木賀温泉の歴史は古く、12世紀末、源頼朝に仕えた木賀善司吉成が、重病を癒したという言い伝えもあります。江戸時代には「箱根七湯」の一つに選ばれ、そのお湯は徳川将軍家にも献上されました。明治時代初期には、温泉療法で知られるドイツ人の医師ベルツ博士などがこの地を愛するようになり、一帯には旅館が軒を連ねました。現在は、湯本温泉、塔之沢温泉、小涌谷温泉などとともに「箱根十七湯」に数えられていますが、一般の方が温泉を楽しめるのは、当館のみとなっています。
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