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日本の古き良き街並みと、社寺や仏像など貴重な文化遺産が現存する古都・奈良。その歴史を背景にした確固たる美しさは、いつの時代も多くの人を魅了しています。冬を迎え、凜とした空気に包まれるこの季節。気の合う友達同士でのんびり、奈良の旅へ出かけてみませんか？
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| 旅のスタートは“万葉のふるさと”桜井エリアから |
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| 悠久の歴史が息づく山深い吉野を巡る |
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| 神話を思わせる神聖な杜の中へ |
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| 童心にかえって鹿と戯れる奈良公園 |
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| 古都を感じる「ならまち」と文化が薫る高畑で、旅の締めくくり |
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一年の無病息災を願う冬の新しいイベント「奈良大立山まつり」
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平成28年1月29日(金)〜2月2日(火)の5日間、一年の無病息災を願う新しいイベント「奈良大立山まつり」が、奈良市の平城宮跡で開催されます。四天王をモチーフにした4基の光る山車が巡行し、提灯の奉納や、温かい食べもの屋台など、お楽しみもいろいろ。輝きに満ちた古都・奈良の夜をご堪能ください。 |
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【東京〜奈良までのアクセス】
・鉄道：東京駅（JR東海道新幹線）→JR/近鉄京都駅（JR快速/近鉄特急）→JR／近鉄奈良駅 ※約3時間30分
【大阪〜奈良までのアクセス】
・鉄道：大阪難波駅→近鉄奈良駅（近鉄快速急行） ※約40分 |
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歴史ある街を歩くのは面白く、現在を見つめる新たな気持ちにもさせてくれます。奈良で美しい歴史や文化を見られるのは、それらを愛し、守る人々がいるからこそ。奈良を旅して、歴史とは人が生み、受け継ぐものなのだと実感しました。(写真：佐藤和恵、構成・文：芹澤和美) |
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奈良県中部に位置する桜井市。日本に現存する最古の和歌集である「万葉集」には、桜井にゆかりのある歌が数多く詠まれており、「万葉のふるさと」として親しまれてきました。訪ねたのは、万葉集にも数多く登場する日本最古の「大神（おおみわ）神社」。拝観した後は、そのお膝元で酒造りを続ける酒蔵と、伝統の製法を受け継ぐ三輪そうめん処へ。三輪山に抱かれる桜井エリアでは、目と舌と心で、歴史を体感しました。
古来より桜の名所として名高い吉野山。馬の背のような山は、役行者を開祖とする修験道の寺や南朝ゆかりの史跡など、見どころがたくさんあります。四季それぞれが美しく、荘厳な雰囲気を漂わせる冬の吉野もまた格別です。世界遺産の一部を構成する「金峯山寺（きんぷせんじ）」や「吉野水分（よしのみくまり）神社」などを巡り、名物料理と美しい庭園が楽しめるお宿を満喫しました。
名勝「大和三山」に囲まれた、豊かな自然と歴史が息づく「橿原」。歴史上重要な文化遺産が点在していますが、その中でも代表的なものが、「橿原神宮」。日本初代の天皇、神武天皇とその皇后を祀っています。平成28年は、神武天皇が崩御されてから2600年という式年の年。4月3日の大祭に向けて、さまざまな記念行事が予定されています。神域を歩いた後は、江戸時代の町家が多く保存されている「今井町」へ。当時の姿を残す町並みを散策します。
古都・奈良のシンボルともいえるのが、「奈良公園」。貴重な歴史的文化遺産を包蔵する東大寺、興福寺、春日大社等と、これらをとりまく雄大で豊かな緑の自然美が調和しています。公園内のほとんどは芝生となっていて、約1200頭ほどの鹿が生息していることでも有名。人懐っこい鹿と戯れながら、公園をしばし散策しました。
旅の最終日は、ならまち界隈へ。江戸時代の末期から明治時代にかけての町家の面影を今に伝える「ならまち」 は、訪れる人々にやすらぎとうるおいを与え、時には懐かしささえ感じさせてくれる古い町並みです。「ならまち」からほど近い高畑界隈には、文豪「志賀直哉」が自ら設計したとされる「志賀直哉旧居」もあります。奈良らしい個性的なお土産を探したり、地元の食材を使ったランチを食べたりと、旅の最後まで、楽しみは尽きません。
