東京湾を一望!「ヒルトン東京お台場」エグゼクティブラウンジで過ごす非日常ステイ
記念日や休日のちょっとしたぜいたくに。都内でリゾート気分を味わいたい……!そんなときは、眺望が自慢の「ヒルトン東京お台場」へ。
今回は、きらめく東京湾が一望できる「エグゼクティブルーム」に宿泊し、ステイケーションを満喫してきました。エグゼクティブラウンジで時間ごとに変わるおもてなしを楽しみ、絶景カウンターで天ぷらを味わい、客室で絵画のような風景を独り占め。夜は限られた人しか乗れない船に乗ってクルージング。夢のような時間をリアルレポートします!
目次
猛暑や雨の日も快適アクセスの好立地
「ヒルトン東京お台場」がある「台場駅」までは、JR新橋駅からゆりかもめ線で15分ほど。駅からホテルまでは直結しており、看板に沿って進めば、初めてでも迷うことはありません。ホテルまでの道は屋根があるので、雨の日でも傘いらず。猛暑の強い日差しからも守ってくれます。
館内に踏み入れた瞬間、目に飛び込んでくるのは、天井の高いエレガントな空間。ロビーに漂う、煎茶をイメージした、落ち着いた香りにも癒やされます。通常なら、この後、開放感あふれるフロントでチェックインを行いますが、今回はご褒美旅。ここでチェックインは行いません。
バルコニー付きの「エグゼクティブラウンジ」でチェックイン
今回はフロントではなく、専用ラウンジ「エグゼクティブラウンジ」でチェックイン。椅子に座ったまま、リラックスした状態で手続きを行います。
ちなみに、「エグゼクティブラウンジ」を利用できるのは下記のゲストのみ
・エグゼクティブルームの宿泊者
・スイートルームの宿泊者
・ヒルトン・オナーズ ダイヤモンド会員
そしてエグゼクティブラウンジは、眺望がすばらしい絶景バルコニー付き。旅の疲れも、日頃の溜まったストレスも、東京湾の風景がやさしく癒やしてくれます。
チェックインは15:00ですが、少し早い14:30から16:30まで、ティータイムを楽しめます。ビュッフェ台には、ホテルメイドのケーキ、マドレーヌ、クッキー、焼き立てパンケーキなど、選りすぐりのスイーツが勢ぞろい。ビュッフェ台には、夏気分を味わえる、かき氷機まで並んでいます。
ここで、ぜひ食べてほしいのがパンケーキ。シロップが4種類もあり、楽しく迷いながらトッピングできます。
好きなものをチョイスしたら、早速バルコニーへ!ザ・東京の風景とおいしいスイーツは、誰もが心躍る組み合わせ。いつもならただ通り過ぎて行く時間が、豊かに感じられます。
「エグゼクティブルーム」で東京の大パノラマを独り占め
エグゼクティブラウンジをあとにして、お部屋へ。軽やかなベージュで統一されたインテリアは大人女子がうっとりするヨーロピアンなしつらえ。またベッドはキングサイズで広々しています。
そして、さらなるワクワク感を高めてくれたのが、お部屋のバルコニー。思わずかけよりたくなる、圧倒的スケールの絶景がすぐそこに!
バルコニーの向こうは遮るものが一切なく、抜けた眺望が広がります。眼下にはきらめく東京湾やレインボーブリッジ、東京タワー、港を行き交う船……。タイミングが良ければ、水陸両用バスKABAが、ざぶん!という水しぶきとともにダイブする瞬間に遭遇するかも!
水回りは、大理石の天板が目を引く、高級感あふれる装い。お手洗い、洗面台、シャワー、バスタブがすべて一つになった、使い勝手の良いレイアウトになっています。
そして、驚いたのがこのバスタブ。扉を開けると、お風呂に入りながら、お部屋越しに東京湾を眺められる仕様になっています。入浴しながら美しい景色を眺められてリラックス。
気になるアメニティは、DHCの人気シリーズ「オリーブエナジー」。オリーブオイルのスキンケア用品だけど重くなく、保湿感があって、しっとり触り心地の良い肌になります。
また、お部屋には「はんてん型の布巾」も置かれています。夏全開の楽しい絵柄で、お土産にぴったり!
アルコールを存分に楽しめるカクテルタイム
お部屋を出て、再び「エグゼクティブラウンジ」へ。17:30からは、お酒が主役のカクテルタイムがスタートします。ビュッフェ台には、野菜スティック、前菜、チキンのトマト煮込み、フライドポテトなど、そのまま夕食になりそうなフードがずらり。
さらに、ピリ辛コクうまな「冷やし担々麺」は、ボリューム満点の一品。これだけで、お腹いっぱいになりそう!いろいろ食べたいところですが、この後、夕食を予約していたので、今回はぐっと我慢……。食べ放題だから、自分で量を調整できるのもうれしいですよね。
ちなみに、「冷やし担々麺」と「手巻き寿司」は日替わりで入れ替わるとのこと。こちらも楽しみです。
お酒のラインナップは、スパークリングワイン、赤ワイン、白ワイン、ウイスキー、東京のクラフトビール「東京クラフト」、カンパリ、ジャックダニエルズなど、お酒好きには魅惑的なものばかり。
熟練の技✕厳選素材を楽しむ「日本料理 さくら」の天ぷらディナー
夕食は、落ち着いた空間で絶景とお食事を楽しみたい!ということで、館内の「日本料理 さくら」の天ぷらコースを予約しました。カウンターに座れるのは10人だけ。東京湾を見渡す大パノラマを特別な人たちだけで堪能できる、記念日にぴったりなお店です。
今回注文したのは、料理長おまかせの天ぷらを存分に味わえる、ディナーコース「嵯峨野」。まずは職人さんがネタをさばき、揚げる食材を見せてくれるところから始まります。目の前に差し出されたのは、素材の良さと職人技が光る食材たち。このあと、どんな味や食感の違いを楽しめるんだろう……想像するだけで、食欲が湧き上がります。
「嵯峨野」で提供されるのは、先付け、季節のお造り3種、天ぷら7種、季節の一品、季節の酢の物、食事、赤だし、香の物、デザート。天ぷらだけに限らず、さまざまな和食を楽しめる、まさに究極のぜいたくコースです。どの食材も旨味がぎゅっと詰まって、サクサク!
あまりにおいしいと、つい食べるのに集中しがちですが、ここは刻々と変化する東京湾の景色をゆっくりと味わえるのも魅力。カウンター越しに、東京観光の定番「屋形船」が集まる様子も見られて、夏の風情を感じられます。
がぶっと頭からかぶりつける稚鮎は、今にも泳ぎ出しそうな、一度見たら忘れられない躍動的なビジュアル。聞けば、裏に水槽があって、鮎は生きたまま衣をくぐらせ油へ入れるのだとか。稚鮎の新鮮な爽やかさと苦味があって、日本酒が進むおいしさ。
天ぷらのトリを飾ったのは、初夏から夏にかけて旬を迎える「梅雨穴子」の天ぷら。ひとくち食べた瞬間、あまりのおいしさに絶句!身はふんわりやわらかで、言葉と心を溶かす極上の味わい。まさに天ぷらの真髄ここにありです。
シメのお食事は、土鍋で炊いたふっくらご飯に、芝海老の天ぷらと小柱のかき揚げをバラバラにして混ぜ合わせた「特製天バラ」。職人さん自ら、目の前で仕上げてくれるのは、「嵯峨野」コースだけの特権です。
お腹と心が完全に満たされたころ、東京湾が夜の闇に溶け、レインボーブリッジや東京タワー、ビル群が輝きはじめました。暮れなずむ景色を眺めながら、食事の余韻に浸れるのは、最高にぜいたく!
週末限定でライブも開催されるサンセットテラス
今回、夕暮れどきは「日本料理さくら」で過ごしましたが、「エグゼクティブラウンジ」へのアクセス権がある人なら、「エグゼクティブサンセットラウンジ」もおすすめ。
10月27日(日)までの土曜日・日曜日・祝日のみ開催している特別なラウンジ。夕暮れから日没までのマジックアワーを楽しむためのもので営業時間はたったの2時間。ミュージシャンによる生演奏もあり、音楽好きの方は目の前で奏でる美しい音色とともに、刻々と変化するお台場の眺望をゆっくり楽しんで!
サマークルーズでセレブ気分を満喫
もう一つ、「エグゼクティブラウンジ」へのアクセス権を持つゲストだけのお楽しみがこちら。夜のクルーズで涼を味わう「サマークルーズ in Odaiba」。
7月と8月の日にち限定で開催され、1日2回各50名の事前予約制で乗船できます。波止場へは、ホテルから歩いて10分ほど。少し離れた場所からすでに、海に浮かぶブルーの船が見えて、気分が上がります!
クルーズ船は2階建ての構造。眺めの良い屋上デッキは、ワクワクとドキドキが詰まった特等席です。
運航ルートは、お台場海浜公園の桟橋から出発し、レインボーブリッジをくぐり、ガントリークレーンが並ぶ品川埠頭を通り、国際クルーズターミナルを周遊する約45分のコース。※クルーズは季節に合わせて運航コースと船の仕様が変わります。
船が動き出すと、光り輝く東京の街が流れていき、最高にロマンチック!
クルーズ最大の見どころは、ライトアップされた、美しいレインボーブリッジをくぐるところ。徐々に橋が近づいてきて、真上に見えた瞬間は、思わず声が出るほど。まるでテーマパークのアトラクションを体験しているようで、スリル満点です。
夜風にあたりながら、配られたクラフトビール※をごくり。この日、東京は猛暑だったけれど、夜の海は涼しい風が吹き渡りさわやか。ビールが、より一層おいしく感じられました。※運航時期に合わせて提供されるアイテムが変わります。
クルーズ中、海の上から東京タワーを眺められるのは、とってもレア。凛々しく東京の街を彩る姿は、ずっとずっと眺めていたくなります。
クルーズを終え、部屋に戻ると、光り輝く東京の夜景が迎えてくれました。昼も感動しましたが、夜はさらに景色の力を感じます。
特典を使って、2カ所の朝食を楽しむ
幸せな気持ちで目覚めた翌朝。さらにハッピーになれる、おいしい朝食を食べに行きます。今回は朝食付きの宿泊プランで予約したので、「エグゼクティブラウンジ」と館内のレストラン「シースケープ テラス・ダイニング」、両方で朝食を食べられます。
せっかくなら!と、まずは「シースケープ テラス・ダイニング」へ行くことに。ここにしかないのが、ハンバーガーを目の前で作ってくれるコーナー。パティはかなり肉の旨みが際立つ味わいで、チーズやピクルスを自分で入れてカスタマイズできるのもうれしいポイントです。
もう一つ、必食すべきなのが、クオリティの高いエッグステーション。日替わりで、「トリュフエッグベネディクト」か「ずわい蟹とマッシュルームのオムレツ」を楽しめます。
好きなものを選んだら、マイ朝食セットの完成。ホテル自慢の眺望を心ゆくまで楽しみながらモーニングを満喫します。
一方「エグゼクティブラウンジ」の朝食は、静かに落ち着いて食べられるのが魅力。
メニューの品数はレストランより減りますが、一つひとつが吟味されている印象。完熟メロンもそろうラインナップです。
ビュッフェでは珍しい、台湾の定番朝ごはん「シェントウジャン(鹹豆漿)」があるのもエグゼクティブラウンジならでは。食べてみると、体が芯から温まりぽかぽかに。ヘルシーだから、ダイエット中の人にも良さそう。
そして、搾りたてのオレンジジュースが飲めるのも、ラウンジならでは。もちろん、濃縮還元ではなく果汁100%。朝の体を目覚めさせるのに、もってこいです。
エグゼクティブラウンジは、普段、家では食べられないようなものが、極上の空間でいろいろ楽しめて大満足です。
エグゼクティブラウンジでチェックアウト
今回のプランは、チェックアウトが12:00。チェックアウトの手続きも「エグゼクティブラウンジ」で可能。最後の一瞬まで、悠々自適な時間を過ごせますよ。
わざわざ遠くへ行かなくても、近場で圧倒的な非日常を味わえる「ヒルトン東京お台場」。気分転換したい、ぜいたくな気分を味わいたい人は、ぜひエグゼクティブラウンジが利用できるプランを選んでみてくださいね。
ヒルトン東京お台場
- 住所
- 東京都港区台場1-9-1
- アクセス
- ゆりかもめ「台場駅」直結/羽田空港からリムジンバス約20分/品川駅からお台場レインボーバス約20分
- 駐車場
- あり(300台・宿泊のお客様は1泊2,000円)
- 総部屋数
- 453室
取材・撮影・文/安藤美紀