見市温泉の泉質・浴場見市温泉の開湯は、江戸時代の慶応年間 初代の大塚要吉が山歩きをしていて、傷ついたクマが川岸のお湯溜まりに浸かっているのを見たのが、きっかけだったといいます。以来、100年以上にわたって、見市川の渓流沿いに湯治宿が営まれてきました。戦前は、樺太(サハリン)の造材や鉱山関係者、戦後も北洋の漁船員の方でその疲れや傷を癒すため、賑わいました。300メートル上流の岩の間から湧き出る湯は60〜70℃毎分70リットル、湯口から注ぎ出るときはほぼ透明ですが、中に含まれる鉄分が酸化するため、湯は赤茶色に濁っています。見市温泉は源泉掛け流し、泉質は含重炭酸土類弱塩泉、ミネラル分が豊富に含まれており、外傷、打撲傷、リュウマチ、神経痛に効くとされております。