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平屋と2階建ての組み合わさった独特な形状の「ももはな庵」。平屋の玄関側は、白の漆喰壁と出格子の伝統的な京町家の意匠を纏い、漆喰壁を照らすランプが風情を感じさせてくれます。軒上の「鍾馗(しょうき)様」は古くから言い伝えられている家の守り神です。
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格子戸の玄関扉をくぐると、右手に「店の間(ミセノマ)」がお出迎え。ミセノマは京町家の伝統的な間取りであり、公の空間として客人との用談などで使われていました。ちょっと腰かけて当時の雰囲気を味わってみてください。土間の大きな箪笥は伝統工芸品「鎌倉彫」の貴重な逸品や吹き抜け部の古い竹小舞の土壁なども見どころの1つです。
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台所のすぐ隣には腰かけ式のダイニングスペースを設えました。かつても、台所脇は「中の間(ナカノマ)」と呼ばれ家族が食事をとるための空間として利用されていました。ダイニングは腰かけ式のため、床に座るのがつらい方も快適にお過ごし頂けます。
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かつては竈があり「おくどさん」とも呼ばれた台所。壁のお札は火伏せで有名な「愛宕山」の『火迺要慎』(ひのようじん)です。その横にある厨子には「恵比寿様」「大黒様」をお祀りし、ご宿泊のお客様のご繁栄を願います。キッチン回りのタイルには、ももはな色の鮮やかな目地を使うなど意匠にもこだわります。
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主庭と奥庭。趣の異なる2つの庭に挟まれた贅なる居間。シンプルな中に奥行きを感じさせる床の間が空間を引き締めます。夏には稀少な「弥勒簾の葦戸」、冬には「襖」、京の古くからの風習「しつらえ替え」により季節を演出します。ゆっくりと町家をお楽しみください。
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目を奪う深く豪快な木目調の壁面。そして、静なる坪庭を望む浴室窓。旅の疲れを癒す浴室空間です。
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階段を上がると、和室と主寝室がございます。2階の窓際から伸びる勾配天井の梁が見ものです。障子を開き窓外に見える坪庭の緑を眺めながら古いデスクで書き物というのも風情な過ごし方です。和室側には2階用のお手洗いを設けております。
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