【不帰の滝(かえらずのたき)】 駒草平の一角にある不帰滝は、御釜から流れ出る水が溶岩台地の上を流れ、泥絵具で彩色したような無気味な岩肌を噛みながら一気に落瀑します。高さ97.5m、幅14mあり、濁川の五色岳の東部に深く切り込んでいます。滝の名前の由来は、その昔、ここに鬼ばばが住んでいて登って来る男どもを捕まえて生き血を吸ってはこの滝に落としました。そこで、あの山へ行った者で帰って来た者はいないということから「かえらずの滝」と呼ばれるようになったという説と、訪れる人が帰るのを忘れて見惚れるという説があります。 |
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【地蔵滝(じぞうたき)】 高さ42m、幅6mあり、すみかわスノーパーク周辺を集めて流れる新滝沢が澄川に落ちる滝です。昔登山者が安全登山を祈るため、お地蔵さんを建立してこの滝で身を清めたことから地蔵滝と命名されました。 |
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【振子滝(ふりこたき)】 五色岳の東北を流れる振子沢から落ちる滝。周辺に雪渓が残っている期間や、雨の後に流れる幻の滝で、二段の糸状に落ちる繊細な滝です。風が強い日は、この滝が左右に降られ、時計の振子のように見えます。
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