前かに」と名付け、築地をはじめとする全国の市場に出したのが会長の壁下誠さんです。

  • 新鮮な魚

    敦賀港をはじめ、越前港など若狭湾近海で穫れた新鮮な魚が並びます。問屋という名前がついていますが、「一匹でも全部でも売る」のがモットー。そのため地元の人も毎日買い物に訪れます。

  • 魚の干物

    威勢のいい声が響き渡り活気が溢れる店内。軒先には干された魚がきれいに並んでいます。手際よく魚をさばいている人もいました。

  • 越前かにを運んだ木箱

    戦後間もない頃は、築地まで汽車で越前かにを運んでいたそう。その時に使われていたのがこちらの木箱です。

  • 越前かに

    「豊かな漁場と厳しい寒さがはぐくんだ越前かには、はさみが太く、身がつまっていておいしい」のだそう。漁解禁後は、目の前の加工場でかにの釜揚げを見学することができます。

  • 名物へしこ

    こちらは名物の「へしこ」。さばのぬか漬けで各社によって味が少しずつ違うのだとか。

  • へしこ茶漬け

    ごはんにのり、梅、へしこを乗せてお湯をかけた「へしこ茶漬け」をいただきます。お茶漬けにすることでへしこがまろやかになり、さっぱりしておいしい!

  • 若狭工房

    続いて訪れたのは「若狭工房」。箸の研磨出しや和紙の色紙漉き、めのうみがきなど、若狭の伝統工芸を体験することができます。今回は、箸の研磨出しに挑戦!

  • 若狭塗りのお箸

    若狭塗りはキラキラと光り、豪華な雰囲気が漂うことから“宝石塗り”とも呼ばれていたそう。アワビ貝や卵の殻が埋め込まれている若狭塗のお箸を何度もやすりで研ぎだして、ようやく完成しました。

  • いづみ町商店街

    かつて若狭の海で獲れた鯖を京都に多く運んだことから名付けられた「鯖街道」。その起点が小浜市の「いづみ町商店街」です。

  • サバ人形

    いまでも魚問屋や魚屋が軒を連ねます。名物の浜焼き鯖の香ばしい香りに誘われて訪れたのは、200年以上代々続いているという「朽木屋」。手作りのサバ人形がかわいい!

  • 浜焼き鯖

    浜焼き鯖は、1本まるまるの鯖をじっくり20分〜30分かけて焼くのがポイント。余分な脂が落ち、外側はパリっと、中はジューシー。地元の人もよく買いにくるそうで、お昼を過ぎると売り切れてしまうことも。

  • かねまつ

    商店街のすぐ近くにある「かねまつ」では、若狭湾で養殖したマサバのお刺身の提供をこの秋スタート!新鮮なマサバのお刺身を味わうことができるのは、旅ならではの醍醐味。先ほど作った若狭塗のお箸で頂きました。

  • 井上耕養庵

    甘い物を食べに「井上耕養庵」へ。地元の熊川葛を使った葛ようかんは小豆、黒ごま、白ごまの3種類。甘さ控えめの葛ようかんは見た目も美しい。

  • 茶室

    併設された喫茶スペースで購入した和菓子を食べることができます。目の前に見えるのは茶室「耕養庵」。ほっと一息つくことができました。

  • ホテルうみんぴあ

    宿泊したのは「ホテルうみんぴあ」。若狭のモッツァレラチーズや高浜産華おとめ、おおい町産椎茸、福井ポークなど地元産の食材をふんだんに使った料理の数々を堪能。

  • オーシャンビュー

    お部屋は10タイプあり、全室オーシャンビュー。目の前には若狭湾が広がり、気持ちの良い朝を迎えることができます。

  • 豊かな自然

    早起きをしてホテルの周りをお散歩。緑がまぶしい芝生広場の先にはキラキラと輝く海、そしてうっすらと半島の山々を見ることができました。

  • 若狭和田ビーチ

    少し足を伸ばして「若狭和田ビーチ」へ。潮風を感じながら砂浜をのんびり歩いていると、心身ともにリラックスできます。

  • 若狭和田ビーチ

    白い砂浜と透明な海が広がる若狭和田ビーチは、世界的にすぐれたビーチに与えられる「ブルーフラッグ」をアジアで初めて取得したそう。

  • カメラスタンド

    カメラスタンドがあり、若狭富士と呼ばれる青葉山と美しいビーチを背景に記念撮影を楽しみました。日本夕陽100選にも選ばれているという夕陽は、次回のお楽しみに。

  • 道の駅うみんぴあ大飯

    「道の駅うみんぴあ大飯」へ。産地直送の野菜や魚介類の販売をはじめ、海を眺められる開放的な空間で、スイーツや食事を味わうことができます。

  • 栗のジェラート

    季節限定の栗のジェラートは福井県産の新鮮な牛乳をベースに栗の実がたっぷり。さっぱりとした甘さでペロリといただけました。

  • ここいろ

    ランチは田園風景が広がる里山に佇む「ここいろ」で。土釜で炊いたごはんや手作り味噌を使ったお味噌汁、スタッフが家庭で作った野菜など、ほっこりした食事が体にしみいります。

  • ここいろ

    店内に飾られたパッチワークのタペストリーやテーブルクロス、コースターも手作り。あたたかみのある空間に包まれ、思わず時を忘れてのんびり。ギャラリーもあり、手作りの作品を購入することができます。

  • 熊川宿

    日本遺産に認定された「熊川宿」へ。昔ながらの町並みを残す宿場町で、町中を通る若狭街道は京の都へ鯖などの魚を運んだことから鯖街道と呼ばれています。

  • 芋洗い

    街道に沿って流れているのは前川と呼ばれる水路。水の力でコロコロと回っているのは芋洗い。日常生活に活用されているのだとか。

  • 歴史ある町並み

    熊川宿は重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。奉行所や番所、お蔵屋敷の跡が残り、歴史を感じることができます。

  • 苔玉

    町屋の間に土蔵が建っていたり、町屋も「平入(ひらいり)」と「妻入(つまいり)」と呼ばれる建物が混在したり。様々な形式の建物が建ち並びます。軒先には苔玉が飾られていました。

  • がったり

    「がったり」と呼ばれる、夕涼みや休憩に使う縁台でひと休み。普段は折り畳まれています。昔はここで旅人が休憩したのだとか。

  • こんにゃく

    街道沿いにある手作りこんにゃくのお店で見つけたのは、かわいいこんにゃくのマスコット。店頭では、こんにゃくのから揚げが売られていて、食べ歩きにおすすめ。

  • 瓜割の滝

    旅の最後は環境庁の名水百選に選定された瓜割の滝へ。1年を通して水温が変わらず、夏でも水につけておいた瓜が割れるほど冷たいことから、その名前がつけられました。

  • 清らかな水

    ひんやりとした空気と滝の音が心地よく、思わず深呼吸。ひと口飲んでみると、すっと喉が潤います。清らかな水にココロ洗われました。

  • 若狭湾

    厳しい日本海のイメージとは違い、湾に囲まれているせいか海は穏やか。潮風を感じながら散策していると、時間がのんびりと流れていくよう。

  • 豊かな自然

    海と山々に囲まれ、豊かな自然環境が生み出した美食を堪能した今回の旅。また帰ってきたい、と思う場所でした。

ココロが動く、を探しに行こう 古代から豊富な食材を京の都に送り「御食国(みけつくに)」と呼ばれた若狭の地。日本海と山々に囲まれた豊かな自然環境は、美しい景観だけでなく、越前かにや鯖料理をはじめとする海の幸や野菜、米、葛といった山の幸を生み出しています。日本遺産に認定された歴史的な町並みと自然の恵みを堪能するココロ潤う旅へ。

photo by Kazue Sato , realization & text by Yukiko Hirano

若狭路の歴史と美食にふれる旅

古代から豊富な食材を京の都に送り「御食国(みけつくに)」と呼ばれた若狭の地。日本海と山々に囲まれた豊かな自然環境は、美しい景観だけでなく、越前かにや鯖料理をはじめとする海の幸や野菜、米、葛といった山の幸を生み出しています。日本遺産に認定された歴史的な町並みと自然の恵みを堪能するココロ潤う旅へ。

相木魚問屋

敦賀港魚市場の向かいでひときわ賑わいを見せているのが「相木魚問屋」。戦後間もない頃、越前海岸沖で獲れた雄のズワイガニを「越前かに」と名付け、築地をはじめとする全国の市場に出したのが会長の壁下誠さんです。

新鮮な魚

敦賀港をはじめ、越前港など若狭湾近海で穫れた新鮮な魚が並びます。問屋という名前がついていますが、「一匹でも全部でも売る」のがモットー。そのため地元の人も毎日買い物に訪れます。

魚の干物

威勢のいい声が響き渡り活気が溢れる店内。軒先には干された魚がきれいに並んでいます。手際よく魚をさばいている人もいました。

越前かにを運んだ木箱

戦後間もない頃は、築地まで汽車で越前かにを運んでいたそう。その時に使われていたのがこちらの木箱です。

越前かに

「豊かな漁場と厳しい寒さがはぐくんだ越前かには、はさみが太く、身がつまっていておいしい」のだそう。漁解禁後は、目の前の加工場でかにの釜揚げを見学することができます。

名物へしこ

こちらは名物の「へしこ」。さばのぬか漬けで各社によって味が少しずつ違うのだとか。

へしこ茶漬け

ごはんにのり、梅、へしこを乗せてお湯をかけた「へしこ茶漬け」をいただきます。お茶漬けにすることでへしこがまろやかになり、さっぱりしておいしい!

若狭工房

続いて訪れたのは「若狭工房」。箸の研ぎ出しや和紙の色紙漉き、めのうみがきなど、若狭の伝統工芸を体験することができます。今回は、箸の研ぎ出しに挑戦!

若狭塗りのお箸

若狭塗りはキラキラと光り、豪華な雰囲気が漂うことから“宝石塗り”とも呼ばれていたそう。アワビ貝や卵の殻が埋め込まれている若狭塗のお箸を何度もやすりで研ぎだして、ようやく完成しました。

いづみ町商店街

かつて若狭の海で獲れた鯖を京都に多く運んだことから名付けられた「鯖街道」。その起点が小浜市の「いづみ町商店街」です。

サバ人形

いまでも魚問屋や魚屋が軒を連ねます。名物の浜焼き鯖の香ばしい香りに誘われて訪れたのは、200年以上代々続いているという「朽木屋」。手作りのサバ人形がかわいい!

浜焼き鯖

浜焼き鯖は、1本まるまるの鯖をじっくり20分〜30分かけて焼くのがポイント。余分な脂が落ち、外側はパリっと、中はジューシー。地元の人もよく買いにくるそうで、お昼を過ぎると売り切れてしまうことも。

かねまつ

商店街のすぐ近くにある「かねまつ」では、若狭湾で養殖したマサバのお刺身の提供をこの秋スタート!新鮮なマサバのお刺身を味わうことができるのは、旅ならではの醍醐味。先ほど作った若狭塗のお箸で頂きました。

井上耕養庵

甘い物を食べに「井上耕養庵」へ。地元の熊川葛を使った葛ようかんは小豆、黒ごま、白ごまの3種類。甘さ控えめの葛ようかんは見た目も美しい。

茶室

併設された喫茶スペースで購入した和菓子を食べることができます。目の前に見えるのは茶室「耕養庵」。ほっと一息つくことができました。

ホテルうみんぴあ

宿泊したのは「ホテルうみんぴあ」。若狭のモッツァレラチーズや高浜産華おとめ、おおい町産椎茸、福井ポークなど地元産の食材をふんだんに使った料理の数々を堪能。

オーシャンビュー

お部屋は10タイプあり、全室オーシャンビュー。目の前には若狭湾が広がり、気持ちの良い朝を迎えることができます。

豊かな自然

早起きをしてホテルの周りをお散歩。緑がまぶしい芝生広場の先にはキラキラと輝く海、そしてうっすらと半島の山々を見ることができました。

若狭和田ビーチ

少し足を伸ばして「若狭和田ビーチ」へ。潮風を感じながら砂浜をのんびり歩いていると、心身ともにリラックスできます。

ブルーフラッグ

白い砂浜と透明な海が広がる若狭和田ビーチは、世界的にすぐれたビーチに与えられる「ブルーフラッグ」をアジアで初めて取得したそう。

カメラスタンド

カメラスタンドがあり、若狭富士と呼ばれる青葉山と美しいビーチを背景に記念撮影を楽しみました。日本夕陽100選にも選ばれているという夕陽は、次回のお楽しみに。

道の駅うみんぴあ大飯

「道の駅うみんぴあ大飯」へ。産地直送の野菜や魚介類の販売をはじめ、海を眺められる開放的な空間で、スイーツや食事を味わうことができます。

栗のジェラート

季節限定の栗のジェラートは福井県産の新鮮な牛乳をベースに栗の実がたっぷり。さっぱりとした甘さでペロリといただけました。

ここいろ

ランチは田園風景が広がる里山に佇む「ここいろ」で。土釜で炊いたごはんや手作り味噌を使ったお味噌汁、スタッフが家庭で作った野菜など、ほっこりした食事が体にしみいります。

ギャラリー

店内に飾られたパッチワークのタペストリーやテーブルクロス、コースターも手作り。あたたかみのある空間に包まれ、思わず時を忘れてのんびり。ギャラリーもあり、手作りの作品を購入することができます。

熊川宿

日本遺産に認定された「熊川宿」へ。昔ながらの町並みを残す宿場町で、町中を通る若狭街道は京の都へ鯖などの魚を運んだことから鯖街道と呼ばれています。

芋洗い

街道に沿って流れているのは前川と呼ばれる水路。水の力でコロコロと回っているのは芋洗い。日常生活に活用されているのだとか。

歴史ある町並み

熊川宿は重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。奉行所や番所、お蔵屋敷の跡が残り、歴史を感じることができます。

苔玉

町屋の間に土蔵が建っていたり、町屋も「平入(ひらいり)」と「妻入(つまいり)」と呼ばれる建物が混在したり。様々な形式の建物が建ち並びます。軒先には苔玉が飾られていました。

がったり

「がったり」と呼ばれる、夕涼みや休憩に使う縁台でひと休み。普段は折り畳まれています。昔はここで旅人が休憩したのだとか。

こんにゃく

街道沿いにある手作りこんにゃくのお店で見つけたのは、かわいいこんにゃくのマスコット。店頭では、こんにゃくのから揚げが売られていて、食べ歩きにおすすめ。

瓜割の滝

旅の最後は環境庁の名水百選に選定された瓜割の滝へ。1年を通して水温が変わらず、夏でも水につけておいた瓜が割れるほど冷たいことから、その名前がつけられました。

清らかな水

ひんやりとした空気と滝の音が心地よく、思わず深呼吸。ひと口飲んでみると、すっと喉が潤います。清らかな水にココロ洗われました。

若狭湾

厳しい日本海のイメージとは違い、湾に囲まれているせいか海は穏やか。潮風を感じながら散策していると、時間がのんびりと流れていくよう。

豊かな自然

海と山々に囲まれ、豊かな自然環境が生み出した美食を堪能した今回の旅。また帰ってきたい、と思う場所でした。

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今回訪れた場所はこちら

  • 相木魚問屋【福井県敦賀市】
    相木魚問屋
    住所:福井県敦賀市蓬莱町16-11
  • 三方五湖レークセンター【福井県美浜町】
    三方五湖レークセンター
    住所:福井県三方郡美浜町早瀬1-5
  • 若狭工房【福井県小浜市】
    若狭工房
    住所:福井県小浜市川崎3-4
  • いづみ町商店街【福井県小浜市】
    いづみ町商店街
    住所:福井県小浜市小浜広峰
  • 刺身処 かねまつ【福井県小浜市】
    刺身処 かねまつ
    住所:福井県小浜市小浜白鬚111-1
  • 井上耕養庵【福井県小浜市】
    井上耕養庵
    住所:福井県小浜市南川町9-17
  • ホテル・うみんぴあ【福井県おおい町】
    ホテル・うみんぴあ
    住所:福井県大飯郡おおい町成海1-8
  • 若狭和田ビーチ【福井県高浜町】
    若狭和田ビーチ
    住所:福井県大飯郡高浜町和田
  • 道の駅 うみんぴあ大飯【福井県おおい町】
    道の駅 うみんぴあ大飯
    住所:福井県大飯郡おおい町成海1-1-2
  • 里山カフェ&クラフトギャラリー ここいろ【福井県若狭町】
    里山カフェ&クラフトギャラリー ここいろ
    住所:福井県三方上中郡若狭町末野43-18-1
  • 熊川宿【福井県若狭町】
    熊川宿
    住所:福井県三方上中郡若狭町熊川
  • 瓜割の滝【福井県若狭町】
    瓜割の滝
    住所:福井県三方上中郡若狭町天徳寺

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