オーガニックコットンで 生産者と消費者がつながるモノ作りを目指して | 東日本大震災は複合的な災害を引き起こし、福島では、風評被害から生産者が農業を断念するケースも多く見られました。また、農家の後継者不足などにより、遊休農地・耕作放棄地は年々増加し続けていました。 ふくしまオーガニックコットンプロジェクトは、2012年春に始動しました。 食用ではなく、塩害にも強い綿を有機栽培で育て、収穫されるコットンを製品化・販売する一連の取り組みで、地域に活気と仕事を生み出すことを目的とし、福島から新しい農業と繊維産業を作り出したいと考えています。 そんな中、私たちがなぜオーガニックで育てることにこだわったか。 | |
私たちが福島で育てているオーガニックコットンは、日本の在来種である茶色の「和綿」です。在来種は、品種としての特性が親から子、子から孫へと保たれます。土を汚さず、世代を超えて種として存続していくことが出来ることは、震災以降の福島で、循環型の社会を目指すいわきおてんとSUNの理念そのものでした。 加えて、世界の綿産地では、化学肥料、除草剤、落葉剤など、農薬の大量使用により、環境への負荷や農家の健康被害が深刻な問題となっています。こうした状況を改善しようと、先進諸国では、農薬や化学肥料を使わないオーガニックコットンの需要が高まっています。 福島で蒔いた種は、様々な形で確実に芽を出し始めています。 本プロジェクトでは、農家、市民、学校、企業CSRなど、たくさんの方から栽培へのご参加をいただいています。いわきおてんとSUNでは、コットンの栽培体験だけではなく、活動を通して生まれる「コミュニティのつながり」を楽しみ、実感していただきながら、少しでも福島の農家を支援出来る「新しいモノ作りの形」を提案し続けていきます。 | ||
一度使えば、間違いなく他のタオルは手に取れなくなる自慢の風合い。最終加工に至るまで柔軟剤などは一切使用せずに仕上げてあります。 茶綿から生まれる自然な色合いや、弾力性や吸水力などの機能美がたくさん詰まった一品です。 ヘヴィ過ぎずライトでもない感触を、ぜひお風呂上りに堪能してください。 生産をお願いしたのは、日本最大のタオル産地として100年以上の歴史を持つ愛媛県今治市。 今治では、独自のタオル品質基準をクリアしないと、今治タオルブランドに認定されません。 その厳しい基準を経て作られたタオルには、日本の丁寧な加工技術を確かに感じることが出来ます。 | ||
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