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「いつかは訪れたい」と思っていた、高野山と熊野古道。霊感あらたかな聖地を訪ねて、非日常体験を。日本三古湯のひとつに数えられる白浜温泉では、絶景を眺めながらのお湯に心が溶けていきます。
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壇上伽藍(だんじょうがらん)は奥之院と並ぶ高野山二大聖地のひとつ。敷地内の根本大塔(こんぽんだいとう)には極彩色の「立体曼荼羅」が。中央の大日如来像を4つの仏像と鮮やかな柱が囲む光景は、まるで別世界。
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壇上伽藍の中にある御影堂(みえどう)は、弘法大師がお住まいになっていたとされるお堂。弘法大師の御影が祀られています。
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壇上伽藍に立つ鮮やかな朱色の根本大塔は高野山のシンボル。高さ約50mの根本大塔は、昭和12年に再建されたもの。
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開創1200年を記念して2015年に172年ぶりに中門が再建された壇上伽藍。境内には根本大塔、金堂御影堂など諸堂塔が建ち並びます。
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奥之院の約2kmにおよぶ参道には、樹齢500年を超える杉と20万基を超える墓碑が。歩くにつれ、気持ちが引き締まっていくのを実感します。
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朝の勤行に始まり写経や精進料理など、仏道体験をしながら宿泊できるのが宿坊。ここでの体験は、高野山の旅をより深いものにしてくれます。
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宿坊のひとつ、「金剛三昧院」。立派な建物を前に、ちょっとドキドキしながら、いざ仏道体験のスタート。
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金剛三昧院の中にある多宝塔。高野山に現存する最古の建立物、そして国宝に指定されている貴重な建物です。
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宿坊の食事は、肉や魚をいっさい使わない精進料理。こんにゃくのお刺身や野菜のてんぷら、ごま豆腐など、ヘルシーでどれもおいしくいただけます。
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宿坊の一日は、早朝に本堂でお経を唱える「朝のお勤め」から始まります。背筋を伸ばしてお経を聞いていると、気分が引き締まって眠気も吹き飛んでしまいます。
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日本三古湯のひとつにして、日本三大温泉にも数えられる白浜温泉。白浜というと夏のビーチリゾートというイメージが強いけれど、良質で湯量豊富な温泉は、白浜に古くからある宝物なのです。
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美しいビーチ白良浜沿いに立つのは、立ち寄り湯の「白良湯」。連日常連客の笑い声が絶えない人気の温泉です。
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白浜の景勝地、円月島。夕景の名所としても知られ、日の沈む光景の美しさは格別だそう。
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宿泊した「温泉民宿望海」は温泉が自慢。白浜温泉の中でも良質の湯で知られる「甘露の湯」を源泉かけ流しで楽しめます。飲用も良し。
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千畳敷は、その名のとおり広い岩畳を思わせる大岩盤。白い岩が打ち寄せる荒波に浸食され、幾重にも折り重なった造形は美しく、自然が創り出したダイナミックな景観に、ただただ驚かされるばかり。
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広大なエリアにおよぶ熊野古道には、5つのルートがあります。今回のぞんだのは、世界遺産に登録されている「中辺路(なかへち)」の一部。発心門王子からスタートし、約7Km、所要約3時間半の初心者にもおすすめのコースです。
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天高く聳える杉木立の中を歩き続けた後は、間伐材を利用した「森のベッド」に腰掛けひとやすみ。自然の偉大さ、人間の小ささを実感して、思わず言葉を飲み込んでしまいます。
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かつての熊野詣の人々が最初に目指した熊野本宮大社。全国3000以上もある熊野神社の総本宮。正面にある神門の、菊の紋があしらわれた幕と、しめ縄は威風堂々。
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熊野本宮大社にあるポストの上には、導きの神・八咫烏(やたがらす)が。サッカー日本代表のエンブレムとしても知られています。
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「大斎原(おおゆのはら)」は、熊野本宮大社の旧社地。雄大な熊野の山を借景とする高さ約34mの大鳥居が圧巻。近年はパワースポットとして人気を集めています。
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昔から白浜温泉のお土産といえば、昭和8年創業の「福菱」の「かげろう」。ふわふわとした生地の中に、ほどよい甘さのバタークリームを挟んだ銘菓。生クリームを挟んだ「生かげろう」は本店でしか買えない貴重な一品。
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高野山のお土産には、金剛峯寺御用達の菓子司「かさ國」のみろく石を。ほどよい甘さの和菓子は上品なお味。
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熊野古道歩きのランチは、「民宿大村屋」の熊野古道弁当。南紀名産のめはりずし、古代米おにぎり、女将が山で手摘みをした山菜のおかずなど、ヘルシーでおいしい地元の名物に舌鼓。
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熊野古道沿いの農家が栽培した「赤しそ」を使用した「しそサイダー」、奥熊野北山村原産の柑橘「じゃばら」 の果汁を使用した「じゃばらサイダー」。どちらも爽やかな飲み心地で歩きつかれた喉を潤してくれます。
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白浜温泉郷のほど近くにある「cafe m.」は天然酵母を使ったパンやベーグル、手作りのスイーツが人気のカフェ。ナチュラルな雰囲気の店内で、ゆったりとした時間を過ごして。
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白浜温泉の「cafe m.」でティータイム。温泉の後は、ゆるやかに流れる時間と焼きたてのアップルタルトで、至福のひととき。