歴史的な町並みの広がる八女福島の中でも、Craft Inn 手 [te] は特に伝統的建築物が集まる一角にあります。江戸時代末期から商いをしてきた塚本家の店舗兼住宅をリノベーションして、2021年に宿泊施設として生まれ変わりました。
メゾネットタイプのお部屋は、八女を中心とした九州のつくり手がその土地の素材と技法を活かしてつくった家具や調度品に彩られています。藍・竹をテーマにした2つのお部屋で、私たちが考えるこれからのクラフトを全身で感じていただけたら幸いです。
旧塚本邸 × 藍染絣工房 山村研介
古い町並みが残る表通りに面した、明るく開放的な雰囲気のお部屋です。久留米絣の織元で大胆に染め上げた大きな木のテーブルとタペストリー、座布団やクッションなど、“Japan Blue”とも称される藍の世界が広がります。
旧塚本邸 × 石田淳、長岡由記、てんごや
落ち着いた雰囲気の静かなお部屋です。八女在住の竹細工職人に編んでもらったランプシェードや竹の天板が編み込まれたテーブル、やわらかな曲線が印象的なリラックスチェアに囲まれて、ゆっくりとした時間をお過ごしください。
面積:1F|43.86㎡+2F|39.92㎡
定員:1~4名
1階に竹で編んだテーブルのある畳のお部屋と木桶のお風呂、2階に竹で編んだチェアのある板敷のお部屋があります。2階の障子紙は、改修前の部屋に残された襖を和紙にすき込んだもの。襖に描かれていた菊をモチーフにした久留米絣のクッションと共に、この土地の記憶を感じてください。
古民家の特性上、近隣の生活音や隣のお部屋の音がもれ聞こえること、虫が入ってくることがあります。日本の古くからの暮らしを楽しんでいただければ幸いです。
テーブル
福岡県八女市で竹細工を作る石田淳さん。大学で海洋学を勉強し大分県の水族館に勤務した後、自然と関わりながら違うことがしてみたいとの思いから竹細工の道へ。竹林を管理して、竹を切るところから自分たちで行い、丈夫で実用的な普段使いの為の竹細工を作っています。石田さんが編んでくれたテーブルの天板は竹細工の新しい可能性を示すものだと考えています。
ランプシェード
長岡由記さんは、現代アートを勉強した後、竹細工訓練支援センターの同期である石田淳さんと共に、八女市に移住して竹細工職人として活動しています。暮らしに根ざした丈夫で安心感のある作品を生み出しています。長岡さんが編んでくれたランプシェードは、明かりを灯すと繊細な光が広がり、竹という素材の面白さが体感できるはずです。
チェア
てんごやは、全国有数の竹の産地でもある福岡県八女市の星野村にある工房です。「てんご」とは鹿児島県口永良部島で作られるかごのことを指します。代表の染谷明さんは、たまたまひっくり返しておいたかごの底を見て、この底を座面に見立てれば椅子になるのではと思い立ち、2年かけて竹編みの構造を研究し、強度のある竹の椅子を作り上げました。
布団 (最大4組)、Wi-Fi、トイレ(洋式、シャワートイレ)、浴槽/シャワー、エアコン、金庫、冷蔵庫、ウォーターサーバー
※テレビはございません。
◯部屋着
もんぺ型久留米絣パンツ、Tシャツ (冬季のみわた入れ袢天)
◯飲料・食器類
冷茶(緑茶、ほうじ茶)、煎茶(八女茶)とティーセット(急須、湯呑み)、煎茶(ティーバッグ)、ドリップパックコーヒー、電気ケトル、陶器カップ、グラス、小皿器、栓抜き
◯入浴・洗面用具
バスタオル、バスマット、フェイスタオル、シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、ヘアドライヤー、コーム、歯ブラシ、歯磨き粉、洗面用コップ、洗顔料、クレンジングオイル、コットン、綿棒、シェイバー
◯その他
スリッパ、ハンガー、懐中電灯、靴べら、ティッシュペーパー
※アイロン、アイロン台、スマートフォンの充電器(一部機種のみ対応)、お子様用便座、おむつ用ゴミ箱が必要な方はお申し付けください。
お部屋の構造上、2組のお布団を隙間なく敷いております。3名様以上の場合はお布団を1階に1枚または2枚、2階に2枚敷いております。それ以外のご希望があればご相談ください。