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楽天トラベルトップ > 札幌芸術の森美術館 フレデリック・バック展特集

 プレデリック・バック展  自然の素晴らしさ、大切さを作品を通して伝え続けるアーティスト、フレデリック・バックさん。彼の作品は私たちに、自然の力強さを教えてくれます。
自然環境を守るために、私たちにできることは何でしょう。この夏は自然を感じ、自然を知る旅に出かけませんか?プレデリック・バック展記念自然を感じる旅プランをチェック→

imgback ちょっと足をとめて、自然をかんじてみませんか?

上/「クラック!」原画1981年
左/「木を植えた男」1987年

「木を植えた男」1987年

「クラック!」原画1981年

1924年にフランスで生まれ、現在はカナダ在住のバックさん。愛犬と一緒に自然に囲まれた生活を送っています

ポートレート2010年

「クラック!」1981年

「みにくいアヒルの子」より1956年

ポートレート2010年

「クラック!」1981年

「みにくいアヒルの子」より1956年

バックさんは、高畑勲監督や宮崎駿監督がとっても尊敬するアーディストなのです!

ウサギの手紙02

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スタジオジブリの高畑勲監督と宮崎駿監督は、25年以上前にロサンゼルスで『クラック!』を見て、「物語とテーマ、そして表現が一致している」と、感動したんだって。通常のセルアニメーションでは、背景にキャラクターを馴染ませることは難しいけれど、一人で全カット手描きのアニメーションを作成したバックさんの手法では、それらが見事に調和していたんだ。その後、ときを経て、二人とバックさんの交流が始まるのだけれど、高畑監督は今も、バックさんを「我が師」と呼び、尊敬しているんだって。

バックさんから高畑勲監督への手紙。可愛いウサギのイラスト入り

ウサギの手紙02

世界のアニメーションを変えた「木を植えた男」とは…

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「木を植えた男」1987年

「青の京都」2008年

「木を植えた男」原画1987年

羊飼いのエルゼアール・ブッフィエは、たった一人で荒野に木を植え続けます。その無償の行為は、不毛の地を、緑と生命の輝きに満ち溢れた場所へと変貌させます…。フランス人作家、ジャン・ジオノ原作の「木を植えた男」に感銘を受けたバックさんが、5年半の歳月をかけ、2万枚に及ぶ作画作業の大半を一人でこなして作り上げた代表作です。撮影には、コンピュータ制御の撮影台を用い、より高度で複雑なカメラワークを駆使しています。この作品はアカデミー賞短編アニメーション部門を受賞し、その独特な手法は、世界中のアニメーターに驚きを与えました。また、この映画に感動した人々による、植樹活動が世界中に広がりました。

「木を植えた男」1987年

「青の京都」2008年

「木を植えた男」原画1987年

「崖の上のポニョ」や「となりの山田君」などの作品に影響を与えた独自の手法
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バックさんとの出会いに感銘を受けた後、高畑勲監督は、長編アニメーション『ホーホケキョ となりの山田くん』で、まるで水彩画のようなタッチで背景にキャラクターを馴染ませてみたんだって。また宮崎駿監督は、『崖の上のポニョ』で、CGを一切使わず、絵本の挿絵のような背景を用いたんだ。そして、手描きのアニメーション、それも、可能な限りたくさん動かすアニメーションにこだわって制作したんだって。

バックさんのアトリエには、膨大な量のスケッチがある ポートレート2010年

ポートレート2010年

btm