伊勢の奥に連なる神路山・島路山を背景に五十鈴川のほとりに鎮座する内宮。垂仁天皇の時代、天照大御神を永久にお祭りする地を求めて皇女・倭姫命が各地を巡幸し、ここ伊勢の地を鎮座地に選ばれたのが始まりです。平成8年には御鎮座2000年を迎えました。
伊勢市駅から5分ほど歩くとこんもりした杜につきあたります。ここが伊勢神宮の外宮で、祭神は豊受大神宮(とようけおおみかみ)。内宮の鎮座より約500年あとの雄略天皇の時代に、天照大御神の御饌(みけ/食事)を司る神として丹波の国から伊勢の国に迎えられました。米づくりをはじめ、衣食住全てに関わる産業の神様。伊勢神宮に参拝前に夫婦岩で身を清めてから、外宮から内宮へ参拝するのが正式です。
平成5年の61回式年遷宮を記念して創設。
絵画をはじめ、彫塑、書など日本を代表する作家の作品を展示しています。
ルネッサンス様式の重厚な建物で、式年遷宮ごとに新調される御装束神宝や神宮にまつわる数々の資料が展示されています。
農業館は、日本最古の産業博物館として知られ、産業史や自然史の資料が展示されています。
伊勢神宮の儀式や祭祀に奉仕する皇女(斎王)が住んだ宮が斎宮です。
国史跡斎宮跡の面積は、140haに及び、その一角に斎宮歴史博物館があります。遺跡からの出土品を展示するほか、ハイテク技術を駆使した斎宮制度の解説が見もの。特に実写映像を駆使した映像展示室は王朝の雅の世界に見る者を誘います。
淡水魚、海水魚、熱帯魚、海獣など350種類の生き物を集めた水族館
「ふれあい」をメインテーマとし、アシカやトド、セイウチ、ゾウアザラシなどのショータイムが人気。一緒に記念撮影もできます。
戦国時代を再現した芸能イベントランド。コテコテの時代劇コントが楽しめる「吉本お笑い劇場」、忍者アクションの「大忍者劇場」など、多彩なアトラクションが目白押し。また、安土城では桶狭間の合戦や本能寺の変をハイビジョン映像やレーザー光線を駆使して体感できるようになっています。また、展望台からは伊勢湾が一望できます。
二見浦に浮かぶ大小の岩。契りの縄と呼ばれる5本のしめ縄で結ばれています。どんな風雨に遭っても切れずに結ばれている両方の岩は、夫婦円満、縁結びのシンボル。日の出の名所でもあり、特に岩と岩の間から昇る朝日はめでたい光景とされています。