キンと冷やして美味 古川人が愛する名酒 |
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この旅で最初に訪れたのは、お酒好きでやんちゃな町民気質が今も息づく町、飛騨古川。300年以上の間、古川人に愛されている「蒲酒造場」に立ち寄りました。数々の賞に輝く「白真弓(しらまゆみ)」をはじめ、冷酒として氷で薄めてもおいしい夏向けの日本酒も豊富です。水に恵まれた飛騨古川の極上の名酒との出会いに、乾杯。
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夏夜の花火のごとく 鮮やかな夜の高山散歩 |
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飛騨古川のとなり、高山へ移り、夜の古い町並みをぶらり歩き。昼間には気づかなかった川のせせらぎ音に引き寄せられ、宮川に架かる赤い橋までやって来ました。ライトアップされた新緑と、橋の赤色のコントラストが幻想的で、夏夜に打ち上がる花火を思わせる鮮やかさ。その景色に、日常の忙しさを忘れます。
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隠れ家風のショットバーで お酒と葉巻を大人に楽しむ |
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夜の高山歩きの途中で、ひっそりと佇むショットバー「KAMA・G(カマジイ)」を発見。二重ドアを開けると、窓や時計のない、落ち着いたオーセンティックバー(伝統的バー)の空間が広がります。1枚板のカウンター越しの棚には200種類以上のお酒が並び、マスターと相談しながら自分の1杯を探します。寛ぎと発見に満ちた大人の隠れ家で、夜が更けていきました。
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静かな夜の気配の中 美肌の湯で心休めて |
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すっかり心地よくなったところで、この日宿泊する「飛騨高山温泉 高山グリーンホテル」へ。部屋でお酒の火照りをさましてから、美肌の湯とされる飛騨高山温泉の「貸切風呂・岩」で旅の疲れを癒します。ついつい長湯になり、体も心もあたたまったところで、静かな夜が心地いい眠気を連れてきてくれました。
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涼しげに長良川を泳ぐ 鮎の姿に似せた名菓子 |
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翌日、電車に2時間ほど揺られて訪れたのは、岐阜市内にある川原町。ここにも古い建物が立ち並び、その中に、老舗和菓子店「玉井屋(たまいや)」があります。創業当時から愛され続ける「登り鮎」は、そばを流れる長良川名産の“鮎”をモチーフにした名菓子。求肥とカステラ生地の上品な甘さと、やさしい鮎の顔が印象的な、お土産に持ち帰りたい一品です。
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“かがり火”が照らす夏夜 幻想的で、美しい伝統漁法 |
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日が落ちた頃、この旅の主目的でもある「鵜飼(うかい)」へ出航。夕闇を照らす“かがり火”を頼りに、鵜匠(うしょう)と呼ばれる操り手によって、10〜12羽の鵜が鮎をとる伝統漁法が披露されます。屋形船の上で、人々はお酒を片手にその幻想的な夜に酔いしれます。岐阜の人々が守り続けるこの懐かしい景色、文化を、また訪ねたいと思いました。
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