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お酒の好みも似てきた二人
記念酒ボトル付の酒蔵見学 |
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旅の最初に訪れたのは、倉敷の老舗酒屋
「十八盛酒造」。 |
昔ながらの日本酒醸造を学ぶ酒蔵ツアーと、地元名酒の試飲を堪能。ほろ酔いで口数が増す上機嫌な妻と、それを満足げに眺める夫。特典で、オリジナルラベルの“記念酒ボトル”作りも。 |
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一年後に届く“倉敷記念日レター”
思い出と、日頃言えない感謝を |
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この日宿泊したのは、明治創業の老舗「旅館 御園」の中庭の見えるお部屋。窓辺で一息ついていると、「お互いに書いてみないか」と夫が二枚の手紙を取り出します。それは、一年後に指定の住所宛に届くという倉敷の“倉敷記念日レター”だそう。気恥ずかしくも手紙を受け取り、お互い相手への感謝をつづります。旅館の落ち着いた空間で、静かに時間がすぎていきます。
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懐かしい気持ちが蘇る
一面のまばゆい工業夜景 |
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宿のおいしい夕食でお腹を満たし、昼間に作った記念酒ボトルでほろ酔気分になったところで、夜の倉敷散歩に出発。夫に連れられ訪れたのは「旧鷲羽山スカイライン」のまばゆい夜景。一面に広がる水島コンビナートの工業夜景は、時間を忘れて見入ってしまう美しさ。そのロマンチックな光景に、初々しい気持ちが蘇ります。
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ゆるやかな時が流れる
美観地区をぶらり散策 |
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翌朝。天領時代の古き面影が残る、美観地区をぶらり散策。 |
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昔は物資を積んだ舟で賑わったという、柳並木の美しい「倉敷川」。「くらしき川舟流し」に乗船すれば、ゆるやかな時間が二人を包みます。散策中、観光案内所内の“記念日ポスト”に、昨晩つづった手紙を一緒に投函。
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個室で味わう和食ランチ
贅沢な旬の“地もの”に舌鼓 |
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昼食に訪れたのは、四季の移ろいに合わせた“地もの”の和食が楽しめる「割烹 山部」。ランチで人気の「点心 倉敷川」は、新鮮な瀬戸内海の魚介のお刺身を中心に、見た目にも鮮やかな一品。落ち着いた二人きりの個室の中、「こうして一緒にランチをするの、いつぶりかしら」と嬉しそうに妻が呟きます。
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一年後、二通の手紙が届く
倉敷の思い出と感謝の気持ち |
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「そういえば書いた!」二人とも忘れていた、懐かしい思い出がふいによみがえります。夫からの手紙に「今日は楽しかったね。ちょっと昔を思い出しました。偶然発見した裏路地よかったよね。でも、君が一番興奮してたのは、日本酒だよね。また来年飲みに行こうか?
いつもありがとう」
控えめだけれど、思いやりあふれる言葉がそこにありました。 |
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