夏の街歩きのお供にしたい 見た目も涼しい「水うちわ」 |
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岐阜駅から車で約15分、なつかしい町並みが残る川原町に到着。ここに代々「岐阜うちわ」を手作りしている住井冨次郎商店があります。いまの時期に人気なのが、昔ながらの雁皮紙(がんぴし)という薄い和紙に天然のニスを塗って仕上げた「水うちわ」。見た目が透けて涼しげなため、その名前が付いたそう。蛍や金魚、朝顔といった夏を彩る絵柄が、より涼しい風を運んできてくれました。 |
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120年以上前の建物を改装。 お気に入りの場所でカフェ時間 |
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川原町の散策中にひと休みするなら「川原町屋」へ。かつての紙問屋を改装した店内は、洋風な雰囲気でお洒落な蔵の中や
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四季を楽しめる中庭、金華山が見渡せる月見台など、お気に入りの席でカフェを楽しむことができます。ゆるやかな空気に心がほどけていきました。
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岐阜の夏の風物詩「鵜飼」 闇夜に広がる幻想的な世界 |
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夜は1300年もの歴史を持つ長良川の「鵜飼(うかい)」へ。鵜飼とは、日本の伝統漁法の一つで、鵜匠(うしょう)と呼ばれる匠が10〜12羽の鵜を見事な技で操り、息の合った動きで鵜が鮎を捕る漁のこと。織田信長をはじめ時の権力者に保護されながら、その伝統が守り続けられてきました。日が暮れる前に船に乗り込みいざ出航!心地よい風と周囲の景色を楽しみながら、鵜飼が始まる上流へと向かいます。 |
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花火とともに鵜飼がスタート! 風に舞うかがり火と響き渡る音 |
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日が落ちた頃、花火の合図とともに鵜飼が始まりました。船先にかがり火を掲げながら進んでいく鵜匠の舟。「ほうほう」という、鵜匠が鵜をはげます独特な掛け声と舟べりを叩いて鮎を驚かせる音が響き渡ります。鵜が自ら飛び込み鮎を捕まえては顔を出す姿に、観客から自然と声援と拍手が。この日は風が強かったため、火の粉が闇夜に舞いあがり、より幻想的で美しい夜に。守り続けたい文化がここにあります。 |
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これぞ岐阜のモーニング! コーヒー1杯の値段でおもてなし |
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翌朝は、地元の人で賑わう喫茶店で初めてのモーニング体験。飲み物を頼むだけで、厚切りトースト、ポテトサラダ、茶碗蒸
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し、お味噌汁、フルーツがついてきます。「儲からないけれど、楽しみに来る人がいるので続けています」とマスター。その笑顔のような、やさしい味でした。
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金華山ロープウェーで山頂へ 長良川を見下ろす絶景スポット |
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岐阜市のシンボル金華山。ロープウェーに乗り込み約3分で山頂へ。山頂からは、長良川をはじめ、濃尾平野を一望できます。
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売店で見つけたのは、長良川の水を使用した「長良川サイダー」。その清らかなの流れのような、やさしい甘さとさわやかな炭酸に心も済み切っていきました。
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“珈琲”発祥の街・大垣で ゆっくり会話を楽しめるカフェ |
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旅の最後は、“珈琲”の当て字が生まれた大垣市にある「ドゥモカフェ」へ。木の扉を開けると、アンティークランプの間接照明が心地よい別世界が広がっています。「自分の時間をゆっくり過ごして欲しい」とマスター。
時間が経っても酸化しないコーヒーや10種類以上ある手作りのケーキなど、会話が弾む工夫が様々。それぞれの個性でおもてなしをしている岐阜の喫茶店。その魅力が分かったような気がしました。 |
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