石湯
天然の岩間をそのまま浴場にしたもので、岩の裂け目から豊富な温泉が湧き出ている自然味豊かな出湯です。
大湯
鎌倉幕府の執権連署の北条義政が浴室を設けたことから「北条湯」とも呼ばれたという。
大師湯
慈覚大師が入浴されたことからその名が付けられた「大師湯」。
安楽寺・八角三重塔(国宝)
安楽寺背後の山腹にある鎌倉末期に建立された唐様の塔姿で、昭和27年に国宝に指定されました。八角型の塔の中では日本に残っているものとしては唯一ひとつの貴重なもので、一見四重の塔に見えますが実は三重の塔です。内部は床を張った内陣があって「金剛界大日如来」が安置されております。
常楽寺
ここも慈覚大師の開山と伝えられ、天台宗に属し、北向観世音本坊でもあります。寺境内に美術館が新設され、重要文化財・徳川家康の「日課念仏」の書を始め、美術工芸品、土器・石器の考古学資料、「三浦屋店頭図」や葛飾北斎作という「劉備檀渓渡河図」他多くの絵馬、また全国有名寺院の「瓦」のコレクションなど見るべきものがたくさん陳列されています。
重文・石造多宝塔
常楽寺本堂の裏山の杉木立ちの中、北向観音が火坑から出現したという霊場とされる場所に、国の重要文化財に指定されている石造多宝塔がある。700年の風雪に耐えてきた緑苔むす塔である。
北向観世音堂
本尊は千手観音菩薩で昔から広く県内外の信者が多く、厄除の観音様として親しまれています。「北向」の名は長野の善光寺の南向きと、向き合っているところから名付けられ、善光寺と北向観音のご利益は一体のもので、そのひとつを欠けば「片詣り」とされます。
愛染桂
北向観音堂の境内にあるカツラの大木。境内の愛染堂とこの木を結んで「愛染桂」とし、縁結びの霊木として親しまれています。川口松太郎の名作「愛染桂」はこの木からヒントを得たという説があります。
無言館
無言館は窪島誠一郎氏により、信濃デッサン館の分館として平成9年に開館した美術館です。第二次世界大戦中、志半ばで戦場に散った画学生たちの残した絵画や作品、イーゼルなどの愛用品を収蔵、展示しています。
前山寺
信州上田の独鈷山麓にあり、塩田平を眼下に東に上田城・千曲川、西に別所温泉という場所にあります。「未完成の完成の塔」と呼ばれる国の重要文化財にも指定された三重塔があり、境内は季節のうつろいとともに花々が咲き「花の寺」とも呼ばれています。