牡蠣の殻が敷詰められたぶどう畑 能登の海、土、人が育んだワイン |
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能登空港から車で約30分。「世界農業遺産」の能登の里山に、6年前から本格醸造をはじめ、いまや数々の賞を受賞しているワイナリーがあります。その名も「能登ワイン」。能登ならではの味にしたいと、能登産のぶどうを使い、その風味を活かすため加熱処理をせず、ワイン造りを行っています。そのぶどう畑に敷詰められているのは、地元の名産である牡蠣の殻。「海のミネラルを含んだ土壌になります」と能登ワインの丸山敦史さん。「ワインを通して能登に訪れる人を増やしたい」と語る眼差しは未来を見つめていました。 |
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人気パティシエのスイーツと絶景を 堪能しながら、のんびりカフェ時間 |
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次に向かったのは、今回の宿泊地・和倉温泉。ここに世界的に活躍する人気パティシエ・辻口博啓さんのカフェ「ル ミュゼ ドゥ アッシュ」がありま |
す。能登出身の辻口さんが創り出す、地元の素材を活かしたオリジナルスイーツの数々。おだやかな海を見ながら、能登の大地を感じる繊細な味に、心が解きほぐされていきました。 |
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地元の人も訪れる名店「信寿し」。 能登の旬の魚介と地酒を堪能 |
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海の幸を味わうなら、少し背伸びをして訪れたい「信寿し」へ。のれんをくぐった先に広がる美しい日本庭園を見ながら、旬の魚介を愉しむことが |
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できます。おすすめは、コリコリとした食感と磯の香りが特徴の赤西貝と、カワハギの薄造りを肝醤油で食べるバク刺し。地酒とともに味わいながら、ゆっくりと夜がふけていきました。 |
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黒瓦の屋根と広がる青い海。 能登島曲町(まがりまち)の集落 |
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翌朝、和倉温泉を出発し、全長1,050mの能登島大橋を渡り、いざ能登島へ。海を見ながら山道をてくてく歩いていると、つやつやと光る黒い瓦屋 |
根の曲の集落が。「能登瓦」と言い、雪が積もらないように「釉薬(ゆうやく)」を塗っているのだそう。黒瓦と青い海のコントラストが美しい里海の風景に、思わずたたずんでしまいました。 |
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潮風に吹かれながらいざ出航! 野生のイルカウォッチング |
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能登島で野生のイルカを見ることができると知り、イルカウォッチングに挑戦!数年前からミナミバンドウイルカが住みつき、昨年は子どもが2頭生まれ、現在は親子8頭が生息しているそう。高確率で会えると言われたものの、本当に会えるのか不安と期待でドキドキ。そんな中「あそこにいる!」と船長さんに指さされた先に、イルカの姿を発見!初めて見る野生のイルカに思わず興奮。気持ちよさそうに親子で泳ぐ姿が愛らしく、幸せな気持ちになりました。 |
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ペンギンと一緒にお散歩タイム。 ふれあいが楽しいのとじま水族館 |
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最後に訪れたのは、子どもも大人も楽しめるのとじま水族館。巨大な水槽の中をゆったりと泳ぐジンベエザメをはじめ、約500種類の海の生物がいます。なかでもかわいいのが、マゼランペンギンのお散歩タイム。ペンギンプールを飛び出し、観客と一緒にお散歩。よちよちと気まま歩く姿に、自然とみな笑顔になりました。おだやかな海のように、ゆったりとした時の流れに身も心もほっこりした今回の旅。春のあたたかく、そしてやさしい潮風が、あなたを待っています。 |
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