当館は季節によりその表情を変える赤目四十八滝や、折り重なる山々に囲まれた山里に位置します。大自然に身も心も委ねて、ゆったりとした時間をお過ごしください。
「日本の滝百選」「森林浴の森百選」「遊歩百選」「平成の名水百選」に選ばれた赤目四十八滝。数々の滝や渕、奇岩など、自然が創り出す景色に感動させられます。当館から歩いて5分の場所にあるので、気軽に立ち寄ることができます。
明治時代、赤目四十八滝を観光地として開拓をした「玉置熊吉」(初代)が当館近くの延寿院そばで、お茶屋を始めました。
そのお茶屋こそが、対泉閣の前身でございます。
その後、昭和初期に現在の近畿日本鉄道(当時 参宮急行電鉄)が保養所として開設した施設を、当時の瀧川村長「玉置治平」(2代目)が観光推進のために取得し、「対泉閣」が始まったと云われています。
当時の建物の、大黒柱には、昭和8年と刻まれており、その長い歴史は現在へと受け継がれています。
「対泉閣」の名前の由来は、当時の建物の真正面に、赤目四十八滝の「大日滝」があり、この滝に相対する館という意味で名付けられました。
その当時は、雨が降ると、この滝がよく見えましたが、現在は杉・ヒノキの植林でその姿が見られなくなり、知る人ぞ知る滝として地元の方々に愛されています。
昭和62年、当時の主人である「玉置典治」(3代目)が、玉置治平の長年の夢でもあった温泉発掘の意志を受け継ぎ、赤目四十八滝の観光のさらなる発展を実現させようと、温泉ボーリング
を行いました。
その結果、昭和63年3月に温泉が湧出。
温泉浴場の建設や、建物の増改築を経て、現在に至ります。