オーシャンビューの絶景露天風呂も!白浜温泉「インフィニート ホテル&スパ 南紀白浜」で贅沢リゾートステイ
日本三古湯のひとつに数えられる歴史ある温泉地、和歌山の白浜温泉。真っ白の砂が美しい白良浜(しららはま)、7頭のパンダファミリーをはじめ、およそ140種1,400頭の動物が暮らすアドベンチャーワールド、千畳敷や三段壁、円月島といった絶景スポットなどがあり、温泉、観光、グルメ、ビーチアクティビティを一気に楽しめるのが魅力です。
そんな白浜の小高い丘の上に立つラグジュアリーなリゾートホテル「インフィニート ホテル&スパ 南紀白浜」。雄大な太平洋を眺めながら源泉かけ流しの温泉に浸かり、ディナーや朝食ビュッフェでは和歌山の豊かな食を堪能した1泊2日の滞在記を紹介します。
東京から約1時間半! 関西はもちろん、東京からも好アクセス
「インフィニート ホテル&スパ 南紀白浜」があるのは、JR白浜駅から車で約10分、南紀白浜空港からは車で約7分の場所。東京・羽田空港~南紀白浜空港間をJALが1日3往復飛んでいて、所要時間は1時間10分前後。空港や駅からは無料送迎(事前予約制)があるので、大阪や関西各地からはもちろん、東京からも楽にアクセスできる立地にあります。
館内に入ると、いきなりこんな絶景が出迎えてくれました。ラウンジの大きな窓いっぱいに広がる太平洋、眼下には白良浜や白浜の温泉街が。丘の上にあるこのホテルの魅力をさっそく堪能できました。
チェックインを済ませ、この景色を見ながら、和歌山の梅を使ったウェルカムドリンクをいただいて、ほっとひと息。
海を望む露天風呂付き客室「オーシャンビュー・ラナイスイート」
今回宿泊したのが、露天風呂付きの「オーシャンビュー・ラナイスイート」。その名の通り、オーシャンビューで、ラナイ(屋根付きのベランダ)には露天風呂、室内には広々としたベッドを2台備えたラグジュアリーな空間です。
露天風呂には、行幸(みゆき)の湯源泉の温泉が24時間注ぎます。好きなときに何度でも、海を見ながら湯浴みを楽しめます。
真っ青な海と空を眺めながら温泉に浸かるのも贅沢ですが、夕暮れ時もおすすめ。お天気がよければ、空が赤く染まる、こんな絶景を見ることができます。
贅沢なバスタイムを演出してくれるのは、源泉かけ流しの温泉や絶景だけではありません。この「オーシャンビュー・ラナイスイート」をはじめとしたスイートの客室には、「ブルガリ」のバスアメニティが(2名に1セット)。グリーンティーのさわやかな香り漂うオ・パフメ オーテヴェールシリーズのシャンプー、コンディショナー、ボディウォッシュ、ボディミルクで、優雅な気分に浸れます。
さらに、女性にはパリ発のスパブランド「オムニサンス」のスキンケアアイテムも。メイク落とし、洗顔、化粧水、保湿クリームがそろっています。
湯上がりには、ふかふかのバスローブに、浴衣、パジャマまで用意。
室内のバスルームにはシャワーブースと、ゆったりと使えるダブルボウルの洗面台。洗面台の引き出しを開けると、ヘアアイロンやソーイングセットまで! 行き届いたサービスに感動します。
そして、スイートのお部屋はドリンクも充実しています。ホテルオリジナルブレンドのコーヒーのドリップバッグに、京都の老舗日本茶専門店「一保堂茶舗(いっぽどうちゃほ)」の煎茶とほうじ茶、ドイツの歴史ある紅茶ブランド「ロンネフェルト」のティーバッグが3種類も。
お付き菓子は、紀州銘菓「かげろう」と干し梅。お茶を入れて、海を眺めながらくつろぐなんて最高の休日です。
ファミリーやグループにおすすめの客室「オーシャンビュー・ロイヤルスイート」
もうひとつ、とっておきの客室を紹介します。館内に1室しかない「オーシャンビュー・ロイヤルスイート」は、およそ85平米もの広さを持ち、リビングルーム、ベッドルーム、3畳ほどの和室、ベランダまで付いています。4名まで宿泊可能で、ファミリーやグループでの旅行におすすめです。
最上階の4階に位置し、白良浜から太平洋、田辺湾まで見渡す眺望も自慢です。
客室に露天風呂は付いていませんが、広いバスタブを備えたバスルームがあり、ダブルボウルの洗面台、ブルガリのバスアメニティなど、「オーシャンビュー・ラナイスイート」と同じアメニティが用意されています。
ホテル全体、客船をコンセプトにデザインされていて、廊下もご覧のとおり、豪華客船の船内のような重厚感を感じます。
大浴場にはオーシャンビューの絶景露天風呂が
「インフィニート ホテル&スパ 南紀白浜」の温泉は、日本書記や万葉集に記された伝統ある行幸(みゆき)の湯源泉から引いたお湯をかけ流しで堪能できます。泉質はほんのり潮の香りがするナトリウム塩化物泉。
大浴場は「空」と「昴」、「海」の3つあり、「空」と「昴」が15:00~翌1:00は女湯、朝5:00~10:30は男湯になります。
「空」には、雄大な太平洋とつながっているかのようなインフィニティ露天風呂が。天気のいい日には、海の向こうに四国まで見ることができ、夕暮れ時には美しい夕日、夜は満天の星空を見ながら湯浴みを楽しめます。
「空」は内湯もオーシャンビューで、広々とした湯船を備えています。脱衣所にはバスタオルやフェイスタオル、化粧水などが用意されているので、客室から手ぶらで行けるのもうれしいポイントです。
「空」に併設された半露天風呂の「昴」。四角く切り取った窓から望む風景は、まるで絵画のようです。
もうひとつの大浴場「海」は、15:00~1:00は男湯、5:00~10:30は女湯に。こちらも広い内湯とオーシャンビューの露天風呂を備えています。
さらに、「空」「海」ともにドライサウナ、水風呂付き。海からの風を感じながら、満点の星空のもと行う外気浴は「最高」の一言!
ラウンジでサンセットを眺めながらくつろぐ
サンセットを見るなら、ラウンジもおすすめです。目の前の太平洋に沈む夕日は圧巻。このラウンジは、もうひとつのリビングのように自由に使ってOK。18:00からはバーとして営業していて、夕暮れや夜景を眺めながら、お酒を楽しめます。
ラウンジの一角に置かれたピアノは、19世紀後半の世界でもっとも卓越したピアノ製作者の1人、ゲオルク・シュヴェヒテンの血筋を継ぐメーカーのもの。第二次世界大戦後に修復されたシュヴェヒテンのグランドピアノとしては、世界的に貴重な一台なのだそう。そんな貴重なピアノを誰でも弾くことができます。
また、ラウンジの隣にはライブラリーも。紳士淑女が集う豪華客船内の社交場のような、気品あふれる空間です。書棚に並ぶ旅行に関する本や雑誌などは自由に手にとることができます。
和歌山の旬を満喫! ディナーはイタリアンのコースを
ディナーは館内のレストラン「ジョヴァンニ」で、地元の旬の食材をふんだんに用いたイタリアンのコースをいただきました。
お料理の内容は季節ごとに変わりますが、取材に訪れた夏のメニューは、前菜に和歌山・勝浦産のマグロやカツオなどのカルパッチョ、温前菜には熊野鮎のソテーがのった和歌山県産ぶどう山椒のリゾットが登場。
続く、とうもろこしの冷製スープには、白浜でとれた「ゴールドラッシュ」という品種のとうもろこしが使われているそう。旬が6月から7月頭の1カ月間だけという、とても貴重な一品。その甘みは感動ものです。
続いて登場したのは、自家製の猪ベーコンとフレッシュトマトのスパゲッティ。なんと、スパゲッティも自家製。もっちりプリッとした絶妙な食感がたまりません。
メインの魚料理は、その日地元でとれた魚と伊勢海老のアクアパッツァ。この日の魚は、春から夏が旬のアカハタ。白浜では「アカッポ」と呼ばれ、メジャーな魚なのだとか。
メインの肉料理は、紀州備長炭で焼き上げた牛サーロイン。つけあわせには地元の夏野菜が。コースを締めくくる、和歌山・北山村特産の柑橘「じゃばら」を使ったデザートまで、和歌山が育んだ食材をたっぷり味えて大満足! 白浜ならではのディナーに、ここに来られた幸せを感じました。
地元の魚や野菜、和歌山の郷土料理などが並ぶ朝食ビュッフェ
お部屋の露天風呂でも大浴場でも温泉を堪能して、迎えた翌朝は、昨夜と同じレストラン「ジョヴァンニ」での朝食ビュッフェからスタート。ビュッフェ台には、地元の生産者にこだわった和洋50品以上のお料理が並びます。
和歌山の郷土料理であるめはり寿司や、地元でとれた鮮魚のお造り、地元産の野菜のサラダ、南高梅、金山寺味噌がのった地元の山本豆腐店の豆腐の冷奴、地元で「ヒトハメ」と呼ばれる肉厚のワカメとタコの酢の物など、朝食も和歌山の旬の味覚がズラリ!
自家製のローストビーフやローストハムも見逃せません。もうひとつ、絶対に味わっておきたいのがみかんジュース。地元のみかん農家が作るこのみかんジュースは、生産量が限られているため、ほかでは味わえない逸品なのだそう。
初めて出合う地元ならではの食材もあり、和歌山グルメをまるっと堪能。朝食ビュッフェは、やっぱりホテルステイの醍醐味であることを実感しました。
贅沢なリゾートステイを演出してくれるプールやエステサロンも
「インフィニート ホテル&スパ 南紀白浜」には、屋外プールもあり、リゾート気分を一層盛り上げてくれます。温水プールのため、夏だけでなく、4月末~10月末の長期間入れるのはうれしいポイント。チェックアウトまでの時間、プールでひと泳ぎするもよし、プールサイドでのんびり過ごすもよし!
そして、館内にはエステサロンや、24時間無料で利用可能なジムも。エステサロンには、ボディやフェイシャルのトリートメント、ストレッチ、メンズメニューまでそろっています。2人で利用できる個室もあり、カップルにもおすすめです。
ホテルオリジナルグッズもそろうショップでお土産選び
チェックアウト前に、ホテル内のショップでお土産選びも忘れずに。客室でも堪能したオリジナルのコーヒーや、行幸の湯の温泉の素、ロゴ入りのふかふかのタオルなど、ホテルのオリジナルグッズも購入できます。これで、自宅でも「インフィニート ホテル&スパ 南紀白浜」にいる気分に浸れそうです。
高台からの大パノラマ、源泉かけ流しの温泉、和歌山の豊かな食を満喫した「インフィニート ホテル&スパ 南紀白浜」での2日間。大阪からも東京からも2時間程度でアクセスできる場所で、豪華客船で海外をクルーズしているような贅沢なステイを叶えてくれます。特にカップルや夫婦の記念日など、特別な日にぴったりのホテルです。
インフィニート ホテル&スパ 南紀白浜
- 住所
- 和歌山県西牟婁郡白浜町2018
- アクセス
- JR「白浜駅」より車で約10分
「南紀白浜空港」より車で約7分
(白浜駅、南紀白浜空港より無料送迎バスあり・要予約) - 駐車場
- 無料
- チェックイン
- 15:00(最終チェックイン21:00)
- チェックアウト
- 11:00
撮影:福羅広幸 取材・文:楽天トラベルガイド編集部