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初めて訪れたのに、どこか懐かしさを覚える古い温泉街「下呂温泉」。中心街を一歩出れば、迷路のような細い裏路地の町、二百の滝をもつ溶岩台地の森など、隠れた魅力が満載。ふるさとの情景と自然のぬくもりに、ほっとココロがほどける旅へ出かけませんか。
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| 合掌造りの村の陶芸体験で、土のぬくもりを感じて。 |
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| レトロな昭和の面影に触れる、筋骨（裏路地）めぐり。 |
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| 秋。朝と夜とで表情を変える、下呂の湯の魅力。 |
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| 二百の滝を育む、溶岩台地の森に抱かれる時間。 |
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| 下呂の大自然がくれた、あたたかなぬくもり。 |
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温泉寺周辺紅葉ライトアップ
下呂温泉街にある温泉寺では、紅葉の見頃の時期にライトアップを行います。
期間中には、15人まで入れる「もみじ足湯」が登場。ライトアップされて夜空に鮮やかに浮かび上がる紅葉を眺めながらの足湯を楽しめます。
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【日にち】平成26年11月8日（土）〜23日（日）
【時間】日没〜午後9時まで
【イベント】境内紅葉庭園 特別拝観/足湯席「もみじ足湯」
【問合先】医王霊山温泉寺 TEL：0576-25-2465 下呂温泉観光協会 TEL：0576-24-1000
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【東京から下呂温泉まで】 東京(新幹線)→名古屋(高山本線)→下呂温泉 ※約3時間30分
【大阪から下呂温泉まで】 新大阪(新幹線)→名古屋(高山本線)→下呂温泉 ※約2時間30分 |
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温泉街を離れ、筋骨めぐりや小坂の滝めぐりなど、新たな下呂の魅力を知った今回の旅。温泉で身体を癒やしつつ、歩いてココロをリフレッシュするぶらり旅へ出かけてみませんか(写真：佐藤和恵、構成・文：廣利花) |
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東京から約三時間、千年の歴史をもつ名湯「下呂温泉街」へやって来ました。昔の日本にタイムトリップしたような、合掌造りの村が再現された「下呂温泉 合掌村」では、秋にぴったりの陶芸体験が楽しめます。この日はロクロでお椀型の“とっくり”作りに挑戦。約一ヶ月後に焼き上がる完成品で、冷えた日本酒を飲む瞬間が今から待ち遠しくなりました。
次に訪れたのは、飛騨地方で細い裏路地を意味する“筋骨（きんこつ）”が迷路のように張り巡らされた町、下呂市金山町。昔から人々が生活道として利用してきた筋骨には、今も地下水が湧き出る井戸や、古い銭湯など、レトロ可愛い昭和の面影が多く残っています。老舗商店が軒を連ねた通りでは、和菓子や地酒などの食べ飲み歩きが楽しめるのも魅力。
日も暮れる頃。再び下呂温泉の中心街に戻り、筋骨めぐりで疲れた足を「鷺の足湯」で温めました。翌朝は、開放的な露天風呂で朝日を全身に浴びながら、下呂の名湯を堪能。時間帯によって異なる楽しみ方が出来る秋の下呂温泉は、旅の疲れだけでなく日々の疲れも癒してくれました。
旅の二日目は温泉街を離れ、下呂市小坂町の大自然を散策する「小坂の滝めぐり」へ出かけました。御嶽山（おんたけさん）の溶岩流によって形成されたここ“溶岩台地の森”には、実に二百以上の滝があると言われ、その代表的ないくつかを地元のガイドさんと共にめぐります。川のせせらぎや鳥のさえずりに包まれながら、森と会話するようにゆっくりと登って行きます。
落葉樹の“コナラ”に覆われた幻想的な空間や、エメラルドグリーンの滝壺など、森が育む自然の美しさは言葉になりません。途中、切株の椅子で休みながら紙芝居を聞いたり、ガイドさんがいれてくれた抹茶とお菓子で野点をしたりと、ツアー出発前は長いと感じた約五時間は気づけばあっという間に過ぎていました。都会には無い多くの景色に出会える下呂の地を、また訪れたいと思いました。
