日本では丸型が基本の灯台の中で、珍しい四角形の灯台として全国で20番目に完成しました。「日本の灯台50選」にも選ばれている美しい白亜の灯台です。
志摩半島の的矢湾入り口にある岬が安乗崎で、灯台の周辺は緑豊かな伊勢志摩国立公園に指定されており、散策やピクニックには最適です。
大海原と緑園が一度に楽しめる灯台でもあります。平成25年には国の有形文化財に指定されました。
冬の澄んだ空気と、良く晴れた日には富士山も望むことができ、元旦には多くの写真家が集まって初日の出を見に訪れます。
この灯台は登ることができる15基の灯台の1基で、波が比較的に静かな的矢湾と荒々しい熊野灘の様子を見ることができます。
海女小屋は、海女さんが漁で疲れた体を休めたり、火を焚いて体を温めたりする場所です。
小屋の中央に配した火場(囲炉裏)を囲み、暖を取り、食事をしたり、雑談をして楽しく過ごします。
そんな海女小屋でのひとときを体験してみませんか。海女小屋体験施設 さとうみ庵では、
海女さんから普段はなかなか聞くことのできない海女漁の話しを聞きながら、伊勢志摩の海で獲れた伊勢海老や鮑(あわび)、
サザエ等の新鮮な魚介類や志摩の郷土料理「てこね寿司」を堪能していただけます。
気さくな海女さんとの会話とともにいただく海の幸の味わいは格別です。
志摩市大王町・登茂山園地内にある夕陽展望スポットは、第1展望台 <慕情ヶ丘公園(桐垣展望台)と第2展望台 <ともやま展望台>があります。
英虞湾に浮かぶ真珠筏・・・小さな島々・・・ ここに夕陽が沈み、空と海が染まってゆく景色は本当に素晴らしいです。
特におすすめなのが、落陽のあと30分後くらいに起こる夕焼け。 特に台風一過のときは空と海が赤く染まり滅多と見られない光景を見せてくれます。
当館からお車で10分の御座不動尊。 高さ1mほどの三角形の石に立ち姿の不動明王が刻まれている。伝説によれば、この地を訪れた弘法大師が村人の親切なもてなしに心を打たれ自然石に自らの爪をもって刻んだという。絶対秘仏とされている。
780年余の伝統を誇る奇祭。 海の女神・市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)が大島の祠に里帰りするのを祝い、海女や漁師がアワビ等のその日の獲物をお供えし、海の安全と大漁を祈願する神事の後、船どうし人どうし海水をかけ合ったり、海に投げ入れたりする天下ご免の祭です! お祭り広場ではステージイベントや花火大会、荒波太鼓の演奏、夜店で賑わいます。《潮かけのお話し》 漁民は皆、大島祭当日の早朝より、大島周辺の漁場へ出掛け、漁業を営み得た漁獲物を大島神社へお供えして、1年間の大漁と、会場での安全を祈願する。 海女が身を浄めて社前に海幸を奉って額づく光景は「みそぎ」の精神が漁民の間に永年に渡り保存されてきた証である。 漁民の参詣が終わると、神主、祭主はまんどう船に乗り込み、陸岸に向かって大島を出発する。 (※まんどう船は満胴船とも呼ばれ、その由来は「船の胴の間(船中部の漁獲物を入れる場所)に漁獲物が満載できる」という意味からだと云われている。) 昔のまんどう船は最も船脚の早い舟に、魯漕ぎの名人が乗り込んで漕いだものである。 早い舟は遅れる舟を海上で待ち伏せ、海水の掛け合いが始まるのだが、これはお互いに「けがれを祓い浄める」漁村特有の思想の現れであると同じように、まんどう船へ最初に潮をかけた船は大漁をするという古来からの伝説によるものからである。
白真名鶴(しろまなづる)の伝説がその起源と伝えられる伊雑宮御田植祭(いざわのみやおたうえまつり)は、千葉の香取神社、大阪の住吉大社とともに日本三大御田植祭の1つに数えられ、磯部に初夏の到来を告げる。 勇壮な男達が大きな団扇のついた忌竹(いみだけ)を奪い合う竹取神事、古式ゆかしい装束に身を包んだ太鼓打ちや簓摺(ささらすり)らによる田楽が響きわたる中、白い着物に赤いたすきがけをした早乙女たちによって厳(おごそ)かに行われる御田植神事、その後、一の鳥居に向けて行われる踊込みと、祭りはいくつもの情景を私たちに見せてくれる。 この神事が現在の形になったのは平安時代末期か鎌倉時代初めと伝えられており、太古より脈々と受け継がれてきた伝統と歴史の積み重ねに生まれた、荘厳(そうごん)な時代絵巻が繰り広げられる。
「ダンダラボッチ伝説」とも深いかかわりがあるとされているお祭りです。本祭の前々日に作られた縦2m余り、横1m余りの大わらじと、竹と茅で編んだ竹かごは神社拝殿に安置され、その後、奉納されます。 地域の若者に担がれたわらじは、拝殿を出て須場の浜に安置され神職の祓いを受けた後、担がれて海に入り、沖で漁船に渡し、さらに沖へ曳かれ大王島付近で放たれます。ひとつ目の巨人といわれるダンダラボッチは、台風を意味していたとも言われ、昔の人の自然との共生の知恵だったとも言われています。 1971(S46)年3月17日に、「波切のわらじ曳き」として県の無形民俗文化財に指定されました。
「三重県のさかな」である伊勢えび。伊勢えび祭は、伊勢海老を代表とする海の幸への感謝と、豊漁と、安全を願う伊勢志摩の初夏を彩る祭りです。 町の繁栄を祈願する式典で幕を開け、夕暮れともなると軽快な音色が海沿いの町に広がり伊勢えび囃子”にあわせて踊る「じゃこっぺ踊り」パレードや、巨大な「伊勢えび神輿」も登場します。 フィナーレには観客も一緒になって踊る“総踊り”で盛り上がる楽しい祭りです。花火も打ち上げられ、祭りの夜を華やかに彩る“名残り囃子”の音に送られ終演となります。