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香月秀之
1996年『不法滞在』(陣内孝則主演)で劇場映画デビュー。『9-NINE』『BACK STAGE』などの若者をリアルに描いた作品を撮るなど幅広いジャンルで活躍している。2007年には、本人原作の映画『yoriko 〜寄子〜』がモナコ国際映画祭にてベストオリジナルストーリーアワード(原作賞)を受賞。
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溝端淳平
第19回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを受賞。史上最多の40社よりオファーを受ける。映画・ドラマ『赤い糸』、『NECK』(10年8月公開)、ドラマ『BOSS』『ブザービート』、『新参者』(10年4月18日〜TBSにて放送)、舞台『NECK』などに出演。映画『赤い糸』では2009年度日本アカデミー賞新人賞も受賞。今後の活動に大きな注目が集まっている。
木南晴夏
第1回「ホリプロNEW STAR AUDITION」でグランプリを獲得してデビュー。その後、ドラマを中心に活躍。映画『20世紀少年』、ドラマ『銭ゲバ』などで幅広いキャラクターを演じ、その表現力が話題に。ドラマ『素直になれなくて』(10年4月〜CX)では東方神起ジェジュンの妹役である韓国人役に挑戦している。
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五十嵐隼士
2004年「第1回D-BOYSオーディション」に出場し、準グランプリを受賞。2006年『ウルトラマンメビウス』の主役、ヒビノ・ミライ役に抜擢され、その後テレビ・映画ともに大ヒットを記録した『ROOKIES』で人気沸騰。ドラマ『任侠ヘルパー』『泣かないと決めた日』などで注目を集めている。
大森絢音
2006年WOWOWの『神様から一言』でドラマデビュー。2007年『僕は妹に恋をする』の映画デビュー以降は、『252 生存者あり』(08)『禅 ZEN』(09)など多数の作品に出演し、『アマルフィ 女神の報酬』(09)では、誘拐された娘役でその才能を発揮した。今後の活躍が期待されている。
DAIGO 藤原竜也 本田博太郎
宮崎美子 隆 大介 嶋政宏 高島礼子(友情出演)
主題歌:東方神起 「With All My Heart 〜君が踊る、夏〜」
監督:香月秀之 脚本:香月秀之 松尾朝子 音楽:MOKU
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■特別協力
高知県 高知市
■協力
高知県観光コンベンション協会
高知市観光協会
よさこい祭振興会
がんの子供を守る会■企画協力
ほにや
■配給
東映株式会社
今から5年前、新平(溝端順平)は高知のよさこい祭りの実力派チーム「いちむじん」(土佐弁で一生懸命の意)の纏(まとい)だった。恋人の香織や、親友の司、優しい両親に囲まれながらも「将来はプロのカメラマンになりたい」という夢をかなえるため、地元を出ようと決めていた。
現在は東京でカメラマンを目指し、プロの高木四郎のアシスタントとして邁進する日々。だが、日々の仕事に忙殺されていく中で、新平は次第に自信を失っていく。そんなある日、突然母から「入院した」という連絡を受け、5年ぶりに帰郷することに・・・。
母の入院していた病院で、新平は高校時代の恋人・香織(木南晴夏)の妹であり、「一緒によさこい踊ろうな」と約束していた幼い少女・さくらと出会う。さくらは「発病してから5年以上生きた子はいない」といわれている難病を患っていて、この年の夏が、最後になるかもしれないと言われていた。そんな中、さくらはどうしてもよさこい祭りで踊りたいと父と香織に懇願する。発病する前に、新平と一緒に踊ろうと約束したことを、さくらは今も鮮明に覚えていたのだった。そしてそのことが、さくらの生きる支えになっていたことを実感する香織・・・。
「最後の夏になってもいい。さくら、踊りたい」
妹に生きていて欲しいからこそ、願いをかなえようと決心した香織は、5年前からずっと一人で抱え込んできた思いを新平に打ち明ける。
香織の話を聞き、最初は戸惑う新平。だがさくらや香織や司、そしてかつて自分を支えてくれていた人たちとの触れ合いを通じて、新平はさくらとの約束を果たすため、もう一度、この夏、踊ることを決意する。
司をはじめ、昔のメンバーも再結成し、練習に励む新平たち。そして祭りまでもう少しというとき、アシスタントの先輩・石黒から連絡があった。カメラマンの登竜門とされる賞に、新平が選ばれたというのだ。彼の秘蔵写真を見た高木が応募してくれていたのだ。だが授賞式は、祭りの当日。もし欠席した場合は、権利放棄とみなされ、受賞できなくなってしまうという・・・。
さくらとの約束か、それとも自分の夢か。
大舞台は、すぐそこまでやってきていた―――。
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1954(昭和29)年、高知県高知市で、戦後復興の町興しとして開催された祭り。日本の祭りの多くは神仏を祭る形で発展してきたが、よさこい祭りは人が中心の祭りとして発展してきた。
本場・高知のよさこい祭りにおけるルールは基本的には3つ。
1.鳴子を手に持つこと 2.よさこい鳴子踊りの曲を入れること。 3.前に進むこと
この3点を守ればよいという自由度の高さから、踊り子たちの振り付け、衣装や化粧、大音量で地方車から流れる楽曲の多彩なアレンジが広がり、元気と笑顔をふりまく踊り子たちと観客が一体になって楽しめる。そのエネルギッシュで活気のある雰囲気が多くのファンを魅了し、徐々に全国に広がり、今や大小含めて約200か所で様々な形で行われている。
高知では毎年8月9日が前夜祭、10日・11日が本祭、12日が後夜祭と全国大会という日程で開催している。