築75年の京町家を大胆に改造された此処は、 過去と現在、 シリアスとギャグ、 荘厳と軽薄、 其々が混在した物語のような場所。 一歩足を踏み入れれば、貴方はもはや ゲストではありません。 一人のグッドなキャストとなるのです。 | ||||
西日が織りなす格子の影、 襖に描かれた猫の日本画、 嫁入り道具の赤と緑の座布団、 此処にあるもの全ては、京の静謐に寄り添います。 だからお供は、好きな文庫本、ただ一冊で。 それだけであなたの静謐な物語が始まります。 | 堕落は、素敵だ。 コタツに入って、酒を舐めつつ、友人と駄弁り、 飽きれば駄菓子を食べ、漫画を読み、 眠気が来たら、その船に身体を預け、至高の堕落に溺れていく。 つまり、京都に来たなら、観光なんて必要ないのです。 | この部屋には、天井がありません。 だから、あなたが眠りについて夢を見るとき、 行く手を阻むものは何もありません。 天窓を通り抜け、月を頼りに玄武が 潜む船岡山まで軽い散歩もおすすめです。 そうそう、お帰りの際には、 千本通りのゑんま様へのご挨拶もお忘れなく。 いつもと違う夢を、あなたに。 | ||