4月/3日(日)〜6月/29日(水)
花屋から善光寺への道のり 車1時間30分
旅館花屋より、1時間30分。 別所温泉にお泊りの翌日は、7年に一度の御開帳、善光寺をお参りしましょう。
1時間30分。旅館花屋より、坂城インターより関越道に入り、 上信越道へ。長野インター下車。
2時間。別所温泉駅より上田電鉄乗車、上田駅下車。 しなの鉄道に乗り換えて、長野駅下車。
国宝・善光寺について
「遠くとも一度は参れ善光寺」
これは、古くから伝わる言葉ですね。一度でもいいから善光寺でお参りを。
そうすればご利益が約束される、と信じられています。
善光寺の始まりは、644年と伝えられています。
約5万9000平方メートルと広大な境内の中に、国宝の本堂、重要文化財の山門や経蔵など、見どころ多数です。
ゆっくりと見て散策を楽しみたいですね。
[国宝]
本堂
善光寺のご本尊が安置されている本堂は、国宝にも指定されています。また日本屈指の木造建築でもあります。敷地面積では、国宝建造物の中では、東大寺大仏殿、三十三間堂に次いで3番目の大きさを誇っています。横幅 約24m、奥行 約54m、高さ 約29m。
[重要文化財]
山門
どっしりと優美な構えを見せる山門は、1750年に建立された楼門です。正面には有名な「善光寺」の額が掲げられています。「鳩字の額」とも呼ばれ、鳩が五羽隠されています。2階を拝観することができます(有料)
[重要文化財]
仁王門
1918年建立。善光寺参りの入口にある仁王門です。仁王は仏敵からお寺を守っています。正面には阿形像・吽形像、背面には三宝荒神、三面大黒天が彫刻されています。高村光雲・米原雲海によって作られたこの仁王像は絶妙なバランスで製作されており、支えを用いずに立っています。
[重要文化財]
経堂
1759年建立。中には八角の輪蔵があり、その中には全てのお経を網羅した一切経が収められています。輪蔵回すと、中の総ての経典を読むことと同じ功徳を得るといわれています。重要文化財ですが、参拝者にこの輪蔵を回すことができます。
お土産選びも楽しい仲見世通り
善光寺は入り口から本堂まで石畳が敷き詰められており、約400メートルで、全部で7777枚あるそうです。
その途中の仁王門から山門までが仲見世通り。
お土産店が多数立ち並び、活気にあふれています。
八幡屋磯五郎の七味唐辛子や野沢菜など、信州の名物を探しましょう。
仲見世通りを北に進むと、源頼朝が乗った馬が蹄を穴に挟んでしまったと言われる駒返橋が見えてきます。
人気のお戒壇巡り
ぜひ体験したいのが「お戒壇巡り」。瑠璃壇の床下の真っ暗な回廊を手探りで歩きます。
回廊の途中に、ドアノブのような形をした“極楽の錠前”があり、これに触れると、極楽往生が約束されるといわれています。
真っ暗な回廊を手探りで歩きます。その距離45メートルほど。出口がまったく見えないため、思った以上に長く感じられます。
戻ってくると新たに“生まれ変わる”ことができるそうです。
七年に一度の盛儀
御開帳について
4月3日(日)〜6月29日(水)開催
善光寺の御本尊は、遠い昔、インドから中国へ。そして日本へ渡られています。
三國伝来の一光三尊阿弥陀如来さまです。
御本尊は現在秘仏とされて誰も目にすることができません。
鎌倉時代には源頼朝や北条家に、戦国時代には武田信玄や豊臣秀吉へ
渡ったこともあります。
御本尊は沢山の方に信仰され、色々なところに移されましたが
豊臣秀吉を最後に元の善光寺にまつられております。
この御本尊と同じお姿とされる前立本尊を公開するのが「御開帳」です。
阿弥陀如来の右手に結ばれた金糸は五色の糸となってのびてゆき
白い「善の綱」となって回向柱に結ばれます。
その回向柱に触れると、前立本尊とつながることとなります。
功徳が得られるそうです。
スケジュール
3月27日(日)
回向柱受入式
4月2日(土)
前立本尊御遷座式
4月3日(日)
開闢大法要
4月23日(土)
中日庭儀大法要
(浄土宗)
5月7日(土)
中日庭儀大法要
(天台宗)
6月12日(日)
ながの衹園祭
屋台巡行
6月29日(水)
結願大法要
6月30日(木)
前立本尊御還座式
善光寺と北向観音、両参りでご利益を
善光寺と合わせて、北向観音へのお参りもいかがでしょうか。
善光寺、北向観音どちらかだけをお参りすると片詣りと言われおり
両方をお詣りする、両参りが良いとされるようになりました。
北向観音の境内に縁結びのご利益があるという愛染カツラの大木や
愛染堂、温泉薬師堂など、小さいながら心惹かれるスポットが多いお寺です。
北向観音は、旅館花屋より徒歩5分です。
善光寺と北向観音、ふたつの名刹に両参りして、ご利益を授かる旅。