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四季折々の表情を見せる美しい山と海に囲まれた“四季彩のまち”湯河原。ゆったりとした雰囲気の湯河原は、源頼朝ゆかりの地であり万葉集で唯一詠まれた良質な湯を誇る歴史情緒あふれる町でもあります。大人だからこそ楽しめる落ち着いた町、湯河原を旅してみませんか。
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| 歴史感じる万葉公園でほっと一息 |
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| 湯河原の町と海の景観美を堪能 |
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| 奥湯河原の歴史ある宿でくつろぐ静かな時間 |
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| 歴史情緒あふれる町で芸者さんと町歩き |
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| 創造力が培われる湯河原で作る世界にたった一つの和菓子 |
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【東京〜湯河原までのアクセス】
・鉄道：JR/東京駅（JR東海道新幹線：約40分）→小田原駅（JR東海道本線：約17分）→湯河原駅
・車：東名高速厚木IC（小田原厚木道路経由）→湯河原 ※約2時間
【名古屋〜湯河原までのアクセス】
・鉄道：JR/名古屋駅（JR東海道新幹線：約1時間25分）→熱海駅（JR東海道本線：約6分）→湯河原駅
・車：東名高速沼津IC（熱函道路経由）→湯河原 ※約5時間
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湯河原の新たな一面をたくさん知ることができた今回の旅。海と山に囲まれた歴史情緒あふれる湯河原は、ゆっくりするには最適の場所です。都会からも近いので、週末に訪れても格別の時間を過ごすことができます。是非素敵な湯河原に一度足を運んでみてください！
(写真：佐藤和恵、構成・文：塚本ゆいか) |
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湯河原で最初に訪れたのは、万葉公園。風情ある公園内を散策すると、園内の奥にひっそりとたたずむのが、良質な湯をふんだんに使った足湯施設「独歩の湯」です。万葉集の中で唯一「いで湯」（温泉のわき出る様子）を詠まれたことがある湯河原の温泉は、古くから文人墨客に親しまれてきました。鳥がさえずる静かな雰囲気の中でぽかぽかとあたたかい足湯に浸かり、心も体もゆったりとくつろぎました。
ドライブして到着したのは、湯河原の町と海が一望できる「星ヶ山公園 さつきの郷」です。見頃の時期には、さつきの赤が湯河原の海の藍色を引き立てます。景観美を堪能した後は、竹林に囲まれたフレンチレストラン「エルルカン・ビス」で落ち着いたランチタイム。モダンな雰囲気のレストランで、旬の食材をふんだんに取り入れた贅沢な料理をゆっくりと堪能しました。
創業八十年の老舗旅館「青巒荘」では、大自然に囲まれた露天風呂から滝を眺めることができます。地元の食材をふんだんに取り入れた豪華なお料理や最高のおもてなしで日頃の疲れが癒されました。近くには夏目漱石の「明暗」で描かれた「不動滝」もあり、文人の足跡をたどることができます。
翌日は、芸者さんと湯河原温泉街を町歩き。色々な歴史ある土地を巡ったり、食べ歩きをして、湯河原の地元の人々のやさしさに触れ元気をもらいました。町歩きのあとは、鎌倉幕府建立に大きく貢献した土肥実平ゆかりの城願寺を訪ねました。国に指定された天然記念物のビャクシンは、実平の手で植えられたといわれ、推定樹齢800年の風格は圧巻です。静かな境内にひっそりとたたずむその姿に湯河原の奥深い歴史を感じました。
城願寺を訪れたあとは、和菓子作りを体験。歴史上の才人たちの創造力を育んだ湯河原で和菓子を作れば、いつもとは違う才能が垣間見えます。贅沢な海の幸を愉しめる「しらこ」で昼食をいただき、サーファーにも人気な「湯河原海岸」を散策してさわやかな湯河原を後にしました。
