大阪の魅力をスタイリッシュに盛り込んだ「キャノピーbyヒルトン大阪梅田」で、五感を刺激する宿泊体験

JR大阪駅北側の複合施設「グラングリーン大阪」内に誕生した「キャノピーbyヒルトン大阪梅田」。「キャノピーbyヒルトン」は、ヒルトングループが世界で40軒以上展開する地域密着型のライフスタイルホテルブランドで、日本での開業は大阪梅田が初となります。

大阪の文化や歴史、そしてユーモアがスタイリッシュに散りばめられた館内に、心が弾むこと間違いなし。客室からの眺めにも圧倒された、1泊2日の特別なホテルステイを紹介します。

 

 

アクセス、チェックイン

観光やビジネスの拠点として最適

キャノピーbyヒルトン大阪梅田

JR大阪駅から徒歩約7分と好立地の「キャノピーbyヒルトン大阪梅田」。大阪駅連絡橋出口から商業施設「グランフロント大阪」内を通って向かえば、外に出ることなく到着するので悪天候の場合も安心です。

道頓堀をはじめとした主要な観光地のほか京都や奈良などへも行きやすく、さらには関西国際空港や、新幹線が停まるJR新大阪駅へのアクセスも抜群。観光やビジネスの拠点にピッタリです。

2018年より整備が進められている再開発エリア「グラングリーン大阪」は、「うめきた公園」や高層ビル、商業施設などで構成され、いま注目を集めています。

 

キャノピーbyヒルトン大阪梅田
キャノピーbyヒルトン大阪梅田

まずは、「グラングリーン大阪北館」にある専用のエレベーターで11階のロビーへ向かいます。1階のエレベーターホールの天井の照明はタコ焼き器をイメージしており、早くも遊び心を感じます。

 

キャノピーbyヒルトン大阪梅田

11階に着くと、大阪らしいごちゃまぜ文化と陽気な雰囲気をイメージしたウェルカムアートがお迎え。手前のシーソーには実際に乗ることもできます。

 

キャノピーbyヒルトン大阪梅田

レセプションはお祭りをイメージしているそう。アイランド型のレセプションは泉州地方のお祭りで担がれるおみこし「ふとん太鼓」を、イスは鼓(つづみ)をモチーフにしています。

 

キャノピーbyヒルトン大阪梅田
キャノピーbyヒルトン大阪梅田

ロビーの棚にも張り子の虎やヒョウをはじめ、大阪をイメージしたオブジェがずらり。ルームウェアの作務衣やバーの名前が入ったTシャツ、手ぬぐい、ぞうりなど、オリジナルアイテムを購入することも可能。宿泊の記念やお土産に良さそうです。

 

客室

キャノピーコーナースイート

キャノピーbyヒルトン大阪梅田

チェックインを済ませたら、客室へと向かいます。客室階のエレベーターホールには大阪の路線図をイメージしたライトや、幾何学模様のマットが。じっくり観察し、「これは橋?これは古墳?」と想像を巡らせるのも「キャノピーbyヒルトン大阪梅田」ならではの楽しみ方です。

 

キャノピーbyヒルトン大阪梅田
キャノピーbyヒルトン大阪梅田

市街地に川や水路が多く、水の都として発展してきた大阪にちなんで、各階には水しぶきをイメージしたオブジェも飾られています。

ルームナンバーを照らすのは、梅田の”梅”をモチーフにした愛らしいライト。関西屈指の名所として名高い、大阪城の梅林を連想させます。

 

キャノピーbyヒルトン大阪梅田

この日宿泊したのは、各階の角部屋に位置する「キャノピーコーナースイート」。広さは63平米で、ソファーが配置されたリビングルームは大きな窓から差し込む自然光が心地よく、ゆったり過ごすことが可能です。壁には、大阪が栄えた1600年頃の地図をもとにしたアート作品が飾られています。

 

キャノピーbyヒルトン大阪梅田

コーナーウィンドウを備えた開放的なベッドルーム。高層ビル群やうめきた公園の緑が眼下に広がります。

 

キャノピーbyヒルトン大阪梅田

ホテル名でもある「キャノピー」=天蓋(てんがい)には、豊臣秀吉の馬印として有名な「千成瓢箪(せんなりびょうたん)」が手書きで描かれています。

 

キャノピーbyヒルトン大阪梅田

客室の向きによっては、淀川まで一望できます。遮るものがないので、淀川花火大会の際は1年の中でも特に素晴らしい景色を満喫できそうですね。

 

キャノピーbyヒルトン大阪梅田

全部屋には、関西が発祥とされる縁起物の福助人形が。よく見ると顔のパーツが「canopy」になっています。

 

キャノピーbyヒルトン大阪梅田
キャノピーbyヒルトン大阪梅田

ミニバーのミネラルウォーター、紅茶、コーヒーなどは無料。クラフトビールや赤ワイン、ミックスナッツなども用意されています(別途料金)。

バスルームはモダンな雰囲気。深く広々とした浴槽で存分に手足を伸ばし、快適に過ごすことができそうです。

 

キャノピーbyヒルトン大阪梅田

ルームウェアはポップなデザインの作務衣。あめちゃん、串カツ、たこ焼きなど、大阪らしい食べ物がデザインされています。

今回、特にうれしかったのがウェルカムギフトとして用意されていた靴下。オレンジの差し色が効いていて、履き心地も抜群。お気に入りのアイテムになりました。

 

キャノピービュールーム(ツインベッド)

キャノピーbyヒルトン大阪梅田

32平米の広さを有する「ツインキャノピービュールーム」は、家族や友人同士で利用しやすいお部屋。室内はうめきた公園をイメージしたグリーンが基調で、天蓋にはメタセコイアが描かれています。

 

キャノピーbyヒルトン大阪梅田
キャノピーbyヒルトン大阪梅田

1950年代に発売された冷蔵庫を模したミニバーは、コロンとしたフォルムがとてもかわいい! 中には無料で楽しめる水やコーヒーのほか、アルコール類やスナック(別途料金)が用意されています。

 

プレミアムビュールーム(キングベッド)

キャノピーbyヒルトン大阪梅田

「キングプレミアムビュールーム」は、バスタブ付きでゆったりとした滞在に最適。デザインは水都大阪をイメージしたブルーがベースになっています。

 

サイクリング

梅田から一駅の人気エリアを自転車で散策

キャノピーbyヒルトン大阪梅田

「キャノピーbyヒルトン大阪梅田」に宿泊した際は、レンタサイクル「キャノピー・バイク」で近隣を散策するのもおすすめです。フロントで受付をした後、無料で利用できます(要事前予約)。

 

キャノピーbyヒルトン大阪梅田

出発前に、1階にあるカフェ「Bean there, UMEDA(ビーンゼア うめだ)」で軽く腹ごしらえ。厳選した豆を使用したオリジナルローストのコーヒーや、こだわりのベーグルを味わえます。また、テラス席はペット同伴も可能なので、愛犬と一緒に癒やしのひと時を過ごすのも良さそうです。

 

Bean there, UMEDA(ビーンゼア うめだ)

営業時間
10:00~21:00(L.O.20:30)
※無休(年末年始は営業時間の変更あり)

 

キャノピーbyヒルトン大阪梅田

今回は、昔ながらの面影が残る人気エリアの中崎町へ。ホテルからは徒歩でも15分ほどですが、自転車ならすぐに到着します。古民家を改装したカフェや雑貨店が多く立ち並び、レトロな雰囲気と新しさが混在する街並みは、見ているだけでもワクワクします。なお「キャノピー・バイク」に乗る際は、受付で渡されるヘルメットを被るようにしましょう。

 

夕食

彩り豊かな小皿料理に舌鼓

キャノピーbyヒルトン大阪梅田

サイクリングを楽しんだ後は、お待ちかねの夕食です。いつの間にか日が沈み、11階にあるレストラン「CC:CARBON COPY(シーシー カーボンコピー)」の大きな窓からは、きらめく夜景を楽しむことができました。

 

キャノピーbyヒルトン大阪梅田

ユニークな内装にも注目を。豚まんがモチーフの丸いライトに、観光地としても人気の「黒門市場」のアーケードをイメージした天井など、大阪にちなんだデザインが取り入れられています。

 

キャノピーbyヒルトン大阪梅田

いただいたのは「シェフおまかせディナーセット」で、メインは3種もしくは4種のどちらかを選べます。世界各地のホテルやレストランで腕を磨いたシェフが、これまでの経験と想像力を駆使して独自のメニューを開発。関西を中心とした日本の伝統的な食材と各国のエッセンスを巧みに組み合わせた、唯一無二のメニューを味わえます。

最初に運ばれてきたのは小皿前菜3品で、この日は「シグネチャー・キャベツのウェッジ」「カツオのたたきカルパッチョ、奈良漬け物サルサ」「人参キューブ、ウニ」が登場。シグネチャーでもある「キャベツのウェッジ」はお好み焼きにインスパイアされた一品で、驚くほど甘いキャベツと天かすの食感が絶妙です。

 

キャノピーbyヒルトン大阪梅田

メインは、「かぼちゃ、弓削ファームのフレッシュチーズ、デュカ」「本日の鮮魚のフィレ、シェフスペシャル」「国産牛のグリル、有馬山椒ソース」「北海道産帆立貝のグリル、黒にんにくバター、グレモラータのクランブル」の4品。美しい小皿に盛り付けられた料理が並ぶ様子は、まるでおばんざいのよう。いろいろな料理を少しずつ堪能したいという、ぜいたくな願いをかなえてくれます。

 

キャノピーbyヒルトン大阪梅田

「サワーブレッド ‐ 海藻バター」と、日替わりのライスディッシュ。この日は栗とキノコのリゾットでした。

 

キャノピーbyヒルトン大阪梅田

別腹のデザートは、コーヒーor紅茶とともにいただきます。オレンジのコンポートとキャラメリゼしたアーモンド入りのアイス最中は、ほろ苦さがクセになる大人の味。下には、食感がクセになるビターなチョコクランチが敷かれていました。

 

CC:CARBON COPY(シーシー カーボンコピー)

営業時間
ランチ/11:30~15:30(L.O.14:00)
ディナー/17:30~21:30(L.O.20:00)
※無休

 

バー

オリジナルのカクテル片手に大人な時間

キャノピーbyヒルトン大阪梅田

夕食を楽しんだら、隣のバー&ラウンジ「!JaJa!Bar(ジャジャバー)」へ。落ち着いた雰囲気のなか、カクテルや関西のクラフトビールを、斬新なアレンジが加えられた大阪のストリートフードと一緒に楽しめます。ちなみに、店名は「じゃあじゃあ、次は!JaJa!行こか!」というダジャレから付けられたそう。

 

キャノピーbyヒルトン大阪梅田

開放感あふれる屋外テラスは、夜になるとムードたっぷり。宿泊客以外も利用できるので、デートや仕事帰りの一杯に訪れるのも良いですね。

 

キャノピーbyヒルトン大阪梅田
キャノピーbyヒルトン大阪梅田

大阪の下町・新世界で親しまれているスマートボールも。大阪と関西の地図、2種類がデザインされています。

 

キャノピーbyヒルトン大阪梅田

ここへ来たらぜひ味わいたいのが、オリジナルカクテル。ホワイトラムをベースにしたダイキリに黒みつを加えた「おおきに!」、金箔で華やかに仕上げた甘酸っぱい「オオサカサワー」、グラングリーン大阪の自然をイメージした鮮やかな緑が特徴的な「ソルテッドグラングリーン」など、6種類がラインナップされています。

 

!JaJa!Bar(ジャジャバー)

営業時間
日~木 / 11:00~24:00(L.O. 23:00)
金・土 / 11:00~25:00(L.O. 24:00)
※無休

 

キャノピーbyヒルトン大阪梅田

お腹が満たされ部屋に戻ると、ベッドルームに見事な夜景が広がっていました。思わずうっとりしてしまう光景は「これだけでも訪れる価値がある!」と感じるほど素晴らしく、時間を忘れて見入ってしまいました。

 

朝食、チェックアウト

絶景を眺めながら朝食を味わう

キャノピーbyヒルトン大阪梅田

翌朝は、夕食と同じく「CC:CARBON COPY(シーシー カーボンコピー)」で朝食ビュッフェをいただきます。天気が良ければ、見事な朝焼けを楽しめることも。

 

キャノピーbyヒルトン大阪梅田
キャノピーbyヒルトン大阪梅田

ベーコン、ゆで卵、炊き立てのご飯、味噌汁、梅干しなど、和洋さまざまなメニューに目移りしてしまいます。

 

キャノピーbyヒルトン大阪梅田

中でも一押しは、ハワイのローカルフードであるポケを自分好みに作れる「ポケバー」。どんぶりにご飯をよそい、本日の鮮魚のほか、アボカド、きゅうり、トマト、大根などの野菜を乗せ、ワサビ、ゴマドレッシング、味噌醤油ドレッシングなど調味料をかけていただきます。

 

キャノピーbyヒルトン大阪梅田

ベーグル、アップルパイ、パン・オ・ショコラ、メロンパンなど、パンが並ぶコーナーにテンションが上がります。

 

キャノピーbyヒルトン大阪梅田
キャノピーbyヒルトン大阪梅田

食後に味わいたいイチゴとチアシードのパフェやフルーツのほか、大阪ミックスジュースをはじめとしたドリンクの充実ぶりも、うれしいところ。

 

キャノピーbyヒルトン大阪梅田

テーブルオーダーのメニューは、プレーンかミックスを選べる「オムレツ」のほか、「パンケーキ、みたらし、クルミのキャラメリゼ、バナナ」「お好み焼きテリーヌ、ポーチドエッグ」「大阪風牛すじ煮込み、ベネディクト、オランデーズ(※ヒルトン・オナーズ・ダイヤモンド会員のみ注文可)」の4種類。できたてのおいしさを楽しめます。

 

大阪市内を一望しながら朝活トレーニング 

キャノピーbyヒルトン大阪梅田

「キャノピーbyヒルトン大阪梅田」のチェックアウトは、遅めの11:00。朝食前後の時間に12階のフィットネスセンターに向かい、朝活トレーニングで1日をスタートするのもおすすめです。

すべての宿泊客が24時間無料で利用可能。大きな窓から差し込む朝日を浴びながらトレーニングすれば、いつもより身体がシャキッと目覚めそうですね。ウェアやシューズのレンタルもあるので(別途料金)、手ぶらでも大丈夫。

 

キャノピーbyヒルトン大阪梅田

大阪の歴史や文化をさまざまな形に変換し、エントランスから客室までを彩る「キャノピーbyヒルトン大阪梅田」。ウィットに富んだ空間が、特別な日をさらに思い出深いものにしてくれます。また、緑あふれる昼、ドラマチックな夕焼け、ゴージャスな夜景、息を飲む朝焼けと、時間ごとに変わる眺望にも心を奪われました。

大阪の中心地で地域の魅力を感じる特別なホテルステイを、大切な人とぜひ楽しんでみてください。

 

キャノピーbyヒルトン大阪梅田

住所
大阪府大阪市北区大深町6-38 グラングリーン大阪 北館
アクセス
JR大阪駅より徒歩約7分
チェックイン
15:00
チェックアウト
11:00
客室数
308室
駐車場
あり

 

撮影/福羅広幸 取材・文/石川知京


※この記事は楽天トラベルガイドによって取材・作成されたものです。

2024/12/25
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