
- 当館のシンボルである洋館部分は大正13(1924)年冨士製紙社長の村田一郎邸として建てられました。
その後増改築を重ね戦後昭和27(1952)年5月旅館として開業し現在に至っております。
建物の特徴としては二室からなる大きな洋館部が独立した洋館のような印象を与えています。また出窓(ベイ・ウインドウ)の多さと急勾配の切妻屋根も特徴の一つで、円弧形の出窓の上の丸い屋根が道行く人々のアイスポットとして親しまれています。
平成4(1992)年8月に鎌倉市の景観重要建築物第7号、平成21
(2009)年8月に国の登録有形文化財の指定を受けております。
また昭和50年代後半には旧ソビエトの世界的ピアニスト・スビャトフラフ・リヒテル氏が日本公演の折、当館にヤマハピアノを持込み長期にわたり滞在したこともありました。
- ☆国指定登録有形文化財
- ●登録番号 第14-0154号
●登録年月日 平成21年8月7日
●構造規模 木造2階建 ストレート葺一部銅版葺
●建築面積 70㎡
- ☆鎌倉市指定景観重要建築物等
- ●指定番号 第7号
●指定年月日 平成4年8月1日
●構造規模 木造2階建 ●延べ面積 136.92m2
●外壁 モルタル塗り掻落し仕上げ大壁一部タイル張り
●屋根 コロニアル葺き切妻、一部銅版及び鉄板一文字葺き

