潮風香る港町で頂く
春色の魚介のお造り |
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この旅の最初に訪れたのは、加賀の橋立漁港前に店を構える「割烹 舟重(ふなしげ)」。地元の人が確かな味を保証する隠れた名店で、水揚げされたばかりの新鮮な魚介が楽しめます。この日頂いたのは、子持ち海老、鯛、毛蟹など、透き通った桃色が春らしいネタの数々。ほんのり甘く、目にも美しい料理にうっとり舌つずみ。
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人々の暮らしに寄り添う “伝統工芸”の新しい形 |
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次に訪ねたのは、山中温泉に工房を構える「畑漆器店」。約450年の歴史を持つ“山中漆器”の技法を受け継ぎ、シンプルで飽きの来ない、人々に長く愛される“暮らしの道具”を発信しています。そのモダンな色使いやデザインが、伝統を守るだけでなく、発展させて行くことの大切さを物語っています。
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“桜と温泉”を満喫する 愉しいひと時を彩る宿 |
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この日宿泊した「お花見久兵衛」は、ほんの短い間でも、愉しいひと時をもたらす |
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“桜”をモチーフにした山中温泉の宿。チェックイン時に振舞われるのは、手作りのお団子と桜湯。渓流沿いの緑豊かな露天風呂に浸かれば、心まであたたまります。 |
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美しい上絵の器で頂く 季節のお茶とお菓子 |
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翌日訪れたのは、城下町・大聖寺にある「茶房古九谷(さぼうこくたに)」。 |
加賀の伝統工芸品である“九谷焼”のギャラリーと、その九谷焼の器で季節のお茶やお菓子が楽しめます。九谷焼の上絵を楽しみつつ頂くお茶は、格別な味わいです。 |
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艶やかな着物をまとい 流し舟から眺める草木 |
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アンティーク着物に着替えて訪れたのは、「城下町大聖寺川流し舟」の舟乗り場。 |
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川沿いに桜が連なる大聖寺川は、夏には新緑、秋には紅葉と、うつろう季節の景観が楽しめます。日常を忘れ、川のせせらぎと風の音に耳を傾けてみませんか。 |
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人々を笑顔にする 温もりに満ちた和菓子 |
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この旅の最後に訪れたのは、地元の人に愛される和菓子屋「梅田菓子舗」。つきたてのお餅を使った春の和菓子は、どれもやさしい手作りの味。両手一杯に手土産を持たせてくれた、お店の皆さんの人柄が現れています。加賀の街に息づく「美しさ」は、工芸品や桜だけではなく、この土地に暮らす人々の真心なのだと分かりました。
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