歴史生きづく宿
環翠楼の前身は「元湯」と称しました。国の有形登録文化財に指定されており、元湯の歴史は古く慶長19年(1614)の開湯にはじまり箱根七湯の一つとして知られております。また、明治の元勲伊藤博文や西園寺公望など政界の大物や島崎藤村などの文人が多く訪れました。 明治23年伊藤博文が宿泊した際、当時の建物を環翠楼(緑の木々に囲まれた高殿の意)と詠んだ漢詩を贈り、以後「元湯 環翠楼」となりました。現在の建物は大正8年〜13年の建築で、全国各地より集められた銘木で造られた木造4階建ての和風旅館です。温泉は単純泉で肌に優しく効能は神経痛やリュウマチなどに効き3本の源泉より引いた掛け流しの温泉になっております。 早川の渓流に建つ露天風呂からは春には新緑、秋には紅葉と季節を感じられ、料理は旬の素材を生かした月替わりの懐石風料理をお部屋食でいただけます。