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最初に向かったのは、高知県の東の端っこ、室戸岬。室戸市は市全体が世界ジオパークに認定されていて、ダイナミックな地球の地殻変動の歴史を間近に感じることができ、果てしなく続く地球の生命力からパワーをもらえます。昔から自然と共存してきた室戸の人々の暮らしと、おもてなしの文化が世界ジオパーク認定の評価につながったのだそう。
海の駅とろむでは、さばき方からあぶり方、盛り付けまで室戸ならではの「タタキづくり」が体験でき、昔から港で漁師さんが食べていた作り方を丁寧に教えてもらえます。高知の塩をふったかつおを火力の強い藁の炎で一気に焼上げ、焼き立てをすばやく切って、その場で熱々のまま一口パクリ。「余熱でだんだんと身に熱が入る前の瞬間が一番美味しいんだよ」という言葉の通り、こんなに美味しいかつおは今まで食べたことないというくらい、感動的な美味しさでした。
次に訪れたのは、鉄道「ごめん・なはり線」田野駅と一体となった道の駅「田野駅屋」。田野駅屋は、田野町商工会の女性部のメンバーでスタートし、そのお母さんたちの工夫と笑顔が溢れるあたたかいお店。店内には地元の生産者さんから直接届けられる新鮮野菜から特産品、地元グルメのお惣菜が並び、四国中からも買い求める人が訪れるのだそう。北川村「モネの庭」マルモッタンなど中芸地域を巡るサイクルツアーも予定されているそう。
どこまでも広がる青い海を眺めて過ごすのも高知旅の楽しみのひとつ。この旅の宿泊先に選んだのは、「まるで海外みたい！」と話題のヴィラ・サントリーニ。海に面した丘の上に建っているため、ホテルからの眺めはまさにサントリーニ島。非日常的なステイが楽しみました。ランチに立ち寄った安田町のレストラン ラポールも海が目の前。大きな窓から差し込む太陽の光と、どこまでも続く太平洋の地平線を眺めながら、地元の農家さんが作った野菜を使った美味しいお料理をいただきました。
高知市では月曜日以外、毎日どこかで「市」が開催されていて人々に親しまれています。高知城のお城下で300年以上続く、日本最大と言われる街路市の「日曜市」は、高知の台所として親しまれ、地元の人も早朝から集まり、賑わいます。「日曜市」の通りのすぐ近くにはひろめ市場があり、高知でしか味わえない食材や活きのいい鮮魚など個性的なお店が多く見て回るだけでも楽しめます。
